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煽れ、実況!握れ、寿司!!(2015年10月11日)
- Date / 12月 29th, 2015
- Category / 野球の話題
すでに疲労が極に達していた日本ハム。
対ロッテ戦の連敗は5に。
この試合、強かった日本ハム、が目を覚まします!
しかしそれは、満身創痍のチームが、最後に見せた意地、でした。
2015年10月11日 日本ハム4-2ロッテ
瀬戸際に追い詰められた日本ハム。
シーズン中からの連敗も相まって、ロッテがとてつもなく巨大に見えます。
でも、ここで終われるか?
一年間、戦って来て簡単に連敗して終われるか?
何よりも、玄界灘を見ずして終われるか?
果たしてどんな結末が待っているのか?ついにCS2戦目が始まります。
しかしメンドーサがいきなり失点!しかもロッテにとって、非常にいい形!
あまりにも流れるような、無理のない先制点によって、ロッテが鮮やかに主導権をゲット!
そしてこの1点は、どん底のチーム状態にある日本ハムに、消えない烙印のように重くのしかかります。
5回まで、この1点が試合を支配。シーズン中の、「方程式」を自在に操ることのできた時期なら問題ない点差なのに、今のチームには非常に高い壁に見えてくる。
つくづくチームは生き物である、と痛感させられます。
しかし5回、この沈鬱なチームの空気を吹き飛ばす力のある男が登場します。
そう、我らがKYボーイ、杉谷だ!!
今年、何度、この選手のおかげで試合の空気を変えることができたことか。
レギュラーでこそないものの、この選手の存在感は、レギュラー以上に大きい。
しかし空気を読まないことに定評のある杉谷選手でも、この場面の空気を読まないことはできるのか?
なんせこの時の「空気の悪さ」は、1試合の中だけで形成されたものではありません。
シーズン最終盤の連敗、しかもロッテ相手の4連敗、昨日の大敗から成り立っているもの。
大谷をもってしても変えることができなかった、かつてない空気の悪さを、杉谷は変えることができるのか?
頼む、杉谷!今年一番のKY(空気読まない)を見せてくれ!!!
そんな球場に充満する「杉谷、空気を読むな!」というファンの空気を、なんと杉谷は見事に読んだ!!
試合の空気を確実に変える、見事なヒット!!好投を続けるチェンを前に、ついにノーアウトのランナーを出すことに成功!!
すごいよ、杉谷選手!あんた、確実に何か持ってるよ!!
そしてこの杉谷の「KYヒット」を足掛かりに、ついに同点に成功!
・・・ただ、すぐに1点を取られて、振り出しに戻ってしまうのだけど、杉谷の空気を読まない力はそんなことでは終わらなかった!!!
いよいよ「END」が見えてきた8回ウラ、田中が四球で出塁。
中田がアウトながらもホームラン性の当たりを見せます。
何か、ある!この回、きっと何かある!!
ファンに何かを期待させる状況。
そして近藤が見事なヒット!!魂の激走は悪送球を呼び、1アウト1塁3塁!!
ついに日本ハムが自力で勝利への扉をこじ開けた!!
バッターはレアード!
彼もある意味、非常にKYな存在ではあります。なんせ数字上の成績だけで判断する相手チームの期待を裏切ってばかり!ソフトバンクにも容赦のない「KY砲」の存在に、終盤のパリーグチームは戦慄したはず。
そのレアード、見事なセンター越えのヒット!!!!
凄いよレアード!!ありがとうレアード!!今度お寿司奢るよ(なごやか亭にて、10皿まで限定)!!
ついに火を噴いた日本ハム自慢のつながり。
次に登場したのはあの男!!
ばっちり空気を読む男、矢野!!
チームに加入後、彼は多くの場面でチームの期待に応える活躍を見せてくれています。
いやでも盛り上がらざるを得ない状況!!
なのにテレビの実況アナウンサーがやけに冷静じゃないか!!
おいおい、チームも球場のファンもお茶の間も、みんな最高潮に達しているのに、なんであなただけそんなに冷静?
NHKの夏の甲子園の実況じゃないんだから!!
いや、今じゃあNHKでも朝の番組で、結構キワドイ特集を生放送する時代だよ!
・・・余談ですが、NHKでキワドイ内容とか、セクシーな番組を放送するのは、なんとも違和感がありますね。個人的には親から下ネタを話されるような感じで気持ち悪いのです。一つくらい、ガッチガチに「お硬い」テレビ局があってもいいのではないか、と思ってしまう今日この頃。
打席に立つことで、今日の放送業界の問題点まで浮き彫りにしてしまった男、矢野。
すると実況も徐々に白熱してきた!そうさ、この場面で盛り上げなくてどーすんの!もっと煽って煽って煽りまくれ!!
そしてついに最高潮に達した期待感!!あの時、チームとファン(と実況の人)の気持ちは一つになった!!!
そしてそしてその熱気に応え、矢野が見事なタイムリー!!ついに逆転に成功!!
これだよ、これこそ去年のクライマックスシリーズで見た稲葉イズムだよ!!
日本ハムが、漢(おとこ)・矢野の活躍でロッテの壁に風穴を開けた!
このレアード、矢野、そして杉谷という、最も相手チームが計算できないバッターをズラリと並べた栗山采配。
運命を天に任せたかのようなその判断に、頭が下がります。崖っぷちに追い詰められたこの試合で、こんな打線を組む勇気を持っているとは。
そして9回、「方程式」の最後の締め、増井が抑えてゲームセット!
ついにロッテの幻影を振り払ったぞ!
あの5回の杉谷のヒットは、試合の流れだけではなく、シリーズの主導権、チームの勢い、そして監督・選手・ファンの運命をも変える一打となりました。
どうだソフトバンク、ウチにはスゴイジョーカーがあるんだぞ!!
そしていよいよ最終戦へ。
今シーズンを終えるのか、自分たちの運命を切り開くのか。
もう一度言おう。
玄界灘を見ずして今年を終えることできようか!!!
かの地にて、ソフトバンクが力を持てあまして待ってるぞ!!