審美歯科

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腸内細菌とプロバイオティクス

何も更新しないのも「アレ」なんで、最近の自分の勉強したことなどをお話しいたしましょう。

 

「実験医学」の今月号は、腸内細菌について特集されていました。

記事を読んでいて、腸内細菌はとても繊細で、外的要因(感染症や抗生物質)によって簡単に影響されてしまうこと、一方で細菌を良い方向に「育成」する治療が注目されていること、などが述べられていました。

これは「プロバイオティクス」という概念に基づくもので、「腸内細菌叢を改善し、宿主に健康効果をもたらす微生物とそれらの増殖、促進をもたらす微生物」とされています。
この「プロバイオティクス」は口腔内にも応用され始めています。

実際、今回の実験医学の特集を読んでいても、最近、口腔で言われていることと同じではないか、という感想を持つに至りました。

また、腸内細菌と口腔細菌との関連性を示唆する研究結果も増えています。

そして腸内細菌は糖尿病とも関係が深く、糖尿病は歯周病との関連も認識されています。

また、腸内細菌がインフルエンザなどの感染症を促すことが示され、歯周病菌もまたインフルエンザを発症しやすくする働きがあることが明らかにされつつあります。

 

今月初め、札幌歯科医師会の講習会に出席したのですが、その際、講師の先生は、口腔ケアを行う事で口腔内の悪玉細菌を減らしたところ、咽頭部の悪玉細菌も減る、と指摘されておられました。

口腔、咽頭、喉頭、などと用語で分けてしまうとそれぞれ完全に独立した部門のように思えますが、これらは気道で繋がり、外からの空気や食物が通ります。この時に口の細菌が一緒に運ばれて喉の奥へ運ばれる、というのは、よく考えると至極当然のこと。

歯周病菌は心臓疾患の原因菌となる、ということが指摘されていますが、歯周病菌が直接、心筋梗塞などを引き起こすことも重要ではありますが、例え直接の原因ではなくとも「悪さをする菌」が多いと心臓疾患やインフルエンザなどの感染症の原因ウイルスが増えやすくなる、と言う点が重要と思います。

ストレートな例えになりますが、生ごみを放置すると、カラスやネズミが寄ってきたり、害虫が湧いたり、悪臭が発生する、など、多くの悪影響が出てきます。カラスだけがやってきて他の悪影響が出ない、ということにはなりません。

人体の細菌も、悪い菌が増えると他の悪い影響を及ぼすことがわかってきました。

そのため、全身の健康管理のためにも口腔のケアが重要と言えます。

さらには、両親やおじいちゃん、おばあちゃんの口腔内細菌がおこさんへと伝搬することを考えると、お子さんの将来の健康のためにも、ご家族で口腔ケアに取り組んでいただくことが大事と思います。
口腔のケアは、全身の健康と深く関連しています。

 

昨年の夏、猛暑のさなかに「歯ぐきが痛くなった」という方が多くいらっしゃいました。

皆さん、暑さでよく眠れず、夏バテぎみ、という点で共通していました。

夏バテ対策、冬の感染症対策のために、季節の変わり目に汚れ取りとしておくことをお勧めします。