審美歯科

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ここから先の一歩(2015年7月2日)

西武との3連戦の最後に勝利し、3連敗を免れた日本ハム。

最悪の事態は避けられました。

気が付けばこの時、まさに中間地点。

スタートからもゴールからも遠い時期。

ソフトバンクが快走する中、自分たちは前に進むか、満足するか。

 

 

 

2015年7月2日 日本ハム8-4オリックス

 

 

 

 

最近、栗山監督の評価が上昇しているとのこと。

何でも、客観的な分析をすると、日本ハムの戦力でこの位置をキープしているのは信じがたい、とのこと。

多くが、その原因に「栗山監督の采配」を挙げているそうです。

確かにパリーグはおろか、12球団でも選手層が抜きんでているソフトバンクはもちろんのこと、長距離、中距離、安打製造機をズラリと並べる西武打線にも、ぱっと見の成績ならば劣るかもしれない。

しかし選手個人の適性と、それをうまく生かすよう心がければ、十分、伍していける、ということが証明されていますね。

そして昨日。

この2週間ほど、なんとなく暗いムードが漂っていました。

でも、ここに来て1週間近くも日程が空く事態に!

 

どうだい?気持ちは落ち着いたかい?

ここまでは十分やってきた。後ろを見れば、実は結構な距離を歩いていてきたことがわかります。

しかしまだ先も長い。今は本当に中間点。
高校時代に「強行遠足」という、生徒にひどく評判の悪い伝統行事がありました。

なんと72キロも走らされる。もちろん走れるわけないので歩くのですけどね。
まだ陽も上らない、早朝に出発し、2つ隣の町まで歩き、帰る、というもの。

まあ、苦痛以外の何物でもない。
その72キロの内、自分が最も辛いと感じたのが折り返しの置戸町に着いたとき。

まあ、軽い食べ物なんかも置いてあるわけです。

で、休みながら考えてみると、北見から36キロ近くも来たんだなあ、と実感。ここまでもかなりつらかった記憶しかないです。

何がつらいって、疲れた、とか、体が痛い、がつらいのではない。ひたすら同じ風景が続くことが一番辛かった!

都会のマラソンコースみたいに景色がさまざまに変化するわけではありません。

一度、本州で似た行事をやっている高校から、交流事業の名目で、生徒が強行遠足に参加したことがります。

その高校は山梨県の高校で、なんと100キロを超える距離を走る(歩く?)、とのこと。こっちより長いじゃん!!

その100キロ越えの大会の優勝者を招いていました。

で、結果ですが、当然、優勝候補であったのに、なんと予想よりも低い順位。「上位」ともいえない順位。中盤から上、という成績に終わっていました。

なんでも向こうのコースは山道も走ったり、景色も変化するのだけど、こっちのコースは一面、開けた畑風景が広がっていて、全然、風景に変化がないので、それが一番つらかった、とのこと。

おそらく、運動神経とか体力では参加者の中でもトップであったと思います。それでもひたすら続く単調な景色に影響されたんだなあ、と。

実際、一番つらいのがそれ。変わり映えの無い景色が延々と続く。しかも徒歩だから全然近づいてこない。遠くのある地点に目標を定めて歩き、ようやくそこにたどり着いても、その先にまた、ひたすら果てしない景色が広がる、という具合。

もうね、ほんと、嫌になる。

「あの坂の先に何かあるだろう」と期待して登ってみたら、そこからだだっ広い畑の風景を見ることになったときの絶望感!

自分の強行遠足の記憶は、あのひたすら続く、単調な景色、です。
で、置戸で「半分まで来た」という安堵とともにこれまでの行程を振り返るのですが、なんとかここまで来た、と思うのですが。

そこで「まだこれでも半分なんだ」と思った時、一気に心が暗くなります。

三蔵法師の一行じゃないけども、あんな苦行ともいえる行脚を、これから同じだけやらないとならないのか!

この辛さ、どうも文化系とか、体育会系とかの区別は関係ないらしいです。

運動神経のある人でも、かなりつらいらしい。
ここで、選択が迫られるわけです。

各休憩所にはバスが止まっているんです。

リタイア者用のバスです。中は結構、快適だそうで、それに乗れば北見まで良い思いをして帰ることができます。

あれに乗って、クーラーを受けながら気分よく北見に返るか。

バスには色々な生徒が乗っています。鼻からやる気のない生徒は早々と「バスに乗る」ということを目標にしているし、体育会系でも乗っている生徒がいました。どうも運動神経は関係ないらしいです。気合、根性とも違う気がする。

ここでバスに乗らずに先を続ける、というのは、なんとも言えない「物好き」の極致に至っているとしか思えない。

だって、そんなことをやって、何の意味があります?そんな話を聞かされたって、楽しいと思う人なんていると思えません。

自分は今まで、身内以外には強行遠足の話をしたことがありません。少なくとも歯科医になってからは、一切口にしていません。当然自慢になんかしません。するとしたら「こんなバカな行事があった」と、笑い話でいうでしょう。

