審美歯科

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さようなら札幌市営地下鉄3000系(2012年3月4日)

お別れするのは地方の鉄道路線だけとは限りません。

大都市、札幌でも、長年活躍した地下鉄車両が引退していきました。

この記事を掲載してからすでに4年。

新しい形態、塗装に生まれ変わった車両は、札幌に新しいイメージを植え付けました。

そして札幌市は、オリンピックの招致を試みています。
将来、冬季オリンピックが開催されたとき、札幌地下鉄はどのようなイメージを残してくれるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

先日あるニュースを目にしました。札幌市営地下鉄南北線にて運行されている3000系が、3月下旬を持って引退する、とのこと。

新幹線引退のニュースをお伝えしたばかりですが、札幌市民の足、3000系が引退するとは思いませんでした。

皆さんご存知の通り、札幌市営地下鉄は、1971年の冬季オリンピック札幌大会に合わせて運行を開始しました。それ以来、札幌の発展は加速、日本で5番目の大都市となりました。
地下鉄も、麻生へ延伸し、東豊線が開通し、宮の沢まで延伸するなど、広がっていきました。

札幌の地下鉄は世界でも珍しく、車輪ではないタイヤを利用した車体が採用されています。
建設時、騒音対策をメインに、議論された結果、とのこと。

そして、札幌の地下鉄は、実は全国の鉄道ファンの間でも、非常に人気がありました。特にすでに引退してしまった2000系は、そのかなり独特な外観から、手塚治虫の描く近未来都市メトロポリスでの乗り物を想起させ、全国レベルで根強い人気がありました。また、別の意味では「走るブリキのおもちゃ」の印象も持たれ、いろんな意味で人気がありました。

確かに、今でも2000系は、他には見られない「未来チック」な風貌をしています。外を走る電車と同じである他の都市の車体とは明らかに違い、それがオリンピックの開催とともに変貌する街並みと同じく、札幌のイメージをある意味でセンスのあるものへと変化させました。
道民だけかもしれませんが、札幌の持つ「オシャレ」(死語)なイメージを代表するものとして、この札幌の地下鉄があげられていました。

今度引退する3000系までは、開業当初のカラーを身にまとっています。おなじみ、緑を基調としたスマートな感じ。これはそのまま札幌の地下鉄、もっといえば札幌のイメージとして、札幌市民以外の道民や、札幌を訪れた本州、外国の人たちの脳裏に残ったものと思われます。

現在、主流の8300系は、白を基調とし、正直言うと、外観にもインパクトはありません。ありふれた都市電車の一つになってしまった印象をもってしまいます。(関係者の方々、ごめんなさい)

そして、3月下旬、開業当初の色を帯びた地下鉄は、ついに姿を消します。札幌オリンピックが開催された1971年。気が付けば、もう40年を超えています。人間なら、札幌は壮年時代となろうとしています。

地下鉄の色が変わると、札幌オリンピックの記憶を残しているものも無くなるようで、少しさみしいような気がいたします。ほかにも、真駒内の競技場の老巧化が取りざたされたり、「近未来都市」をイメージさせたオリンピック時代の建物も役割を終えつつあるようです。

今回の3000系引退とともに、札幌から、オリンピックの記憶がまた一つ、なくなります。

これは、「近未来都市」とされ、若々しいイメージのあった札幌の「若者時代」の終わりとなるのでしょうか?
いえ、オリンピックを知らない、もっと若い世代が、オリンピックに頼らない、それでいてオリンピック以上のインパクトのある、全く新しいイメージを作り出してくれるかもしれませんね。
札幌以外の道民としては、札幌はいつまでも「オシャレ」(死語)で、若い街であり続けてほしいと思います。

今月中に、3000系に乗車してみようとおもいます。

3000系に、心から、お疲れ様でした。

*2016年3月10日追記

結局、3000系に乗ることはできず。でもその姿は今も思い出せてしまうから不思議。

いつかどこかで見かけることができたらいいなあ、と思います。