審美歯科

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困ったときは、ベンゲルに聞け!

昨日も敗戦した日本ハム。正直、実りは少なかった。

でも、一言言いたい!

あの球場の雰囲気から、よく生きて帰ってきてくれた!!

日本シリーズ初戦は、ボーリング大会のために観戦できなかったので、昨日、初めて球場の様子を見ました。おいおい真っ赤!紅葉の始まった札幌西区、西野の山よりも赤い!

札幌の寒さに驚くかもしれないけども、まずは「ホーム」でゆっくりしてくれ!

 

で、完全に広島のペースとなった日本シリーズ。3戦目にも黒田投手が登場、とのことで、ここまでは広島にやりたいようにやられていますね。

やっぱり強いね、広島は。

 

でも、このまま手をこまねいていてもしょうがない。

 

皆さん、こういう時、どうしてますか?自分は「気持ちの切り替え」というのがあんまり得意なほうでもないです(苦笑)。

朝起きたら、全部忘れていた、なんて人がうらやましい。

気持ちの切り替えが下手だからこそ、日本ハムが負けたときの記事に力を入れてきた、というのは実際。

今回もどういう内容にしようか、結構、考えたのですけどね。

 

で、こういう時は、案外自分の考えの中にいても、よい発想や突破口は見いだせない、ということ。野球や歯科などの本業以外のことをやっていると、ヒントになることがあったり、知らないうちに気が楽になっているもんです。

 

じゃあ、どうしよう、と思い、困ったときの「虎の巻」としている、散々紹介してきたアーセン・ベンゲル氏の「勝者のヴィジョン」を再度、読んでみました。

その中から、少し気になった部分をご紹介。

 

アーセナルの監督として迎えた97’~98’シーズンでの出来事。

序盤を順調に戦ってきたアーセナルの勢いが失速し、敗戦が多くなりました。

「11月1日にダービー・カウンティーにシーズン初の敗北を喫すると、続くマンチェスター・ユナイテッド戦には勝利を収めたものの、今度はシェフィールド・ウェンズディ、リヴァプールに敗戦したのだ。12月13日にブラックバーン・ローヴァーズに敗れると、首位マンチェスター・ユナイテッドとの差はさらに広がった。
一方、年が改まってすぐに行われたFAカップの3回戦ではディヴィジョン1(プレミアリーグの下位リーグ。日本のJ2に相当すると思われる)のポート・ヴェイルに苦戦し、PK戦にまで持ち込まれた。
トニー・アダムス、イアン・ライト、ディヴィット・シーマン、パトリック・ヴィエラ・・・・・と、主力選手が次々と負傷する不運にも見舞われた。

多くの人がアーセナルのシーズンはもう終わったかのような口ぶりで話すようになり、新聞には批判の記事が連日のように載った。」

 

おいおい、なんだか今の状況ににているぞ!?続けます。

 

 

「私についてのそれはさほど気にはならなかった。イングランドにおける134年間のサッカーの歴史のなかで、チームをリーグ優勝に導いた外国人監督はひとりもいなかった。多くのイギリス人は、外国人では勝てないと思い込んでいたのだと思う。私がアーセナルの監督に就任したときにも周囲にはそんなためらいがあった。
そういう困難はロンドンに着いて以来つきまとっていた。最初のシーズンも、次のシーズンも、外国人では勝てないと言われ続けてきたのだから、もはやそんなことは気にもならなくなっていた。アーセナルのようなビッグチームの監督として実力を示し、前例を覆すことでしか皆を納得させることができないのを私は知っていた。伝統があるということは、良くも悪くも保守的にならざるを得ないとううことでもある。」

「失敗したり、物事がうまくいかなかったりした場合、真っ先に外国人選手が批判されるであろうということは容易に予想できた。そのことは彼ら自身にも伝えていた」

 

