審美歯科

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玄界灘に、賽を投げろ!(2014年10月15日)

2014年シーズンを3位で終えた日本ハムは、クライマックスシリーズのファーストステージに進出。

ソフトバンクと最後まで死闘を繰り広げたオリックスと、大阪で対戦した。

緊迫した試合が続き、最終の3戦目、延長の末に中田のホームランによって、日本ハムがファイナルステージ進出を決めた。

この接戦を制したことにより、日本ハムは大きな勢いを得ることとなり、敵地・福岡へ。

この時点では、日本ハムとソフトバンクのチーム力は拮抗していた。
日本シリーズ進出と稲葉の札幌への帰還をかけたファイナルステージ開始直前の記事。

 

 

 

 

 

 

紀元前49年1月12日。

ユリウス・カエサルはルビコン川北岸にいた。

背後にはともに過酷なガリア戦役を戦い抜いた数万の将兵たちが、カエサルの姿を見つめていた。
5日前、カエサルは元老院より、軍の解散とガリア属州総督の解任、本国への召還を命じる「元老院最終勧告」を受けていた。

「元老院最終勧告」とは、ローマの最高意思決定機関である元老院が、共和制を脅かす者に対して発令する法令であり、最後通告のこと。

これに従わないことは、すなわち「ローマ」の公式な敵とみなされる。

日本での天皇もしくは朝廷に対して叛意のあるものが「朝敵」または「逆賊」とみなされるように、ローマのアイデンティティーともいえる元老院に敵対する「国家の敵」「逆賊」となってしまう。
カエサルのガリアでの栄光の数々は、元老院議員が彼に対し猜疑心を抱かせるに十分なものであった。
カエサルに対し、元老院は様々な政治的妨害を行い、ついにカエサルの政治的同盟者、ポンペイウスを元老院側に引き込んでカエサルを孤立させることに成功。

政治的にも、戦力的にも、カエサルは追い詰められていた。

 

そして目の前のルビコン川。

規則により、軍を率いて首都ローマに入城することは認められず、必ずこのルビコン川を渡る前に解散しなければならなかった。

ルビコン川を軍を率いて渡河すること。それはすなわち、元老院、ひいては国家「ローマ」への反逆を明白にすることでもあった。

 

ルビコン川を前に熟考するカエサル。

もし、ここで軍隊を解散すれば、彼はたちまち拘束されて、数々の罪状と共に政治的に抹殺され、また本当に命を奪われかねない。

一方でもし、軍隊を解散せずに渡河すれば、彼は「英雄」から、「反逆者」となってしまう。

 

彼はつぶやきます。

 

「ここを超えれば人間世界の悲惨、超えなければ我が身の破滅」

どちらを選択しようとも、一見、絶望的状況しか残されていないように思われました。

しかし、彼には唯一の答えが見えていました。

それは、軍勢を率いてルビコンを渡り、ポンペイウスと元老院派を打倒して、彼が「最終勝利者」になる、ということ。
そして「最終勝利者」となってから、彼がルールを変える事。すなわち「自らの手で、黒を白に変えること」。

これが彼に残された、たった一つの選択肢。

彼は自分の運命を、国家の命運をも巻き込んで賭けてみる覚悟を決めていました。

カエサルは将兵たちに叫びます。

 

 

「進もう、神々が待つ所へ、我々を侮辱した敵の待つ所へ、賽は投げられた!!」

 

おう!という喊声とともに、カエサルに続いてルビコン川を渡る軍勢。

 

そしてカエサルはポンペイウスと元老院はを破り、新たな体制の指導者として、後世の西洋で最も知名度の高い人物として名を残すことになりました。

 

今でこそカエサルはスーパースターですが、もし、彼が元老院派に敗れていたら、彼の評価は「元老院を脅かし、国家転覆を企てた大犯罪者」として正反対となっていたでしょう。日本における蘇我氏や平将門のように。

彼は人生の「勝負所」を見極め、全てを賭けました。

勝てば世紀を超えたスーパースター。負ければ大犯罪者。まさに紙一重の勝負を制したことになります。

 

 

さすがにここまでの「大勝負」はなくとも、これはどの人も経験すること。

でもなかなか勝負所を見極めるのは難しい。なんせ平凡な生活が続くと、いつが勝負どころかもわからないことが多いですね。
でも実は、年に数回、数年に数回、どんな人でも大きな「勝負所」を経験していると思われます。

「ここが勝負どころだ」と見極める能力、そしてその勝負所に全力を注入する能力。

勝負強い、とはそういう事なのかもしれません。

 

日本ハムはついにクライマックスシリーズファイナルへ。

この1年間、確かに3位のままでした。

ペナントレースの優勝、順位は大変価値のあるもの。もっとも尊重されるべきことであることは明白。

ソフトバンクの偉業を讃えつつも、まだ「2014年は日本ハムの年だった」とする手段が残されています。

 

それはいわずもがな、クライマックスシリーズを制し、日本シリーズをも制覇して、日本ハムが「最終勝利者」になること。

これだけが唯一、残された選択肢。勝つしかない。

 

夏場、ソフトバンクは全く歯が立たない相手でした。

しかしチームは生き物。今や日本ハムは先発投手もそろい、中継ぎ・抑えの投手陣も充実。

打線も個々の役割が定着し、3・4番には陽、中田が君臨。

そしてなによりも控えに稲葉がいる。

ソフトバンクは強い相手です。秋山監督の去就報道により日本ハムが有利、なんて見方は全くの見当違い。ソフトバンクはそんなに簡単な相手じゃない。

でも、今の日本ハムならやれるはず。夏には敵わなかったけど、あれからチーム力が向上した今なら、決してかなわない相手ではないと思われます。

 

ここまで来たんだ、あとは最後まで勝ち上がって、最終勝利者になるしかない!!もう、後戻りできません。

 

賽は投げられた!!!

札幌から勝利を祈ります。