審美歯科

診療案内

診療科目:
歯科・小児歯科
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札幌市西区西野5条3丁目7-1
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寄り道文化を守れ!!

  • Date / 8月 6th, 2016
  • Category / 雑談

かつて札幌でも有名だった、くすみ書房様。

昨年、惜しまれながらも閉店となり、くすみ書房の系列の「ソクラテスのカフェ」も、閉店された模様です。

くすみ書房といえば「中学生はこれを読め!」企画ですね。読書離れが懸念された世相で、くすみ書房が始めたキャンペーンは全国的に注目を集めました。

それだけに、くすみ書房閉店、のニュースを聞いたとき、あれだけ知名度があっても小規模書店はダメなのか、とがっかりしてしまいました。

実は当院は、数年前にくすみ書房さんが募集したクラウドファウンティング(という名前でよろしいでしょうか?)に出資したことがありまして。その活動は、出資金の金額に応じ、出資者が本棚に並べる本を選べる権利、を手に入れることができる、というもの。読書好きの方なら、一度は憧れるのではないでしょうか?

その権利が魅力的であったのはもちろんですが、それ以上に、「街の本屋さん」が無くなってしまうことを、なんとか止めたかった、という思いがあります。

自分の高校時代、学校からの帰り道によく「寄り道」をしていました。

あの当時の北見の中心街は、まだ活気があり、CDレンタル店に寄ったり、模型店によってプラモデルを物色したり、ファーストフードを食べたり、カラオケに行ったり、そしてまだ中心部に映画館があったので、映画を見たり、と、いろんな所に立ち寄りました。

中でも一番、立ち寄ったのが本屋さんです。中心街にあった書店ですが、古いし狭い(すみません)。でも、所狭しと本が並んでいました。

大抵は一階の雑誌コーナーで立ち読みをしていました。立ち読みはあんまり勧められない行為なのかもしれないですけど、そこで色々な雑誌に目を通しました。そして2階には書籍が並んでいるのですが、たまに2階に上がって小説などを物色していました。そこで購入した本もあります。全く買う気がなかったのに、探していた本を偶然見つけたり、同じく買う気などなかったにもかかわらず、タイトルだけにかなり興味を持ってしまって購入したこともあります。

小さな書店ではありましたが、自分にとっては見知らぬ本を見つける場所でもありました。あの楽しみは、宝探しの感覚に似ていました。

アマゾンなどのネットショップでは味わえない、「掘り出し物」を探り当てる感じ。これは書店でしか味わえないですね。

 

皆さん、書店に限らず、どこかに「寄り道して帰りたい」という時って、ありませんか?

学校や職場から、まっすぐに家には帰らず、どこかに寄って行きたい、と。

大人ならついつい居酒屋さんに寄ってしまったり、カフェに寄ってみたり。
自分も上で述べたようにカラオケに行ったり、ハンバーガーを食べて帰ったり、と色々と立ち寄って時間を潰しました。そしてその時間はとても楽しかったように思います。

 

学校でも家でもない場所。親も先生も知らない所。

 

そういう場所で過ごす時間って、今思えば自由でかけがえのないものだったなあ、と思います。

今の高校生って、どこに寄り道しているんだろう。

雑誌だけならコンビニにもズラリと並んでいますが、週刊ベースボールとか(苦笑)、ちょっとした専門誌を見つけるのは難しい。それに雑誌以外の本を探す楽しみがないのが寂しいですね。

大型書店は市外か札幌の中心部。

 

若者から「寄り道」の選択肢を奪ってはいけない!!

日本から「寄り道文化」を消してはならない!!

 

そんな意気込みで(?)、出資してみました。

実際には本棚に並べる本を選定する時間はありませんでしたし、大谷地のお店まで行くこともできませんでしたが、くすみ書房さんが存続していることが嬉しかったのですけどね。

 

これでまた一つ、書店が無くなってしまいました。札幌でこの情勢なら、地方ではなおのこと。

 

「効率」という言葉が溢れていますが、経済用語では測れない文化こそが、実は経済を動かしているのではないか、と思う今日この頃。

 

一年も遅れてしまいましたが、くすみ書房様、お疲れ様でした。また、本を通じた、何か面白いことをやってください!