負けが込むと批判されるのは、どの国でも変わらないようですね。当たり前かもしれませんが。その中でも監督やエース、4番打者などに批判が集中するのは、ある意味、批判される「代名詞」という存在だから、しょうがない。チームの浮沈も、それらの「代名詞」の調子に原因がある、とされるのは報道や一般人の傾向です。

でも、実際の原因は他にあったり、単純に相手がすごかった、という点にあるのかもしれない。

続けます。

 

 

 

「2月に入っても、マンチェスター・ユナイテッドとのポイント差は12に広がったままだった。
だがチームが調子を落としているといわれていたときでも、私が何か特別な策を講じたということはなかった。確かに逆転するのは難しいかもしれないが、それが不可能だというわけではない。
試合後のドレッシングルームではちょっとした話をした。最初に私が話し、それをキャプテンのアダムスが引き取り、時にはその後活発な話し合いが始まる。それが我々の流儀となっていた。私は選手に、

「いま大切なのはハンドルを握り締めて、目標に向かって力一杯ペダルを踏み込むことなのだ。精一杯尽くすしかない。結果を見るのはそれからでいい。いまは優勝できるかどうかなどと考えるべきではない」

 

と言い続けた。けっして多くを語ったわけではないが、もっとも大切な原則を繰り返ししゃべるようにした。
マラソンでも半分まで来たとき、まだ21キロも残っていると思ってしまうと完走するのは難しくなる。だがあと1メートル、あと1メートルと思いながら走れば42キロ地点まで到達できる。私はあまり遠くの方を見るな、次の試合で精一杯尽くすことだけを考えろと、試合のたびごとに言い続けたのだ。」

 

 

 

 

日本シリーズは短期決戦ではありますが、それでも4勝しないと優勝できません。言い換えれば3敗はできるわけで。

確かに、2連敗をした今、シリーズ全体を見渡すと悲観的な予想しかできないかもしれません。「2連敗したチームは優勝できない、というデータがある」という報道が繰り返されていると思います。

でも、クライマックスシリーズの時を思い出すと、ソフトバンクに敗北するたびに、このままソフトバンクが勢いを得てしまうのではないか?と思ったものです。短期決戦の一勝は、例え相手が有利でも、不安を与えることになります。

まず一試合、勝ってみれば、自分たちは変わっていなくとも、周囲は確実に変化します。案外、そういうもの。

 

 

「このころになると選手たちも自分はどうするべきか、どうしたら勝てるのかを明確に理解していた。
それに私の見ている限り、12月のブラックバーンに敗れた直後からすでにチームは好転の兆しを見せていた。戦術的なオーガニゼーションは改善され、若い選手が成長し、何よりも勝ちたいという意欲が強まっていた。」

 

 

敗北すると、どうしても結果だけで語られがちではありますが、「現場」にいるベンゲル氏は、敗戦の中からもチームの「真の状態」を見極めていたようです。負けたからと言って、全てに絶望するのではなく、できたこともあったはず。

昨日の試合に関して言えば、先制はされたものの、増井投手はその後、中盤までを抑えました。そして先制後、一度は同点に追いついた。それも走塁などを生かした形で。2安打ではあったものの、四球を多く選ぶことで先発の野村投手の投球数を増やして中盤で降板させる、いつもの展開はできていました。決して「全く歯が立たない」というわけではなく、いつもの「原型」が作られた展開。

 

 

「結局、12月16日のレスター・シティ戦に勝って以来、リーグ優勝を決めるまで、我々はリーグ戦で不敗を続けることになる。また3月11日のウィンブルドン戦以降は、10試合連続で勝利を収めることができた。」

 

今年は15連勝ばかりが注目されますが、その直後に6連勝したり、「大きな連勝」も数多かったのも事実。型にはまれば連勝する力があるはず。

 

 

 

