審美歯科

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吉川英治を訪ねて その1

読書特集の最後は、自分が2013年12月に吉川英治記念館を訪ねたときのご報告。

吉川英治記念館は、とても遠いです(苦笑)。

東京だから交通機関が発達しているだろう、と思われるかもしれませんが、それでも記念館のある付近までは時間がかかります。

北海道から東京に観光にいく際に、気軽に行くことのできる場所ではありません。半日はつぶれてしまうと思います。

でも、昔から吉川英治の大ファンであった自分には、行くだけの価値がありました。

今回は、個人的思い入れの非常に強い「聖地巡礼」の模様となります。

読書を通じて好きな作家さんができた方、その作家さん所縁の地を訪ねる旅も、なかなか楽しいですよ。

 

そして、記念館に向かう道中は、東京とは思えないほど自然豊かな景色が広がっていました。

 

 

 

 

 

今回の東京行にて、院長は「行くか行かないか、迷う所」をめがけて行ってみよう、という目標を立てています。

その最たる場所が「吉川英治記念館」。

言わずと知れた、昭和を代表する大作家のお名前を冠した記念館。

吉川英治、という名前を聞いたことがある方は非常に多いと思います。

代表作である「三国志」は、日本で最も読まれている本、と言われております。皆さんの周りでも、そしてもちろんご自身でも、読んだことがある方が多いのではないでしょうか?

院長が最初に三国志を読んだのは小学校時代。それまで「ズッコケ3人組」くらいしか文章を読んでいなかった院長は、この作品を読んでから小説も読み始めました。面白かったですね。そして中国大陸のスケールの大きさを、文章ながら知ることもできましたし。
以来、何度も読み返してきました。つい最近も、読んでいました。

また、三国志以外の吉川英治氏の作品も読みました。以前、ご紹介した「新・水滸伝」では、三国志に漂う武骨で雄大な雰囲気を感じました。それが「私本太平記」や「新・平家物語」など、日本の作品となると様子が変わってくる。情景の描写の繊細さが増しているような気がします。
「新・平家物語」に至っては、全編通して流れる何とも言えない「敗勢」ムード。読みながらも平家に対し「悲観的にばかりなっていないで、ちょっとは頑張れよ!」と言いたくなるくらい、あわれさというか、悲しさを感じました。

院長は自分なりに色々な本を読んできたつもりです。その過程で塩野七生さんの「ローマ人の物語」のように、かあんなり影響を受けてしまった作品もあります。

でも、今までの人生においてダントツに読み込んだのは、吉川英治さんの作品。

おそらく本当のファンじゃないといかないであろう、吉川英治さんの記念館に、行ってみることにしました。

と言っても場所もかなり遠い。グーグルの地図からも山の中にある様子がわかります。

だからこそなおのこと、おそらく札幌からわざわざ行く機会は少ないだろう、と思いました。

 

朝8時半、JR品川駅を出発。ここから吉川英治に会いに行く旅が始まります。

でも、記念館の最寄駅である「二俣尾」駅は、電車一本で行けるような場所ではありません。
まずは二俣尾のある青梅線に乗り換えるべく、新宿駅を目指しました。もちろん地方人でも安心の山手線で。

新宿駅に到着。しかし、何やら様子がおかしい。

駅員さんが構内で、メガホン片手に叫んでいます。

なんと中野駅付近で人身事故があり、八王子方面(つまり目的地のほう)に向かうJR前線が停止している、とのこと。

さあ、大変です。地方人にとって、全国共通のJRが使えない。どうしよう。
でも迷っている時間などありません。ここは恥を忍んで駅員さんに「二俣尾に行きたいんですが」と聞きました。

すると駅員さんは少しめんどくさそうに「それではナンタラ線に乗り換えて何とかガワラ駅まで行って、そこからホンニャラ線に乗り換えてハイジマ駅まで行って乗り換えてください」と、一気にまくしたてられました。

「そっスねー」というのが精いっぱい。

そんなの道民にわかるわけないじゃん。どうしよう!

