審美歯科

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札幌100景  夏の赤レンガ道庁

昨年夏、院長は札幌中心部を散歩しました。

本当は昨年中に記事にしようと思っていたのですが、忙しくなってしまい、掲載できませんでした。

先日、昨夏に回った同じ建物を見てきたので、今回、夏と冬の姿を同時にご覧いただこうと考えた次第。

 

「観光するところが何もない」と言われる札幌中心部。

しかしそれは本当でしょうか?

札幌駅と大通駅の間の距離はほんの少しですが、この間には北海道の開拓の歴史、ひいては開国直後の日本がどのような状況にあったのか、知ることのできる「史跡」があります。

 

まずは真夏の道庁赤レンガ。

 

 

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さてまずは真夏の札幌駅前から大通りを望んだ画像。空が異様にまぶしいですね。

 

 

 

 

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そして札幌駅から歩いて5~6分のところにある赤レンガ道庁に到着。

 

 

 

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東京駅の駅舎が有名ですが、こちらの建物もなかなか趣がありますね。

赤レンガ道庁の名前で親しまれていますが、正式名称は「北海道庁旧本庁舎」。1888年に建設されました。

有名な「北海道開拓使」は、その3年前に廃止されています。この建物が完成した時、すでに「北海道庁」として内務省管轄の行政機関となっていました。

 

それでは中に入ってみましょう!!

 

 

 

 

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入り口前にある立派な階段。重々しいですね。

 

 

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の館内の様子。西洋の香りを感じます。「和風」はあまり感じませんね。

 

 

 

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2回の様子。外国人の観光客も多めでした。

 

 

 

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2階には北方領土をテーマにした部屋があります。エトロフって、現在の漢字と違うんですね。

 

 

 

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お?なんかあるぞ!

 

 

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1855年に締結された「日露通好条約」の条文の複製でした。

この「日露通好条約」は、「日米和親条約」に続いて下田にて結ばれた条約で、日本とロシアの「国境」について、千島列島では択捉島とウルップ島を境とし、樺太は「日露雑居の地」として国境を設けないことが確認されました。
この時に国境を設けないとされた樺太ですが、後にロシア人が増加。樺太がロシア領になってしまうことが危惧されました。なんせ当時はロシアは開国間もない日本に迫る「欧米列強」の一角。日本政府の心配は高まっていました。樺太での主導権を握るためにも北海道の開拓が重要とされ、開拓が促されました。

 

で、この事は道内の他の地域にも波及していくことになるのです。

旭川では「北京」建設計画が立てられてロシアへの備えとし、また網走でも開発が急務とされて網走監獄の囚人を使役していました。

北海道の開拓を知ることは、当時の日ロ関係を知ることと同じ、ひいては植民地主義が支配する当時の国際情勢において、日本がどのように進んだのか、知ることにもつながります。

 

 

 

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もう一つ、条約がありました。

 

 

 

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1875年にこれは締結された、「樺太千島交換条約」。

上気のように、日露通好条約締結後、ロシアの樺太開発が本格化してロシア人が増えることを危惧した徳川幕府は、まずは樺太を中央で分割することをロシアに提案しますが、これにロシアは同調しません。徳川幕府もロシアに競うように本土から樺太への移民を行います。

で、現地は日本人、ロシア人、アイヌ人による争いも起こり、国際的な紛争地となっていきました。

そう、この時点ですでに日本と欧米列強のロシアとは接触し、紛争が始まっていたのでした。

徳川幕府が滅亡し、明治新政府となった後も、引き続き、樺太の領有問題が重視されます。

ただ、発足間もなく、財政的余裕のない新政府にとって北海道と、北海道以上に広大な樺太の、両方を同時に開発する余裕はなく、政府内では黒田清隆の「北海道の開拓に注力すべき」という意見が支配的となりました。

そして1874年3月、日本政府は榎本武明を全権大使としてロシアのサンクトペテルブルグに派遣。

樺太をロシア領とするかわりにウルップ島以北の千島列島を日本領とする「樺太千島交換条約」が締結されます。

 

 

 

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今度は館内の廊下にある絵画。

 

 

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明治天皇が札幌を行幸されたときの模様、とのこと。

 

 

 

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こちらは何やら会議の様子。

 

 

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北海道開拓について議論する明治政府首脳の様子のようです。

ちなみに札幌ではなく、東京にあった開拓使の出張所での一コマ。

 

 

 

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じゃあこっちは?察しの良い人ならわかるかも。

 

 

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北海道開拓の父とも呼ばれる、クラーク博士が、恵庭にて生徒たちと別れる時の様子。

クラーク博士は後ほど、時計台のところでもご登場いただきます。

 

 

 

なんだかまたまた長くなってしまいました。続きます。