審美歯科

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「糖」について その5 スクロースについて

今回は砂糖の本体であるスクロースについてお話しします。

 

スクロースは二糖です。単糖であるグルコースとフルクトースが結合してできています。(単糖+単糖=二糖)

無色で水に溶けやすい性質を持っています。

本記事ではスクロースの長所について、

 

1、天然に存在し、エネルギー源としてのグルコースにすぐ変わること、

2、熱をかけても甘さが変わらないこと

3、多量に用いれば防腐作用があること

 

などが挙げられています。

 

スクロースは人体では小腸で、腸と人体内を分ける小腸壁にある「スクラーゼ(インベルターゼ)」によりグルコースとフルクトースに分解して転化糖(グルコースとフルクトースの混合物)としてから小腸に吸収されます。

さて上文にて「スクラーゼ(インベルターゼ)」と書きましたが、文献によっては「サッカローゼ(インベルターゼ)」となっている場合もあります。

「インベルターゼ」と呼ばれる酵素には数種類あり、スクロースを構成しているフルクトースとグルコースのどちらに反応して分解を始めるか、で異なります。フルクトースに反応して分解を始める酵素を「サッカローゼ」、グルコースに反応して分解を始める酵素を「スクラーゼ」といいます。

サッカローゼはオリゴ糖なども分解することができます。

小腸に吸収されると血流に至ります。この反応が急激に起こるため、血糖値が急上昇するそうです。

 

スクロースの最大の特長として「味が良いこと」が挙げられています。

その甘美な味わいから甘さの基準とされ、人工甘味料は如何にスクロースに甘みを近付けるか、が開発の中心になっている、とのこと。

 

そして「欠点」として、う蝕の原因になることが挙げられています。

 

記事ではここから「スクロースと虫歯の関係」へと進むのですが、ここでスクロースの欠点について、もう少し寄り道してみます。

 

 

一般的に、スクロースはカロリーが高く、肥満の原因になり、糖尿病の原因とも考えられています。ただ、糖尿病に関して言えば、食事全体の炭水化物の総量が大事で、全体から見ればスクロースの占める割合は小さいため、スクロースや砂糖だけを制限しても意味は無いとのこと。ただ!炭水化物自体は「三大栄養素」とも呼ばれるほど人体に必須なものなので、適度に摂取しないといけないことをお忘れなく。

で、ですね、スクロースが直接、血糖値を高くする、というよりは、スクロースが分解してできるグルコースが原因です。グルコースの過剰摂取が、肥満を引き起こします。

そういう点で言えば、スクロースは間接的に肥満を引き起こしている、と言えます。

 

 

ここでさらに寄り道して、文中で登場した「転化糖」についてもお話ししましょう。

転化糖については、趣味でお菓子を作るかたならおなじみと思います。ケーキやクッキーに用いられている糖です。

本体は上記のとおり「スクロースをグルコースとフルクトースに分解したもの」ですが、なんと不思議なことに、転化糖になると、元のスクロースよりも甘くなる!

と、いうわけで、この転化糖を用いることで、砂糖=スクロースの量を減らすことができます。

また吸湿性があるため、お菓子をしっとりとした状態に保つことができるそうです。

 

ご家庭でおなじみの「転化糖」は蜂蜜だそうです。

 

 

 

 

 

 

寄り道は以上。次回は本分であるむし歯とスクロースの関係についてお話しします。