審美歯科

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バブルは遠くになりにけり

  • Date / 9月 25th, 2017
  • Category / 雑談

先日、関西の女子高生による「バブリーダンス」なる動画を見ました。

うん!バブルだ!自分の知っているバブルだ!!あの衣装、あの化粧、まさしくバブルだ!だって、目の周りが青かった人、いたもの!!

しかし、バブル当時は違和感なかったのに、今見るとやけに「オバサン臭い」ですね。
数年前、旭川に住んでいた時、ディスコで開催された「バブルナイト」というイベントに誘われて参加したことがあります(苦笑)。名前の通り、みんな、バブル時代の恰好をしてディスコで騒ぐ、というイベントです。

会場はボディコンだの、扇子だの、たくさんありましたよ。

バブル時代にちょうど、ハタチだったという女性と話したのですが、もうね、毎晩楽しかったって!一銭も持たずに繁華街に出ていっても、誰かが奢ってくれたって。

なんせ新卒大学生が、初任給で「今まで育ててくれた両親へのお礼」ではなく、アルマーニのスーツを買っちゃう時代。いえ、買わないと「ダサイ」と言われた時代。

アッシーくん、メッシーくん、って、今もいるんでしょうか?

自分はバブル世代ではないんですよ。バブル時代は高校生。

深夜に放送されていた「トゥナイト2」でのジュリアナ東京特集を見て「東京はスゴイことになっているぞ!」と、思っていました。北見だったから、イメージが余計に増幅されていたと思います。

そして「自分もはやく都会に出たい!」と思っていたものです。

あのころね、景気はよかったけど、やっぱりどこか世の中はおかしかった。「流行」がやけに強調されていたような。

女子高生のバブルダンスを見て、以前、掲載した記事を思い出しました。

 

何度か掲載して、あまりにも恥ずかしいので取りやめていた記事です。

今回、更新する時間が無いので掲載します。

 

 

 

 

今回は、「旅立ち」についてのお話し。

皆さんもこれまで、何かをきっかけにして「親元を離れる」という機会があったと思います。

大学進学や就職など、様々かと思います。

その際、札幌や東京、大阪などの大都市では単に、実家を出て一人暮らしを始める、という意味かと思います。

しかし大都市以外では違います。

「親元を離れる」とは、「故郷を離れる」と同義です。しかもこの場合、大都市と「地元」は、非常に離れています。札幌近辺の小樽や苫小牧、江別、岩見沢は、電車や汽車に乗ればすぐに札幌に行くことができます。東京、大阪でも大都市に電車で行ける距離に住んでいる、という人が多いと思われます。
しかし道東、道北は違います!札幌とすんごく離れています。汽車で片道5時間!とても気軽になんて行けない!

道東に住んでいると、日用品や日々の娯楽なども、なんだかんだ地元で済んでしまうため、札幌に行く、という気も起きなくなります。大都市は気軽に行ける、身近な存在などではなく、大雪山や日高山脈を越えなければいけない場所にあるので、札幌を非常に遠く感じ、それだからこそ都会への憧れも増幅していきます。

実際、地方では進学、就職を機に地元を離れて大都市で生活を始める人が非常に多い!

しかも成長するにつれて、むしろ「こんな田舎、嫌だ!」という思いが強くなります。

 

自分もその一人。今の大人も、大体、中学ころから親を「ウザイ」(言い方が汚くて失礼)と思い始めた人が多いことと思います。高校になれば一刻も早く離れたい、と思っていました。

で、北見だと、多くは札幌に「出ていく」んですよね。ここで「札幌に出ていく」という言葉が登場しましたが、3月、4月の札幌以外の北海道内で頻繁に利用される言葉です。進学、就職を機に札幌に引っ越すことを表しており、札幌以外では一般的な言い回しです。
自分は高校に入ると、早く北見を離れて都会に行きたい!という願いが強くなりました。

で、GWなどに、卒業して札幌などに「出ていった」部活の先輩たちがやってくると、雰囲気が変わっている!

4月に進学のために札幌へ「出て行った」女性の先輩が、GWに部室にやってきたとき、それまでの短い人生でも最高レベルの衝撃的を受けました。

なんと髪型が、いやヘアースタイルが変わっている!平松絵里さんが流行っていたころですが、ソバージュ(という名前だったと思う)になって、少し茶色に染めている!あんた、去年まで髪型はお団子だったじゃん!!しかもピンクの口紅(という表現で正しい?)を塗っている!それもラメが入っているんだか何だかで光っている!部屋にワイシャツでもあるんすか!?

なんだか一気に「都会的」になっているじゃないか!!

