審美歯科

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歯科・小児歯科
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水曜・祝日
お電話:
011-669-8211
所在地:
札幌市西区西野5条3丁目7-1
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今井一彰先生の講義を集中して受講いたしました。

皆さん、3連休をいかがお過ごしでしょうか?

お子さんたちはもうすぐ春休みとなりますが、この3連休は大人にとってのささやかな3連休といったところでしょうか?

私、加納は勉強漬けの連休となりました。

それも福岡・みらいクリニックの院長であり、今や全国的に認知されている「ゆびのば体操」「あいうべ体操」を提唱されている今井一彰先生の講義を立て続けに受けてまいりました。

 

まず昨日の3月19日、旭川で朝9時45分より開催された「ゆびのばセミナー」に参加いたしました。

ゆびのば体操は、数年前に歯科医師会西支部が主催した講習会でも実演された「ひろのば体操」の後継体操です。

この「ゆびのば体操」では、足の指を広げて伸ばして歩くための体操のこと(詳細が間違っていたら訂正いたします)。

現代人は、つま先が尻すぼみとなる靴下やサイズの合っていない靴を履くために親指や小指などの足の指が内側に向かい、また関節が伸びていないために足指が屈折した状態で歩行していることが多い、とのこと。

で、実際、自分も多くの参加者の中から名前を呼ばれ、足の状態を見てもらったところ、小指が内反小趾、寝趾、屈み趾などの状態にある、と、ありとあらゆる診断が下されてしまいました(苦笑)。

しかしインストラクターの方に「ゆびのば体操」を施術してもらったところ、すぐにバランスが改善。

ゆびのば体操が優れているところは、効果が著効である、という点。

具体的な方法については、セミナーのキモでもあるのでここではお話しできませんが、非常に簡易な方法で劇的な改善がなされます。

 

このゆびのば体操の基礎編、応用編を受講し、14時45分に終了いたしました。

 

が、その3時間後の芦別の特養施設にて開かれる講演会にも出席する許可が下りたため、急きょ、芦別に向かうことになりました。

 

その際、西区でお世話になっている先生、自分の大学時代からの旧友と一緒に参加することになり、芦別まで車で移動。早く着きすぎたために芦別の道の駅に立ち寄り、その軽食コーナーにて地元・芦別の食材で作られたピザ2種類を食べました。
いやあ、芦別のピザはとても美味しかった!チーズはまろやかで生地もサクサク。

とても堪能いたしました。皆さん、芦別にお寄りの際は道の駅のピザをお勧めいたします。
・・・・こんな感じでピザを食べ、下らないジョークで盛り上がったため、全員いい年下中年なのに、思わぬ形で男3人旅となりました。なかなか楽しかったですよ。

 

そんなこんなで開始時刻の18:00となり、会場でスタンバイ。

会場は芦別市内の介護施設で行われたのですが、参加者が非常に多く、大広間はほぼ満員状態となりました。こちらの施設では以前から「ゆびのば体操」「あいうべ体操」が取り入れられていたそうです。

そんな満員状態の会場ではありましたが、ほとんどが中年以上、そしてご高齢の方が大半でした。

なんでも芦別市は高齢化率が44パーセントに達する、とのこと。でも道東出身の自分にとって、この数字は決して驚くものではありません。北海道の大半の市町村は過疎化の状態。いまだに人口が増加し続けているのは札幌くらいなものなのではないでしょうか?

自分にはとても他人事には思えません。

さて講演にはなんと芦別市長も出席されておられました。

 

そんな中で公演が始まったのですが、自分はこれまでに3回ほど、今井先生の講演会を拝聴してまいりました。これは決して多い数字ではないです。なんせリピーターの方が非常に多く、旭川での講演時でも、なんと横浜からお越しになった、過去に何度も受講された歯科医の先生にアドバイスをいただくことに。おかげでほぼ初心者である自分も勉強することができました。

で、ですね、これまで自分が受講してきた今井先生の3回の講演会は、どれも医療関係者向けのもの。一般の方を対象にした講演会に出席するのは、初めてでした。

講演ではまず「あいうべ体操」を中心とした、口呼吸の健康への悪影響について説明されました。詳しく書くことは避けますが、先生は「鼻呼吸を文化にしたい」と繰り返しておられました。また、歯の清掃の重要性にも何度も触れておられました。