「3月14日、敵地でマンチェスター・ユナイテッドに勝利すると、誰もがリーグ優勝を信じるようになっていた。
それを可能にしたのは、他のチームにないものをアーセナルが持っていたからにちがいない。それは何かと言えば、選手ひとりひとりがグラウンドに向かう時、頭の中には勝つしかない、絶対勝てるということしかなく、1試合ごとにすべてを出し切るのだという意欲があったということだと思う。チーム全体に集中力と強い結束力がみなぎっていた。
困難を乗り越えつつあった選手たちはまた精神的にも大人になっており、試合に勝ったからといってお祭り騒ぎになることもなかった。ドレッシング・ルームに戻ると、今日は勝った、では次はどうしよう、という雰囲気に自然になっていた。皆、次の試合に向けての心の準備がすでにできていたのだ。」

そして5月3日、アーセナルは優勝しました。

 

そしてベンゲル監督は、以下の言葉も記しています。ある意味、日本シリーズでこそ生きてくる言葉かもしれない。

 

 

 

「私自身はライバルたちの分析はあえてしないことにしている。相手チームを分析してしまうと、個々の選手にスーパープレイヤーが揃っているために、勝ち目がなくなるような気がしてしまうからだ。
彼らを倒すためにはチームとしての強さで対抗するしかない。私はいつもこの点に全精力を注ぎこむようにしている。相手チームの弱点を探してそこをつく、ということもしない。相手のチームをこちらのペースに引きずる込むような、そんなポジションに我々のチームを持っていくことを考える。そして敵の実力を抹殺してしまうような方法をチームに教えていくのが私のやり方だ。
個人的なことになるが、他のチームの存在が私の原動力になっているわけではない。サッカーに対する考え方と、自分のチームに理想のサッカーをしてもらいたいという気持ちが私を突き動かしている。
私が興味を持っているのは、いかに自分のチームを理想的なサッカーに近づけられるかということだ。極端な話をすると、他のチームが存在しようがしまいがあまり関係ないのかもしれない。
子供のようにいつも夢をおいかけているだけなのかもしれない。」

 

 

 

終盤、日本ハムはソフトバンクとの優勝を懸けた戦いを行ってきました。熾烈な争いの中、「作戦」や「策」も重視されました。でもそれは、日本ハムとソフトバンク、共に双方をよく知っているからこそ、策を披露することができた、と言えます。「ソフトバンクとはこういうチームだ」「日本ハムはこういうことをやってくる」と。

でも「広島がどのようなチームなのか」は、実際にはわかりません。データや報道では広島というチームを知ることはできても、実際に対戦しないとわからないものです。

どういう性格なのか、わからないチームを相手にするとき、大事になってくるのが「いつもの方程式」。

今年の優勝は、ソフトバンクに勝利しただけで達成したわけではありません。いくつもの「平凡な勝利」を重ねた結果。見る側にとっては「つまらない勝利」「淡々とした試合展開」と思われるような勝利の方が、圧倒的に多かったと思います。

この3年間で、そんな「平凡な勝利」を続けることが、実はとても難しいということを実感してきました。

で、自分の思うところ、その「方程式」は、昨年の夏から定着している気がします。広島は今年1年での優勝ですが、日本ハムの「勝ち方」は昨年から続いているもの。

「基本」があるから、それを裏切る「奇策」の効果があがるのであって、今は「奇策」がメインとなってしまっているようにも見えます(素人主観100%)。

 

「賢い」か「賢くない」かはどうでもいいんだって。

優勝したのに、最後で負けたからと言って監督を批判する人もいないでしょうよ。

最後は、これで負けたらしょうがないじゃん!と開き直ろう!!

 

 

 

 

明日の広島の先発は黒田投手。

黒田投手が偉大な投手であることに異論は無いはず。結果に関わらず、日本シリーズ終了後に、自分は他のファンと一緒に黒田投手に大きな賛辞を送りたい。

でも、今はそんなの関係ない。ただの相手の先発陣の一人にすぎない。

広島の人たちにとっては思い入れの強いシリーズになっているとおもわれますが、札幌では関係ないです。