審美歯科

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ふるさと銀河線メモワール  その3(最終回) 陸別駅にて ②

久しぶりの銀河線の乗り心地を実感したのち、駅構内を見て回りました。

 

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ホームに止まる汽車。エンジン音が元気に唸っていました。電車には無い迫力!

 

 

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さて、跨線橋を渡って、向かいのホームに行ってみましょう!

木製の跨線橋内部は、なんとも懐かしい雰囲気。

 

 

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そこから見えた、陸別駅。車両が3両も見えますね。

 

この日は駅構内も自由に見て回ってよい、とのこと。(車両が走行しているレール付近は監視員の方がいて立ち入り禁止でしたが、それ以外は自由でした)

 

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通常では考えられない、こんな画像も撮ることができました。

 

 

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除雪車も開放されていました。こちらは走行はしていませんが、実際に見学者が運転席に座り、除雪の装置を操作することができました。

 

 

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ごらんのように駅構内の広い区間を自由に見て回れます。

陸別駅では思いのほか、たくさんのレールが交差し、分岐していました。

なんと陸別駅には1965年まで、「斗満森林鉄道」が乗り入れしており、そのため営林署関係の施設もある、拠点の駅だった、とのこと。通りで施設が充実していると思った。

 

で、そのたくさんのレールの一つをたどってみました。

 

 

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このレール。どこに行くのでしょうか?大分、駅から離れてきました。

 

 

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おや?何か見えてきましたね。あれはもしかして・・・・・・・。

 

 

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なんとターンテーブルではないですか!!!

これは鉄道ファンなら号泣せずにいられない!!

 

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ターンテーブルは、まさに「蒸気機関車」を象徴する存在。そしてこのターンテーブルが存在する駅は、蒸気機関車が複数乗り入れ、格納される、重要な駅であった証拠です。 北海道開拓の時代、陸別駅はこの地方の交通のみならず、産業の中心でもあったと教えてくれます。

しかしその後、蒸気機関車の衰勢とともに使用されなくなり、北海道でも姿を消していきました。

そして数年前に旭川駅構内にあったターンテーブルが、旭川駅建て替えのために撤去されてしまいました。その日は多くの鉄道ファンが駆けつけていました。

それ以来、北海道には完全な形でのターンテーブルは無くなった、と思っていたのですが・・・・。

 

これはまさに「遺産レベル」です!!今すぐ、「北海道遺産」に登録すべき、歴史の証人的な「史跡」です!!!

 

 

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ターンテーブルから戻ってくると、先ほどとは違った風景が。

どちらのホームにも車両が止まり、往時のにぎわいが戻ったかのよう。

 

 

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で、営業していた時代では考えられない、こんな構図も撮影が許されました。

これはあくまでも、陸別駅の、しかもイベントによって解放されたから実現した事であって、営業中の駅で実行すると罰せられまず。鉄道写真の撮影もマナーを守りましょう。

 

 

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もう一つのパッケージ列車。テツロウが手を振ってます。

 

 

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ホームに停車する列車。

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複数のホームに跨線橋、複雑に広がるレールの幾何学模様。

これだけでも十分「風景」となりますが、そこにディーゼル車の「ガラガラ声」のエンジン音や、線路の音、甲高いブレーキ音が聞こえると、まるで駅に命がよみがえったかのよう。

一度火が消えてしまった内燃機関が再び点火された、ような。「静止」していた体に新鮮な血液が流れ込み、温かさを取り戻した、ような。

「鉄道のある風景」は、音があると一層、楽しめると実感いたしました。

今回ご紹介した、「岡女堂駅」や「上利別駅」のほか、各地の旧駅舎のレールの無いホームに立ち、当時を想像するのも「鉄道風景」の楽しみではあります。

道路と違い、鉄路は「自然の風景」の中に溶け込むことができます。風景のどこかに鉄路があるだけで、どこか繁華街との繋がりを感じさせます。

そこに独特の「鉄道音」が加わることで、人々の生活感が感じられるようになります。まるで人が機械を動かして「鉄路のある風景」を動かしているような。からくり時計のように、ネジで巻くことで、その風景の色々なところに「動き」が与えられるような。

「鉄路のある風景」は決して「静止画」などではなく、「自然」と「人の手」によって再現される、動きのある風景画のように思えます。毎日定刻通りに運営される、壮大なからくり時計。

やはり鉄道の生きている風景はいいなあ。札幌のような都市の鉄道風景も良いのだけど、周囲が自然に溢れた中に小さく存在する鉄道風景もいい。

前者は人工物ばかりの中を、人工物である鉄道が走る、「機械文明」の景色。後者はともすれば永遠にそのままなのではないか、と思われる自然の風景に「動き」というアクセントを加える存在。

 

この日、陸別には、「産業革命」を連想させる機械音が響いていました。

十勝の山奥に、鉄道ファンにとっての「レールパーク」がありました。

 

 

数回にわたって「ふるさと銀河線」沿線の様子をご紹介してきました。

もちろんレールもすでにない部分ばかりなのですが、それでも鉄道の存在を感じました。
廃線になって生活も変わったと思いますが、銀河線を生々しく感じられて、うれしく思いました。

 

 

 

追記

今回のシリーズを、本日で廃線となるJR江差線に捧げます。

長い間、ご苦労様でした。