実際に、リウマチや乾癬、アトピーという診断の下、10年単位の長期に渡って投薬治療を受けてきた患者が、あいうべ体操にて口呼吸をやめて鼻呼吸にしたところ、短期間で改善した症例が紹介されていました。

 

後半は「ゆびのば体操」について。

旭川で「ゆびのば体操」のレクチャーを受けてきただけに、その復習の思いで臨んだのですが、会場に集まっていたご高齢の方は、我がこととして熱心に聞いておられました。

詳しくはお話しできませんが、歩くことの重要性をとても強調されておられました。

そして会場の中から実際に「ゆびのば体操」を受ける希望者を募ったところ、あるご高齢の男性が名乗りをあげました。

男性は、自分が指名されて今井先生の元へと向かう際、立ち上がりや移動の時間がとても長く、歩き方もとてもたどたどしい。ほんの数歩の短距離ながら、手で周辺の手すりになりそうなものを探りつつの歩行で、少し足をひきずるような感じでした。

でも、決してこちらの男性の衰えが著しいというわけではなく、後期高齢と思われるご年齢の多くの方は、このように歩き方がたどたどしく、時間がかかるものと思われます。

失礼な表現ながら、「お年寄り」という世間的な見方からすれば、決して特殊とは思えませんでした。

 

それが「ゆびのば体操」の施術を受けてから歩いてみると、なんと歩く速度が速くなっている!

男性はご夫婦で参加し、奥様がその様子を見ていたのですが、「全然違う」と、手を叩いて喜んでおられました。

確かに、まだ少し歩き方にぎこちなさが残っていたものの、たどたどしさが弱まり、ご本人も「軽くなった」とお話しされておりました。

 

 

 

そして芦別での講演終了後、札幌に戻ったのですが、その際、旧友と一緒に返りました。彼は5年ほど前から今井先生の講演やセミナーに参加していて、福岡のクリニックにも訪問したことがあるとのこと。

札幌までの2時間、彼とはかなり話し合いました。なんか気恥ずかしくなるほど真面目な話をしました。

彼のクリニックはご高齢の方が多く来院されていて、すでに「ゆびのば」「あいうべ」を実践しているとのこと。「ゆびのば」「あいうべ」はご高齢の方だけではなく、お子さんにも、自分にとってはお子さんにこそ、効果のある体操。当院はお子さんが多いので、夏をめどに彼に協力をお願いしました。

 

 

そして3月21日には、札幌で開催されたセミナーに参加。このセミナーでは「医療面接」と「鼻の洗浄」がテーマとなりました。

どちらもとても勉強になり、また「上咽頭炎」への対処の重要さを実感いたしました。これも詳しくお話ししたいだけど、歯科医師会主催の講演ではないため、あまり触れないようにいたします。ご興味のある方はぜひ、参加してみてください。

 

 

以上のように、とても有意義で濃度の濃い2日間となりました。

今井先生の講演を集中して聞くことができた、ということもありますし、実践している人からじっくり話を聞くことができた、ということも非常に良かった。

また、旭川の講演では、横浜からいらした先生に優しくアドバイスをいただきました。先生も数年前から今井先生の講演やセミナーに参加し、患者にも実践しておられる、とのこと。その際、足指を改善することで、食いしばりも改善される、と伺い、その詳しいことも教えていただきました。

初参加でドギマギし、また講師やインストラクターの方に積極的に声をかけることができない自分にとって、本当に助かりました。ありがとうございました。

この2日間で学んだことは、必ず実践いたします。

 

 

 

 

ここからは、不謹慎な物言いになってしまうことをご容赦いただきたい。
皆さん、どういう老後を迎えたいと思いますか?

もしくは、自分の親にはどういう老後を送ってほしいですか?

