審美歯科

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本棚通信 マンガ本の御紹介 ③ 藤子不二雄の世界

日本の漫画の巨匠、というと、様々な名前が出てくると思います。

手塚治虫は誰もが挙げるビッグネーム。先ほどご紹介した宮崎駿も今では国際的に有名な方。

そして「藤子不二雄」の名前も、全ての人が「マンガの巨匠」と認める存在と思います。
「ドラえもん」は40年以上も前から子供たちの人気者。他にも「パーマン」や「オバケのQ太郎」など、面白い作品がいっぱい!!「忍者ハットリくん」はインドでリメイクまでされました。

院長がかつて一度だけ行ったことのあるローマでも、午後五時にテレビをつけるとドラえもんがやっていました。もちろんイタリア語の吹替え版ですが。

日本のアニメ、漫画を世界的なものにした存在と行っても決して過言ではありません。

 

そして藤子不二雄の作品には、「SF」や「科学」が溢れていた!

 

この前、下町ロケットを見て、久しぶりに子供のころに持っていた「科学」や「技術」への憧れを思い出してしまいまして。
自分の小さい頃、「科学」は「なんでも実現できる技術」であり、科学の発展の先には夢のような世界がある、と思っていました。手塚治虫や藤子不二雄が描く未来の都市からは、希望が溢れていました。

思えば、ドラえもんは、ギャグ漫画ながらも、「科学」の存在を身近に感じさせてくれていたように思います。とても入りやすい科学への扉だったのかもしれませんね。

今の子供達って、科学に対して、自分たちがかつて持っていたのと同じ憧れを持っているのでしょうか?
思うのだけど、最近のSFマンガはマニアック過ぎるのでは?

いきなりエヴァンゲリオンを見たら、科学への憧れを抱くようになるとも思えず。

もう、自分たちの子どもの頃と違って、SF世界を描くことが当たり前になってしまったようです。

でも、下町ロケットを見て、やっぱり子供達にも科学への憧憬や、好奇心をもってもらいたいなあ、と思いました。成績ばかりが話題になるけども、本当は勉強は、もっと素晴らしいことを実現するためにやるんだ、と。

開業時、お子さんたちに、科学へ興味を持ってもらう端緒になれば、と、藤子不二雄のSF作品を本棚に納めました。

でも、お子さんたちばかりではないです。昔、「コペル21」を読んでいた大人たちも読んでみると面白い!

 

 

2、T・Pぼん   藤子・F・不二雄

ワンピースのところでスピルバーグに触れましたが、スピルバーグの数ある名作の中には、あの「バックトゥー・ザ・フューチャー」もあります。タイムトラベルの面白さを十二分に駆使したそのストーリーは、そのあと何度も他の作品でマネされました。
時間旅行、もまた想像力をかきたてるテーマですね。

そんなテーマに、藤子不二雄も魅了され、多くの作品を残しています。それこそドラえもんで有名なタイムマシンなどは、その表れかもしれません。
今回、本棚に納めた「T・Pぼん」は、巨匠がタイムトラベルを楽しんでいるのが表れている作品。ある日突然、タイムパトロールに任命された平凡な少年の平凡ではない日常。その舞台は洋の東西を問いません。古代ギリシャでマラトンを助けるほか、、クレタ島の迷宮伝説、第二次大戦下の南洋の日本軍、西遊記の舞台で三蔵法師を助けたり、ドラキュラ伝説、マヤ文明、平家の落ち武者伝説、アメリカ南北戦争、と、あらゆる地域のあらゆる歴史的な場面に立ち会います。

どのお話を見ても感心してしまうのが、いろんな歴史的な事件も面白くて感じ入ってしまうお話しになっているところ。このあたりは、科学や歴史が好きで、想像力あふれる巨匠にとってはお手の物なのでしょう。

こちらは歴史を堅苦しくなく楽しめます。小さいお子さんで、これから歴史の授業が始まる子もいるでしょう。小学高学年や中学生でも、一度習った歴史の場面が扱われていると、あらためて興味をそそられることでしょう。

大人でも歴史といえば面倒くさい年号暗記や、ナントカ文化の丸覚え、が思い出されることでしょう。でも、この作品は、歴史とは「お勉強」のためのもの、ではなく娯楽溢れるたのしいモノ、と気付かせてくれます。是非、手に取ってみてください。

 

 

 

2、征地球論   藤子・F・不二雄

ハリーポッターが世界的な人気を博していますが、日本にも「ドラえもん」という、強力なファンタジー作品があります。どっちも夢の溢れるファンタジー。でも、ハリーポッターが魔法を駆使して「あんなこといいな、できたらいいな」を実現するのに対し、ドラえもんは科学の力で実現する。イギリスと日本、両国の国柄を象徴しているような気がいたします。

自分が小さいころから藤子不二雄の漫画は身近にありました。そして、いろんな影響を受けました。

大人でも、現在、興味を持っているもの、あるいは深いところまで極めてしまった趣味、などでも、きっかけは偶然だったり、ささやかなものだったりしませんか?今は随分とその分野に詳しくなってしまったけど、最初の最初の入り口はとても入りやすく、簡単なものだったのではないでしょうか?ラジコンづくりが高じて自動車会社に就職した人や、鉄道にあこがれて鉄道会社に進んだ人、絵が好きでそれを仕事になさっている方。男女問わず幼少期のささいな「きっかけ」が、今の自分を形成していることって、多いと思います。

藤子不二雄の漫画には、科学や物理学、SFがてんこ盛り。それも子供がとても自然に理解できるようにきわめてシンプルかつ簡潔。でも、どれも奥深いストーリーばかり。
自分の小さいころ、藤子不二雄は子供が科学に親しむための、ごくごく親しみやすい扉であった気がします。
タイムトラベルを扱った話や、ワープについての事、ウラシマ効果を駆使した恋愛ストーリー、等、藤子不二雄の作品は科学を基調としたお話が多いですね。

今回、藤子・F・不二雄原作のSF短編集「征地球論」を本棚に収めました。
地球を乗っ取るべく、連日激論を交わす愛嬌溢れる宇宙人のお話、不思議なカメラのお話、ある日からスーパーマンになってしまった男の悲哀、パラレルワールドで違う人生を生きている自分と入れ替わるお話、など、とてもユニークかつオリジナリティあふれるものばかり。そして、根底には巨匠の科学への憧憬がうかがえます。

お子さんが、診療を待っている間にこの本を読んで、科学に対しての親しみを感じてくれたら幸いに思います。