審美歯科

診療案内

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歯科・小児歯科
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東京に研修旅行に行ってきました。その3

さて、ようやく東京で受講した講義についてお話しします。

今回の講習会は、静岡県でCAMBRAを実践されている先生とその医院の衛生士さんたちのお話をお聞きしました。

今回はより臨床編とされているだけに、リスク評価のより具体的な方法に重きが置かれているため、これまでお話ししてきた内容を深掘りした内容でした。

またどの段階から治療をすべきか、や、より侵襲の少ない治療方法など、多くを学びました。

歯科衛生士さんからは、どの状況でどのケアグッズを勧めるか、という具体的に説明を受けました。

CAMBRAではフッ素製剤や抗菌性の洗口剤、キシリトール含有品、唾液のペーハーを改善するもの、口の乾燥を防止するためのもの、など、多岐に渡るケアグッズが使用されます。

そしてそれらのケアグッズの中から、個人のリスク段階(ローリスク、ミドルリスク、ハイリスク、エキストリームリスク)に合わせて最適なものが選択されるため、口腔状況の改善にとても有効です。

 

皆さん、ドラッグストアの歯磨きコーナーを訪れたとき、どれを選べばいいのか、わかりますか?

最近はとても多くの歯磨きグッズが発売され、選択肢が増えていますが、多くのお店ではそれらがただ陳列されているだけと思われます。

多くの方は、ご自分のお口の状況がどのようになっていて、どれを選ぶべきなのか、よくわからないのでは?

ご自分の歯の状況をわからないまま、「歯を白くしたいから」という理由で「歯を白くする」と書かれた歯磨き剤を選んでしまうと、もし、ご自分のお口の中の唾液のペーハーが酸性に傾いていた場合、歯磨き粉の歯を白くする成分と唾液の酸性が相乗効果をもたらして、歯が必要以上に削れて弱ってしまうかもしれません。

(歯磨き粉の成分については、昨年の当ブログで掲載した「歯磨き粉の最新科学」を参照してください)
まず、口腔内の細菌の数を減らす必要があるのか、ペーハーを改善する必要があるのか、によって、使用すべきケアグッズが異なってくるのです。

CAMBRAでは、個人のお口の状況を診断し、間違ったケアグッズの使用を防止することができます。

 

また、CAMBRAでは、フッ素が大きな比重を占めています。

 

欧米ではフッ素の使用がごく普通のこととなっているようです。

 

このお正月、加納はCAMBRAの提唱者の一人であるフェザーストーン教授の日本での講義を収録したDVDを視聴したのですが、その中でフェザーストーン教授は、現在、欧米では「フッ素を使用した場合」と「フッ素を使用しない場合」に分けた比較実験は許されない、と話していました。

なぜかというと、欧米では、「一定期間、フッ素を仕様しないことで、その人がフッ素を使用したときに得られる利益を奪う事になってしまう」とされるため、とのこと。

欧米では「フッ素」は、人権に匹敵するまでの存在になっているようです。

 

フッ素は、様々なご意見をお持ちの方がおられると思います。当院でも、あくまでも各個人のご判断が最優先となります。

ただ、様々な意見を見てみるとき、フッ素を取り巻く世界的な潮流も考慮していただければ、幸いに思います。

 

 

そして、より重要なのは、CAMBRAでは、フッ素を使用しない選択肢も幅広く用意されている、ということです。
CAMBRA=フッ素、ではありません。CAMBRAは、あくまでも個人の口の中の虫歯のリスクを評価するためのものです。

 

個人の口の状態は、単純には判断できません。フッ素を使用すれば全てOK!、というわけではなく、また、一部で提唱されている「どんなときでも重曹でうがいすれば全て解決!」というわけにはいきません。

実際、今回の臨床編でも、症状によっては重曹を使用した方法が提示されていました。あくまでも状況が偏っているときのみ、ではありますが。

 

 

 

当院では講習会で紹介されたケアグッズの他、口テープや鼻うがい、あいうべ体操なども取り入れようと考えております。

 

 

2月中旬に、CAMBRAで使用するケアグッズについての院内セミナーを受け、2月下旬、3月から正式に導入する予定です。

 

 

以上、研修旅行の御報告でした。