自分は自覚もないまま(苦笑)、気が付けば40代となりました。僕と同じ世代の方ならいよいよ両親の老後を考え始める時期だと思われます。また、実の両親だけではなく、義理の両親、という関係もでき、そちらの老後にも気をかけざるを得ないと思われます。

年齢を重ねること、ストレートに言うと「年を取ること」は、どうしても避けられません。

でも、老後にどういう状態か、で自分も周囲も変わってくると思うのです。

ご高齢になっても自分の足で歩くことができ、色々と活発に活動しているならば、「ウチのおじいちゃん、おばあちゃんは毎日、元気に歩き回っている」と家族も周囲に明るく話すことができますが、早い段階で歩くことができなくなり、長期間にわたって家族や介護の助けが必要になった場合、逆に家族にとっては負担感を感じてしまうことも多くなるかと思われます。

歩くことができるだけで自分でできることを維持し続けることができますし、逆に歩くことが困難になってしまうと、トイレなどで周囲の介助が必要となります。俗な言い方になってしまいますが、この「下の世話」が最も周囲に負担感を覚えさせてしまうことと思います。

自分の祖父は80代になっても車を運転していましたが、80代後半で免許を返納しました。その際に警察の方に喜ばれた、とのことだから、妥当な判断だったとおもわれますが、運転をやめた後、どんどん足が弱っていきました。ドライブ好きだったのでよく自分が運転手を務めたのですが、まず車に乗るのに時間がかかるようになりました。祖父はランクル車に乗っていましたが、運転しているときは高い位置にある運転席でも足を軽々と挙げて乗っていましたが、運転しなくなってから2か月後くらいには踏み台が無いと乗れなくなり、もっと時間が経つと座席に座る際に足を折り曲げることが困難となって介助が無いと乗ることができなくなり、最期の方では助手席に座るのに10分ほども費やしていました。

足を使わなくなってから、目に見えて衰えを感じさせました。

また妻の祖父はとても元気な方であったようで、80代を超えても毎日、歩き回ってパークゴルフなどのスポーツを楽しみ、なんと自転車にも乗っていたそうです。そんな元気な生活の中、ある日突然倒れ、短期間の入院はあったものの、そのまま亡くなったそうです。80代という事で、天寿を全うされたと思われます。
家族も「ウチのおじいちゃんは元気だから」と、折に触れて様子を見に会いに行ったりはあったものの介護が必要になることもなく、いわばいい意味で「ほったらかし」たまま、安心して暮らしていたそうです。
以上のように、本人が元気か否か、で周囲の明るさも変わってくるものです。

そしてこれは講演の中でも話されていましたが、歩くことができなくなると、日常生活においてできなくなることが非常に多くなり、衰えも早まってしまう。

そうなると個人の範囲だけでは収まらず、家族やそのほかの方々の心のありようにも影響が出てきます。

もちろん、様々な事情で歩行が困難になったり、日常生活が難しくなることがあるため、それについて罪悪心を持つ必要など全くありませんし、周囲への負い目を感じる必要もありません。

ただ、健康に歩けるだけでも自分も周囲も気持ちが軽くなるのも事実。

「ウチのおばあちゃんは、また海外旅行に行った」なんて、家族にとっても明るい言葉だと思います。
近年、医療費の増大が叫ばれ、暗に高齢者医療が批判されることが多くなり、ともすれば「長生きする事」自体がやんわり批判されることがありますが、芦別での講演を聞き、長生きする事、と高齢者での医療費が増大する事、は全く別物、と実感しています。むしろ「健康に長生き」をして遊びや旅行でお金を使うことで、日本の景気回復にも貢献できる!!!

非情にストレートな表現になってしまいますが、「とっても長生きして遊んだり旅行にいって楽しみ、ある日突然、ポックリ死ぬ」こと。とても素晴らしいことと思います。「ポックリ死ぬ」というのは、非常に前向きな言葉なんですね。

自分の祖父は歩くことが困難になってから(本人が本気で言ったのかはわかりませんが)「死」を口にすることが多くなりました。死を意識し、やはりどこか怖れていたのかもしれません。でも、妻の祖父はそういうことはあまり口にしていなかったそうです。そして死を恐れることもなく毎日遊び、ある日突然、亡くなった。

どちらが良くて、どちらが悪い、ということに関係なく、自分ならどちらを望みますか?
「健康に歩けるか否か」で、自分の老後や家族のあり方も変わるかもしれません。

自分は最近、年金や生命保険の話などをしていました(苦笑)。するとどうしても自分が死んだり、仕事ができなくなるような病気になることを考えてばかりになってしまいます。でも、この日の講演を聞いて、周囲の解除は極力、少なくなるようにしつつ、高齢になっても遊びまくり、人生をしゃぶりつくしたあとである日「ぽっくり」死のう、と思いました(笑)。

 

と、いうわけで、自分の最大の目標を「いつまでも歩けること」にしました。