この一日だけで、何か得るものがあるでしょうか?いくら成長が著しい10代だからって、72キロを歩いただけで劇的なパワーアップがあるはずがない。
冷静になればなるほど、これまでの苦行と同じことが延々と続く、残りの36キロを歩く理由なんて見当たらなくなります。

もう、何度もバスに乗ってやろうか、と思ったことか。結構、多くの人数がリタイアしているのだから、笑われるという事も無いし。

 

でも、なぜか足は置戸を離れるのです(苦笑)。

怖いんですよ。ここでリタイアしてしまったら、結局、これまでの36キロ歩いてきた意味が無くなってしまう。記録には「リタイア」となるのなら、それこそ最初の関門でリタイアするのと同じ。36キロも辛い思いをする必要なんてないですし。
ちなみにゴールした先に待っているのは、「完走」という記録と、完走記念のピンバッジのみ。たかだか紙に「完走」と書かれるだけ。たかだかバッジという「モノ」がもらえるだけ。でも一応、それまでの辛い思いを形にして残すことができる。

関係の無い人から見れば、お金をもらえるわけでもない、ただそれだけのため。

それでも、ここまでの苦労が何も残らない、というのが納得いかないのです。

36キロを歩いた時点で、後に残るのが徒労感だけ、なんて、あまりにもむなしすぎる。

で、これまでの36キロを無駄にしないために、その先の36キロを歩くことになるんですよね。

もうね、どこかおかしい感覚になっていると思う。

「効率的な考えの人」「頭の良い人」から見れば、そんな意味のないことをやる間に勉強とか、充実することをやるべき、と思うかもしれないし、きっとそれが正しいのでしょう。

それでも、スタート地点から36キロまで達した休憩所では、これまでの36キロが無駄になることの方が、受け入れがたい心境になってしまうのです。

もう、すでに足も痛くなっています。日差しを浴びて首の裏側が痛くなっているし、汗で着ているものも臭いし。

とてもベストコンディションなんかじゃないし、正直、歩き始めてもこの先どうなってしまうのか、不安になるのだけど、ゴールに向かうのですよね。

もう、どこかおかしくなっているとしか思えません。

 

で、ここからゴールへの道のりがさらにしんどい!午後の日差しになって気温も上昇。背中はじりじりするし。ひたすらちょっと先で揺れている、道路のアスファルトから立ち上る陽炎を追いかけていました。
そしてようやくゴールが見えてくるころには、まともに歩けません。一歩歩くごとに足が痛む(苦笑)。一年目は足を引きずっていました。
背中やわき腹も痛むし。

 

で、ゴールで「完走」のハンコをもらったときの気持ち!おかしな心境になっているから、本人にしかわからないと思います。

「完走」の記録のある紙も、記念バッジも関係の無い人から見れば、ただそれだけのもの。

全く価値なんてありませんが、本人にとっては、そのバッジを見ると、強い陽光と一面の畑が広がっていた、あの初秋の景色が思い浮かびます。
完走しなければ、何も残らないところでした。

 

 

今年の栗山監督の自身のスローガンは「狂」だそうで。

すでにチームは満身創痍。ソフトバンクはどんどん強くなっているし、西武も調子を上げている。

多くの意見にあるように、勝ち目のない戦いの真っ最中なのかもしれません。

今の状況から見れば、ここで安堵しても、おそらくシーズン終了まで3位で終わることができるでしょう。そして何よりも、優勝を狙って戦ったところで、結果は一生懸命やらない場合と同じ、3位なのかもしれないし。それならあまり無理しないほうがいい、という「効率的」な発想もできますし。

 

でもそれじゃあ、ここまで首位争いをやってきた意味が無くなってしまう。記録には「優勝争いをした」なんて記載はされません。シーズン終了時の勝敗数だけが後世に受け継がれる。そんな無意味なことのために、ここまでやってきたのだろうか。

 

すでにソフトバンクの背中が遠ざかり始めた今、この先、頑張っても得るものは無いのかもしれません。

ここから先、シーズン後半の道のりを歩くかどうか、は、自分で決めるしかないです。頑張るならば、応援します!

 

でも、もし、歩くと決めたなら、「狂」ことを恐れずに。

 

 

 

2015年12月追記

文脈から体育会系への揶揄と誤解と、受けてしまうかもしれませんが、自分が言いたいことはそこにはありません。
72キロもの距離になると、色々とおかしくなる、ということ。時間自体は北海道マラソンなどのマラソン大会に比べてユルユルだと思います。

なんで自分のような文化系でたいして根性も無いような奴が、ゴールできたのか、いまだによくわからないのです。
3年間、ゴールした、と言っても優越感も沸き起こってこないし。結局、何かおかしくなっていた、としか思えず。