審美歯科

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歯科・小児歯科
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近況の御報告

改めまして、新年、あけましておめでとうございます!

 

今年に入り、いきなり更新が滞っておりました。

現在、今月末にスタッフ全員で参加する講習会に向けての勉強をしておりました。

今月末の講習会は、昨年11月に東京で受けた、アメリカのう蝕予防管理システムである「CAMBRA」の、実践講習です。

CAMBRAでは、口の中の「ペーハー:ph」の把握が重要になってくるのですが、これが「我が意を得たり!」というところがありまして。

 

自分は(もちろん自分だけではないと思うけど)、以前より、むし歯の予防にはフッ素も重要だが、口の中のペーハーも重要だ、と実感しておりました。結局、むし歯が多いお子さんなら、フッ素を塗るよりも以前に口の中の虫歯菌の数を減らすことの方が重要なのではないか?と。

フッ素を塗って歯を強化しても、むし歯菌が多くそれが産生する酸が多ければ、結局は虫歯になる力の方が強いのではないか?と。

つまり虫歯が多く、また唾液に粘りがあったり、むし歯になっていなくとも歯と歯茎の境目に虫歯の兆候が散見される場合、フッ素での歯質強化と同じくらい、口の中のペーハーの改善が重要と思うようになっていました。例え虫歯を治しても、口の中が酸性の環境ならば、削って埋めた周囲からむし歯になってしまう。

そのため、あまりにも虫歯が多いお子さんには、スーパーなどで配布(販売?)されているアルカリ性水を使用しての歯磨きや、殺菌作用のあるうがい薬を用いての歯磨きをお勧めしてきました。

 

この考えは、CAMBRAでも中心的な方法として紹介されていました。

やはりペーハーは重要なんだ、と改めて実感すると同時に心強く感じました。

 

また、CAMBRAの「虫歯のリスク評価」は実に興味深く、たとえ現在、むし歯のない人でも、リスク評価の結果、「ハイリスク」と評価される場合もあるなど、より予見的な診査が可能になるのではないか、と考えております。

 

さて、上記のように「ペーハーが重要」というのが明確になりましたが、じゃあそのペーハーの改善方法は?となると、少なくとも数年前、自分が調べた範囲では日本には「ペーハー改善」の直接的な薬剤を見つけることができませんでしたが、ここ数年で様々な製品が発売されていることがわかりました。

 

 

 

 

 

 

 

たとえばコレ。完全にペーハーのバランス改善を目的としているうがい薬です。

これで食後にうがいすると、ペーハーをすぐに適正に戻すことができます。

以前は「アルカリ性水をご自分で用意してください」とお話ししていましたが、それは結構、大変なことのようで。

当院では一月中に、院内にての販売を予定しています。

むし歯が非常に多いお子さん、むし歯のリスクが高いと思われる大人の方にもおすすめしようと考えております。

なお、フッ素は入っておりません。

 

ただ、誰でも使用するべき、というのではなく、唾液の性質が酸性に傾いている方が対象。

女性で妊娠された方で、つわりの重かった方などは、嘔吐が頻回、繰り返されることで口の中の歯が胃酸に頻繁にさらされることになり、それに触れる時間も長くなってしまいます。そのような場合に、嘔吐後に上のうがい薬を使っていただき、ペーハーを戻すことで歯が弱ることを防ぐことができると思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

次はペーハー改善を目的としたジェル。

最初にご紹介したうがい薬をジェルにしたもの。歯磨き粉として使用できますし、夜寝る前に歯に塗って、そのまま寝てもらってもご利用いただけます。

多くの歯が虫歯になっているお子さんや、歯の根っこの部分の虫歯が多いご高齢の方、部活でスポーツドリンクを頻繁に飲む中学生、高校生などにお勧めしたいと考えております。

 

こちらもフッ素は入っておりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてキシリトール配合のペーパー。フッ素は入っていません。

むし歯菌が栄養にできないキシリトールが入っているペーパーで、赤ちゃんなどにおすすめしようかな、と。

たとえば、授乳してからじゃないと寝てくれない、という赤ちゃんでは、授乳したままねてしまうと、母乳の成分を分解する虫歯菌によって、上の前歯に虫歯ができてしまいます。

そのような場合に、授乳後にこのペーパーで前歯を拭ってもらえば、虫歯予防の効果も期待できるのではないか、と考えております。

 

 

 

 

以上が一月中にも販売を開始しようと思っているケアグッズ。

どれも「ペーハーの改善」を目的としております。

 

でも、一番は良く噛んだりすることで唾液の中の成分でペーハーを改善したり、鼻呼吸にして口を閉じることで、口の中の乾燥を防ぐことが最重要と思います。

 

今後、東京での講習会や、院内で担当の方によるセミナーを開いてもらう予定です。その際に、赤ちゃんに使用できるのか?などのことも聞いてみようと考えています。

 

今後、皆さんの虫歯予防の方法の幅が広がることと思います。いましばらくお待ちください。