審美歯科

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日本病巣疾患研究会の学術大会に出席しました。その5

なんだか長くなってしまった今回の御報告。

本当は一回で終わる予定だったのに、書いているうちに色々と思い出し、あれも言いたい、となってしまいました。

 

今回は9月2日、3日と二日間に渡ったのですが、最終日の3日午後は、マイコプラズマ感染症に関する講演や、上咽頭炎と後鼻漏、耳の症状に関する講演が続いたのですが、なんと加納がホテルに忘れ物をしてしまったために中座する、という失態を犯してしまいまして。午後の一部分を聞くことができませんでした。

一時間の中座後からお話を聞いたのですが、ちょうど、仙台赤十字病院のお医者さんによる「脳リンパ管」に関する発表のところでした。

発表では、これまで長い間、脳にはリンパ管が存在しない、と言われてきたが、実は存在することが示唆された、とのこと。

しばらく脳に関する専門的な話が続き、やがて上咽頭との関連が明かされました。

プログラムの一部を抜粋させていただくと、「鼻咽頭関連リンパ組織に生ずる慢性上咽頭炎は組織の浮腫・易出血性を特徴とし、上咽頭の微小循環系すなわちリンパ管系の機能異常が示唆されるが、そのリンパ液も深頸部リンパ節へと流入している。すなわち、深頸部リンパ節は、中枢神経系と上咽頭に端を発するリンパ経路の合流地点となる」

平たく言えば、鼻の奥、口の奥にある上咽頭は、リンパ節が密集している場所ですが、ここのリンパ液は深頸部リンパ節という、首の上から下あごの後ろにかけて広がる「頸部リンパ節」の内の、内側にあるリンパ節に流れ込んでいる。

で、講演では脳にもリンパ管があり、頸部に流れている。

つまり上咽頭のリンパ液と脳や中枢神経系のリンパ液は交流している。そのため上咽頭での症状は、脳にも影響を及ぼす。(違っていたら、訂正いたします)

そして、上咽頭の炎症によって鬱症状などの心の問題も引き起こす可能性がある、と。

 

この講演を聞き、「上咽頭」の重要さをさらに実感することになりました。

 

他にもさまざまな発表があり、個人的には発見が多い大会となりました。

 

参加者の方々とお話ししたところ、本州ではすでに、歯科、耳鼻科、内科、胃腸科などが連携をしている、とのこと。

この点で、北海道は遅れをとっているかもしれません。

 

今後、口だけではなく、口を起点として周辺も見ていく必要がある、と実感いたしました。

 

 

以上、報告をおわります。