審美歯科

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生物の本のご紹介!

  • Date / 8月 6th, 2016
  • Category / 雑談

夏休み真っ最中。

どのようにお過ごしですか?

サイクリングやキャンプは楽しんでいるかな?また部活で忙しい、という学生も多いかと思います。

なんせ一か月も(場合によっては2~3か月も)、何もない日が続く!

言っておくけど、そんなこと、人生で二度と無いから!!お仕事を定年まで全うすれば時間もあるかもしれないけども、基本的に、もう無いから。

そんな貴重な時間だから、せっかくだから何か一つの分野を極めて、他の人が近づけないほどのものを持とう!!この際、将来に関係あるかどうかなんておいておき、好きなことを好きなだけ究めてみよう!

 

今回、自分が提案するのは、生物に関する書籍。別に医学や医療系の学生しか勉強してはいけない、なんて決まりはないです。興味があるなら工学部でも文学部でも、好奇心の赴くままに生物をやってみよう!!

 

 

 

1、新しいウイルス入門    武村政春     講談社

先日、細菌の感染症に関するお話を掲載いたしましたが、実は長くなりすぎたので途中で打ち切りました。本当はウイルス感染についてもご紹介したかったのですが、もう1週間かかりそうだったので。その代り、ウイルスに関する読みやすい本をご紹介します。
著者の武村政春氏は、ウイルスに関する著作を多く出版されておられます。
内容もとても読みやすく、生物に関する知識がなくてもきちんとフォローされています。「ある程度、知識がないとダメ」という類の本ではありません。
この本を読むと、細胞を乗っ取ろうとするウイルスについて、深く知りたくなること、請け合い。また、人類がウイルスを取り込んで自らのDNAを強化していたことも驚き。胎盤は、外来のウイルス由来のDNAによるそうなんです!!
結局、ヒトが今に至るのも、多くのウイルスのDNAを取り込んできた結果、かもしれない。

そして筆者は、アメーバよりも大きいウイルスの存在について述べ、「第4のドメイン」の可能性について示唆しています。

この第4のドメインも書籍となっているのでご覧になってみてください。

「BLUE BACKS」シリーズは、理系の分野について、とてもわかりやすい書籍が多いので、夏の間にBLUE BACKSを乱読するのもお勧めです。

 

 

 

 

2、理系総合のための生命科学   東京大学生命科学教科書編集委員会   羊土社

いきなりテキストのようなものを持ってきました。
しかも著者のところに「東京大学」とあるではないですか!
でもあまりビビることもありません。おそらく大学の教養課程のレベルと思われます。

また「理系」なんてついてますが、そんな区分けも考えなくていいです。
人生のどの段階か、は忘れてしまいましたが、気が着いたら「理系」「文系」なんて色分けされていましたが、そんなの面白ければ関係ないです。この「理系」「文系」の区分けって、罪深いと思いますよ。潜在意識というか、気が着かないうちにこの言葉の通りに科目を分けてしまっていますよね。「グローバル人材」を目指す前に、この線引きを失くすことのほうが先決、と思います。

で、内容ですが、高校で教わる内容からは逸脱するかもしれません。むしろそんな試験のことなんて忘れて、生命科学に浸ってみる目的で見てみることをお勧めします。

 

 

 

 

3、Essential 細胞生物学     南江堂

この3月に第4版が発行された、生物学のスタンダード。生命科学系の学生に広く読まれている、とのこと。
はっきり言って、分厚いです。でも、だからこそ、夏休みなどの長期の休みに集中して取り組むには最適の本。
情報量もさらに「濃く」なり、読み応えのある記述が続きます。
読み終えたときには達成感も!生命科学分野で、他の人よりも一歩抜きんでたいと願うなら、挑戦する価値が十分にあります。

 

 

4、細胞工学 vol.35   秀潤社

これまでの紹介本じゃあ、もの足りん!!もっとすごいヤツを出せ!!という、そこの奇特なアナタ!
わかりました。自分の知る範囲で最も「マニアック」な書籍をご紹介しましょう。といっても月刊誌なんですけどね。
今年2月に発行された月刊誌「細胞工学」です。なので初心者には近寄りがたい、論文に近い記事が並んでいます。
その記事のタイトルがなかなか魅かれます。
「核酸の起源」「RNAワールドの成立・維持と発展的解消」という、生物の基本、生命の起源にも迫る記事がズラリとあります。

そして「生命の惑星間移動」「火星生命探査の現状と将来計画」「太陽系氷天体の地下海と生命存在可能性」などという、地球以外の生命の可能性ついての記事も多数アリ!!

「生命の惑星間移動」って!!もうSFの世界ですね。この記事と同じく、皆さんの好奇心もはるか彼方にまで飛び立つと良いですね(なんのこっちゃ)

さて、なかなか面白い記事を提供してくれた「細胞工学」ですが、残念ながら今年の3月で休刊に。どういう事情があるのかはわかりませんが、また一つ、「最先端」と教えてくれる雑誌が失われてしまいました。日本の科学分野の競争力の衰退が危惧されますが、発表の機会が失われるのもその趨勢を加速させてしまいそう。

細胞工学などの雑誌が、一部の研究者などだけで読まれるのではなく、興味を持った人たちにに広く読まれるといいですね。

 

 

 

 

今回は生物についての専門書を並べましたが、別に生物に限りません。工学でも建築でも、文学の世界でもなんでもいいから、何か一つ、徹底的に掘り下げるのも、夏の有効な過ごし方だと思います。