審美歯科

診療案内

診療科目:
歯科・小児歯科
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土・日
9:30〜18:00
休診日:
水曜・祝日
お電話:
011-669-8211
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札幌市西区西野5条3丁目7-1
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短編小説も御紹介

さて、長編の作品をご紹介してまいりましたが、「そんな長ったらしいの、読んでらんない」という方がいるのも事実。大体、10巻以上もある作品なんて、安易に手出しできませんし。

そこで今回は、短編作品をご紹介。

 

 

 

 

1、レベッカ    ダフネ・デュ・モーリア

時々思い出したように取り上げられてスマッシュヒットとなる「あのバンド」ではありません。
イギリスの作家の文学作品です。

ある若い女性が、イギリスの富豪と結婚、彼の豪邸で暮らすこととなります。
しかしその邸宅内は、夫の亡くなった先妻が決めた「しきたり」や「作法」によってすべて取り仕切られていました。使用人たちは主人公の意向よりも先妻の「ルール」を優先。使用人の言葉の端々などに常に先妻の名が上がり、毎日先妻の遺したルールにさらされる主人公。先妻の遺した決まり、先妻の遺した家具、先妻の遺した食器、、、。いつの間にか、彼女はいないはずの「先妻の影」を強く意識し始め、まるで実在するのではないか、という思いにとらわれていく。

心理ホラーなサスペンス。読者も、先妻が死んでいることを知っているはずなのに、読み進めていくごとに彼女の存在を錯覚していくから不思議。そして意外な結末。真夏の夜に最適。

 

 

 

2、ぼくのプレミア・ライフ     Nick Hornby        新潮文庫

こちらは2000年に出版されました。
著者は大のアーセナルファン。寝ても覚めてもアーセナルの事ばかり。
アーセナルはプレミア・リーグでも屈指の強豪。でもなぜか、この本の中で語られるアーセナルは、あまり強くなく、切なく感じられるほど。
試合のことも書かれているけれど、ため息の出そうなものばかり。この本が出版された時期のアーセナルの状態がどうであったのか、院長にはわかりませんが、この本だけ読んでいると、上位のチームとは思えません。

いつもアーセナルが勝つかどうか、心配な様子が伝わってきます。そして、人生の様々な場面に、必ずアーセナルの試合がある。

自分も幼少のころからプロ野球に注目してきました。当時は巨人戦の中継が毎日のようにあり、しかも毎回、延長していました。娯楽の少ない時代だったので、野球を見ざるをえない状況。しかし自分はなぜか、西武を応援していたんですけどね。
夏休みに家で寝っ転がっていた時や、運動会で勝った日、テストの前の日、親戚が来た日など、日常の風景に必ず野球中継がありました。また、修学旅行での宿泊先で見た中継、夏の花火大会の日の夜の結果速報、など、イベントがあったときも、テレビ中継の声が聞こえていました。

しかも西武は黄金時代だったのに、負けたかどうか、常に心配していました。
数えきれないほどのCSチャンネルがあり、インターネットも普及し、ゲーム機やスマホなども日常的な現在の人たちにとって、「一つの球団に熱中する」という感覚はわかりにくいのかもしれません。

この本を読むと、1つのチームの応援が、生活の一部になる、というのは世界共通なんだ、と実感できます。

 

なお、自分の日本ハム記事も、この作品に影響を受け、この作品のようにしよう!と思っていたのに、書く人間の能力、センスの差が非常に大きかったため、作品が持っていた情緒的な雰囲気など微塵もない、下世話で貧相な内容になってしまいました。