審美歯科

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★歯と口の健康週間 特別企画★ アンパンマンと歯医者さん

子供たちに根強い人気のある、我らがヒーロー、アンパンマン!

なんと一才のお子さんも、言葉は上手く話せなくても、アンパンマンの顔はわかるらしく、アンパンマンの似顔絵を見ると無言で指差し、笑顔になります。一生懸命「あんあんあん」(院長訳:「あんぱんまん」)と口にする場面も多く見かけました。

これが仮面ライダーやプリキュアでは反応がありません。

なぜ、アンパンマンはそこまで小さいお子さんにも人気があるのでしょうか?

ドラえもんと同じように、丸い顔が受け入れやすいのでしょうか?

さて、そのアンパンマンですが、よく歯科医院で見かける機会が多いのではないでしょうか?
どの歯科医院でも、どこかにアンパンマンの絵が飾られていることが多いと思います。

やはり、「バイキンマン」の存在が大きいように思います。

お子さんの治療中、「ムシバキンをやっつけているよ~」と、お子さんに語りかける歯医者さんを見かけませんか?

子どもたちに、細菌が虫歯を作る、ということを知ってもらうのに、子供たちに認知度の高いアンパンマンの、「アンパンマン VS バイキンマン」という構図はとても役立ちます。アンパンマンがメジャーになる前までは、紙芝居などで、つるはしを持ったムシバ菌が、「安全第一」と書かれた工事用ヘルメットをかぶりながら一生懸命、歯に穴を掘っている、「工事現場」のイメージが良く使用されていました。

色々な意味で、アンパンマンは今や歯科医院には欠かせないものになりつつあると思います。

今回、歯と口の健康週間に合わせて、歯に関するアンパンマンの作品を本棚に納めてみました。ご紹介します。

 

1、アンパンマン と はみがきまん       やなせ たかし      フレーベル館

ある朝、パン工場の前では、いつものようにジャムおじさんとバタ子さんが歯みがきしていました。
そこへ、大きな歯ブラシを片手に歯みがきマンがやってきました。どうやら森の中で虫歯が流行っている様子。
アンパンマンも同行し、早速、森へ向かいます。
すると、カバお君が「歯が痛いよ~」と泣いています。
すぐに かばおくん の歯を磨いてあげる歯みがきマン。痛みは治まりました。
「歯みがきマンにもらった歯ブラシを使ったら痛くなった」と 汚い歯ブラシを見せたカバお君。はみがきまん はそんな歯ブラシをあげた覚えはありません。さらに森に分け入る はみがきマン と アンパンマン。そこで二人が見たものは、、、、、、、!!

本当は作中のように、歯を磨いただけで痛みが無くなる、ということはないのですが、そこは子供向けということでご愛嬌。
かばおくん の痛々しい絵が印象的。

 

2、アンパンマン と ムシバラス      やなせたかし     フレーベル館

ある日、アンパンマンが空を飛んでいると、森から泣き声が聞こえてきました。
早速向かう、アンパンマン。そこには池の中で泣いているカバ君(カバおくん とは別人)の姿が!
いつものように自分の顔をあげて泣くのを止めようとするアンパンマンですが、今回は泣き止みません。
そこへ、さっきも登場した はみがきまん が登場!カバ君のお口の中を歯磨きします。するとカバ君は泣き止みました。どうやら虫歯が原因だったようです。得心したアンパンマンは、はみがきまん と一緒に空を飛びます。
するとそこへ、巨大化したバイキンマンがあらわれました!!さすがの大きさに戸惑うアンパンマンと はみがきまん。
しかし、突然、バイキンマンは転倒、転がりながら激しく痛がります。
訝しる二人の前に、バイキンマンの口の中から黄色い妖怪が出てきました。
「このムシバラスがバイキンマンの口の中をむし歯だらけにしてやったぞ!!」
黄色い妖怪の正体はムシバ菌のムシバラス。なんとバイキンマンの口の中の歯を虫歯にしてしまいました。
アンパンマンと はぶらしまん は、早速、歯ブラシを使ってムシバラスを退治し始めます。しかし、ムシバラスは数を増やし、なかなか減りません。
二人の努力で少なくなったムシバラスは、バイキンマンの口の中に逃げ込みます。どうやらムシ歯の穴の中に逃げ込んで隠れようとした様子。
でも、アンパンマンと はみがきまん は隠れたムシバラスも残らず退治。
ついにバイキンマンのお口の中をきれいにします。
すると、むし歯が治った反面、清潔になってしまったためか、バイキンマンは突如縮小!リスくらいの大きさにしぼんでしまいます。
小さくなってしまったので、逃げ出すバイキンマン。しかし、最後には、さっきのカバ君の下敷きになってしまいました。

 

ムシバラス、という名前をご存知でしょうか?名前だとイマイチわからないかもしれないですね。

 

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こちら。歯磨き粉や歯ブラシのCMで、一度は見たことがあるのではないでしょうか?

こちらは、ライオン社が作り出したキャラクターです。

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悪そうな目をしていますね。口の中も、ムシバ菌だけあって、むし歯だらけ。でも、なぜか憎めないから不思議。

このムシバラスとアンパンマンのコラボレーション作品です。

しかし、皮肉なもので、ムシバ菌が減ると、バイキンマンも小さくなってしまう。世の中の二律背反を子供に教えてくれます。
でも、ある意味、筋が通ってもいます。
ムシバ菌というと、むし歯しか関係が無いように思えますが、細菌同士のつながりは密なもので、最初はムシバ菌が少なくても、他の悪玉菌が多いと、ムシバ菌も増えやすくなります。
随分前になりますが、歯周病菌が増えるとムシバ菌が増えやすくなり、ムシバ菌が増えると歯周病菌が増えやすくなる、とお話ししました。そういえば一年前の「歯の衛生週間 特別企画」に、細菌同士のコミュニケーションをお話ししましたが、その時に出てきた色々な細菌が集まって形成している「バイオフィルム」は、まさに細菌の共同体。
バイオフィルムができると色々な菌が増えやすくなります。
ちょっと飛躍した見方になりますが、そう考えるとバイキンマンは「バイオフィルム」そのもの、と言えるかもしれませんね。

 

さて、毎年、歯の衛生週間では、最寄りの動物園にて、カバの口を使っての「ハミガキショー」が開かれます。大きな歯ブラシでカバの歯を磨く、というもの。
今回、調べてみたのですが、野生のカバでは、歯に残った食べかすは、小鳥が食べて取り去っているようです。カバにとってはハミガキになるし、小鳥も食料が手に入る。共存関係が成立しているらしい、とのこと。
また、カバには歯周病菌はいないそうです。なんでも、動物では人間と犬にしか歯周病菌は存在しないそうです。

 

 

3、歯科詩集     やなせたかし     かまくら春秋社

こちらはアンパンマンの生みの親、やなせたかし氏が詠んだ、歯にまつわる詩を集めた詩集です。
歯について感じたことを、やなせさんのイラストとともに紹介しています。
全て大人からお子さんでもわかる内容ですので、ぜひ、手にしてみてください。

 

以上、歯に関係するアンパンマンのお話を用意してみました。

以前、アンパンマンが有名になって以来、歯科とお子さんの距離が近くなった、と聞いたことがあります。

アンパンマンが、バイキンの代表、バイキンマンに立ち向かう、というお話が、お子さんにとっても、自分がアンパンマンになって、ムシバ菌と対決する、という風に置き換え安いのは事実。そういう意味で、アンパンマンの存在って大きいと実感します。