つまり色々と乗り継いで自力で二俣尾にたどり着け、と。これは大変なことになりました。網の目のように張り巡らされた「鉄路の迷路」を進まなくてはならないのです。なんか、リアルに「桃太郎電鉄」をやれ、と言われた感じです。

院長はさっきのまくし立てセリフを懸命に思い出します。

すると、なんか「ケイオウセン」と言っていた気がしました。で、京王線のホームに行き、路線図を見ました。次の手がかりは「ナントカガワラ駅」です。そういえば「ブバイガワラ」と言っていたような気が。で、早速路線図を追っていくと見当たりません。

ところで道民の皆さん、「ブバイガワラ」って、どんな漢字を書くか、わかりますか?

全然わかりませんでした。なので「ガワラ=河原」を頼りに捜索を開始。
すると「分倍河原」という地名が!え?「分倍」で「ブバイ」って読むの?
この読み方は地方人には厳しいかもしれない。

そういえばかつてパソコンが普及する前の時代、ワープロで年賀状を書こうとした留辺蘂の友人が、「ルベシベが変換できなくて困る」と言っているのを思い出しました。どうしても「シベ」が変換できないとか。

まあ、そんなことはさて置き、まずはその「分倍河原」を目指すことに。

生まれて初めて私鉄「京王線」に乗りました。

快速に乗ったのですが、窓から見える景色は都心ほどの高層ビルは無いとはいえ、どこも中堅のビルやマンションばかり。
つくづく東京は都会だなあ、と思ったものです。

少し落ち着いたと思ったのか院長は寝てしまいました。そして起きたとき、なんと乗り越して言うことが判明!急いで乗り換え、ようやく分倍河原駅に到着しました。分倍河原駅はJR線の乗り換えのみならず、各種の快速も止まる、とのことで、結構重要な駅なのかもしれないですね。

そこからJRに乗り換えますが、路線図で確認したところ青梅線は立川駅からも出ていることがわかり、今度は立川駅を目指すことに。
人混みをかき分け、ホームに向かいます。
そして立川駅到着。

いやあすごいですね、立川駅。駅の構内にお店がズラリ。札幌駅のような賑わい。品川駅もすごかったです。駅の構内で何時間も過ごせそう。で、ここから青梅線に乗り換えました。

事故が無ければここまで乗り換えせずに来られたわけです。大きな迂回をしてようやく青梅線に!

と思いきや、青梅線に乗ったからと言って、目的の二俣尾駅に行くとは限らないようで、途中の青梅駅で、さらに奥に行く「奥多摩行き」に乗り換えないといけない、とのこと。なんたること。路線図でつながっているように見えても、そこに直通しているとは限らない。

北海道医療大学行こうと思うのに、途中の「当別」や「あいの里教育大」どまりの列車ばっかり、というのと似ています。

で、青梅駅に下車。ここで18分間もの待ち時間が。せっかくなんで駅員さんにお願いして、ホームの外に出してもらいました。

青梅市の駅前は小さかったですね。なんでも昭和の街づくりを目指しているらしく、懐かしい映画の看板などが飾られていました。

 

そしていよいよ二俣尾に停車する電車へ。長かった電車の旅ですが、いよいよ最後の乗り換え。長かった、実に長かった。

しかし奥多摩行きの電車が出発したのもつかの間、すぐに電車は急ブレーキ。「おいおいどうした?」と窓を見ると、オジサンが線路のすぐわきにいるじゃないですか。一般人侵入のための一時停止だったようです。

おいおいおじさん、急いでいるんだよこっちは。北海道でも「鹿が侵入したため停止」というアナウンスがありますね。鹿ならばなんか許せる気にもなりますが、オジサンとなると、少々不快な気分になってしまいました。

ようやく列車が出発。

ここまで来ると乗客の方の服装に登山服が多くなってきました。沿線に御嶽山(?)の登山口があるそうです。本当に多くの方が登山をする様子。って、自分、今どんだけ山奥にいるんだよ!と、心の中で叫びました。

 

そしてついについに二俣尾駅に到着。

 

 

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遠かった。本当に遠かった・・・・。時刻を見ると13時。なんと4時間近くかかってようやく到着。札幌と羽田を往復してコーヒーが飲める時間がかかりました。

 

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で、乗ってきた電車。

え?なんだか田舎な感じがするって?正解です。

 

 

P1000558

これが駅前の様子。ええ、北海道にもありそうな風景。

自分、本当に東京にいるんだよな?と疑ってしまいました。でも、間違いなく、写真の場所は東京都です。

 

 

なんとだらだらと書く内に長くなってしまいました。でも、ようやくついたばかり。もう少しお付き合いください。