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稲葉イズムを忘れるな!!
- Date / 12月 22nd, 2015
- Category / 野球の話題
ついにこの日がやってきましたね。
プロ野球、開幕の日。
昨年、日本ハムは、それこそすべての力を出し切るくらい、最後の最後まで戦った末、終戦。
140試合以上も戦った先に、ようやく見えた日本シリーズへの扉は、そのまま遠ざかってしまいました。
シーズン中、パリーグを圧倒していたのはソフトバンクとオリックス。
ほんと、他の4球団を蹴散らしていましたね。
でもチームは生き物。9月にその2チームが相噛み合って疲弊する中、隆盛したのが我らが日本ハムでした。
そしてCSでは勢いが爆発!シーズン中、相手にされなかったオリックスを倒し、ソフトバンクを最後まで追い詰めました。
でも、あと1勝が足りなかった。その1勝は、ソフトバンクのアドバンテージ分、とも言えます。アドバンテージが無ければ日本ハムが優勝していたかもしれません。
しかし、その1勝は、シーズンを堂々と戦ったソフトバンクに与えられた正当な権利です。
1勝の差の中に、シーズンの両チームの戦いが凝縮されていました。
この1勝は、終盤の勢いだけでは乗り越えることのできない1勝でした。
長いシーズンの果てに、日本シリーズの扉を目前にしての敗戦に、選手はどう思ったのでしょうか?
やはり、シーズンを通して勝利し続けなければ、日本シリーズへの扉は開かれません。
ソフトバンク、オリックスの2強は更なる補強を行い、より強大なチームとなりました。
日本ハムも、昨年のままの戦いでは、早々に振り落とされてしまうでしょう。
しかし、昨年のCSにて、傍から見ていてもチームには確かに「稲葉イズム」がみなぎっていました。
選手全員が自分の勝利を確信して打席に入り、その通りの結果を出していました。
開幕直後はどこか頼りなげに見えたのは事実。チャンスでも相手のピッチャーに威圧されていたように思います。
ところがCSでは違っていました。
どの若手選手もチャンスの場面で「絶対になんとかしてくれる!」と、ファンに期待させる雰囲気を持っていました。「俺が決めてやる!」と言う力強い意思が、顔貌から伝わりました。
そして、あの鉄壁のオリックス、ソフトバンク救援陣に風穴を開けての勝利!
夏にけちょんけちょんにされた相手に対し、一寸の気おくれもみせませんでした。
たった3か月と言う短期間でソフトバンクとの圧倒的な差を埋め、特にCSに入ってからの急成長は目を見張るものがありました。ここ2,3年は相手にされないと思っていたのに!
この「自分が解決する」という力強い意志こそ、稲葉イズムそのもの!稲葉の引退は寂しく思えたものの、でも稲葉が持っていたものは確実に選手に伝わっているように思えました。
期待された場面、重圧のかかる場面、緊張の高まる場面で結果を出し、その先にある「最高の景色」を実現してきたのが稲葉。その景色がどれだけ爽快でしびれるものか!札幌ドームすべての視線と尊敬を集まることのできる、自分だけの舞台!
チームが勝つこと、自分がその主役になること。チームの目標と個人の願望、一見、相反する2つの事を同時に成し遂げることこそ、稲葉イズムの真骨頂!
CSで多くの若手選手が見た景色こそ、稲葉が長年、見続けてきた景色。
CSで稲葉が見てきた景色を自分自身で再現した、という事実を思い出せば、もはや稲葉がいなくても大丈夫。
これまでの「稲葉じゃなければ解決できない場面」は、CSでの個人的な勝負所に勝利してきた選手たちによって、ことごとく解決されると、信じています!!
長いシーズンの間に迷った時、低迷した時こそ、あのCSで自分たちで再現した異常な昂揚感を思い出すべき!
一度、体に刻まれた稲葉イズムが、苦しい時に必ずどこからか湧いてくるはず。経験こそ、最大の要素。
今シーズンの最後に、チームがどのような景色をファンに見せてくれるのか、今から楽しみです。