余りの変貌ぶりに、高校3年の自分は「あんた、この一か月で札幌で何かあったのか!?」と心の中で思わずにいられませんでした。

きっとこの先輩は、たった一か月の間に「スゴイ都会的な経験」としてきたのだろう、と。当時の自分の考える「都会的な経験」とは、トレンディードラマの世界です。オシャレな男女がオシャレなことをしてオシャレな会話を楽しみ、オシャレな恋愛をする、というもの。まあ、妄想だね(苦笑)。当時、ドラマで「ポケベルが鳴らなくて」が放送されていて、「俺も都会に出てポケベルでやり取りするぞ!」と密かに意気込んでいたものです。

とにかく、この先輩の変貌によって、自分の中の「都会願望」はますます膨張!!なんせそれまでの「都会情報」と言えば、帰宅時に一緒だった友人による「昨夜のトゥナイト2はこういう内容だった」という報告のみ!当時は「ジュリアナ東京」が旋風を巻き起こし(この言い方も古い?)、夜中にテレビでその様子を見て「東京は、なんだかすごいことになっているぞ!」と東京への妄想を募らせていました。この時のジュリアナ東京ブームは凄まじく、なぜか北見でもジュリアナ東京のCDが売れていました。ちなみに同時期、北見にあった唯一の「ディスコ」がつぶれました。

違う女性の先輩は、北見を出てからジャズをやっている、とのこと!カッチョイイ!!おれも札幌でカッコイイことやるぞ!!と思っていたものです。

また、当時の地方局の週末深夜には、映画通向けの映画番組があって、通が好みそうな映画が放送されていました。

ある時、その番組の予告で「イングリット・バーグマン特集をやる」との告知が!しかも白黒映画!

過去の名作、しかも白黒時代の映画の中の女優の特集をするなんて、なんだかオシャレそう!
きっと札幌には映画好きがたくさんいて、いろんなところで映画について議論し、名女優についても語り合っているのだろうなあ、とこれまた妄想を膨らませます。そんなの、北見にないもの!(少なくとも自分のまわりでは)。俺もイングリット・バーグマンについて語りてえ!!と強く願ったものです。ええ、もちろんイングリット・バーグマンなんて知りませんでしたけどね。

札幌の放送局は「イングリット・バーグマン特集」を放送しているのに、地元のNHK北見はどうだ!?「湧別でチューリップが咲いた」のがなんでトップニュースなんだよ!!西興部(にしおこっぺ)の○○さんが廃品を利用して風車を作った、なんてどーでもいいよ!!!イングリット・バーグマンと全然違う!!
あのころは、とにかく北見を出たくて出たくて仕方なかった。

 

そして念願かなって札幌に住むことに!しかし、大学生活最初の1か月で自分がしたことと言えば、多少の宴会。

そのまま特に何もないまま、進学後、最初の「GW」がやってきます。そしてなんと部活のOBたちが一堂に会することに!

自分は「札幌で生きているオレ」を見せつけるべく、精いっぱいの「オシャレ」をして出席。

しかし、そこでも現実に打ちのめされます。自分は一年、浪人して進学していたので、自分と「同期」の部員たちは、すでに一年間、大学生活を送っていたわけです。

その中に一人、東京で大学生活を始めた女性部員がいたのですが。

彼女と話したとき、、「東京での恋愛の話」を次々と聞くことになりました。なんか、色々聞いた!渋谷でのデートとかなんとか!

いちいちため息があって「恋愛で苦労している」みたいな空気を漂わせているではないか!君は東京で何があった!!

片や、札幌でイングリットバーグマンとも関係のない日々を過ごす自分。

なんだよ、この差は!

 

まあ、とにかく、結局、「理想の都会生活」は実現しませんでした。

その後、再び、道東に移住し、このまま道東で過ごしていく予定だったのですが。ひょんな縁から現在、札幌で生活しています。

妄想していた「都会生活」とはほど遠いけど、あの頃と違った意味で、札幌を楽しめています。

でも、時々、地方での在住も考えてしまいます。

 

 

地方では町のサイズが小さく、世間も狭いです。町を歩いていたら知り合いのオバサンに見られていた、なんてことも珍しくありません。

心の成長に伴って、そういうのも「ウザい」と思うようになっていくんですよね。なんというか、地方の田舎では、広い世界を見てみたい、とか、色々な経験をしてみたい、という欲求や願望の成長に、地方都市の方がついていけなくなる。これはどの町も抱える問題ですね。

若い人のそういう「外の世界に出て行きたい!」という思いは、どうしても止めることはできないと思います。

しかし数年後、故郷を思い出して帰る人も多くなっていくものです。

今、「孫ターン」という言葉があるようですね。

都市で育った子供たちが、お爺ちゃん、おばあちゃんのいる田舎に心地よさを感じて移住する。

都会から出て行きたい、というのも、「外の世界に出て行きたい」という感情の一つ。

 

若者よ、田舎生活も悪くないよ。

 

 

 

 

追記

この記事を掲載すると、「東京へのコンプレックスがある」と言われることがあります。

うーん、なるほど、コンプレックスなのか?単なる「都会へ憧れる田舎者」の心理です。「コンプレックス」なんて御大層なものではありません。