審美歯科

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本棚通信 お子さん向けの本のご紹介

今回は、新しく当院の本棚に加わった本のご紹介。

冬休み間近という事で、お子さん向けのものを納めました。内容が鉄道に偏っているかもしれない・・・・

 

 

1、せんろはつづく  文・竹下文子  絵・鈴木まもる  金の星社

いきなり登場したのは、色とりどりの作業服を着た男の子・女の子合わせて6人の子供たち。お母さんと思しき女性が、傍らで赤ちゃんと一緒に休んでいます。

子供達は協力して何かをしています。二人組になってレールを運んだり、枕木を並べたり。

そう、線路を敷いているようです。
彼らは息もぴったりで、作業は順調。レールはどんどん伸びていきます。クレーン車で運んだり、木にあるところはカーブで避けたり。

順調に進んでいた彼らの「てつどうじぎょう」ですが、ここで難題にぶつかります。目の前に山が現れたのです。どうしよう!?

なんと彼らは協力して、山にトンネルを掘りはじめ、無事貫通。しかしトンネルを抜けた先には、今度は川が!!
今度も協力して川に鉄橋を架け、線路を川の向こうに渡すことに成功!!

お、今度は道路がある!今度は踏切を設置して問題解決!!

この後も子供たちは様々な問題を解決して、着々と線路を繋げていきます。

そして線路はなんと、最初にレールを敷き始めた場所に戻ってきました!どうやら環状線の建設を行っていた模様!

そしてそして、最初の部分とレールが結ばれ、ついにループ路線が完成!スタート地点には立派な駅が建設されます。

そしてそしてそして蒸気機関車が到着。汽車は、子どもたちとお母さんと赤ちゃんを乗せて、出発しました!

 

皆さん、鉄道を好きかどうかにかかわらず、小さいころにプラレールで遊んだことがあると思います。自分なりに線路を敷設し、ある時はトンネルを、ある時は立体交差を、それぞれ駆使して、それぞれの鉄道会社の「路線」をどんどん広げていったことがあると思います。

この絵本を読んだとき、なんとなくプラレールで遊んだような気持ちになりました。

 

 

 

2、せんろはつづく どこまでつづく   文・絵 鈴木まもる  金の星社

先に紹介した「せんろはつづく」の続編。

蒸気機関車を運転しながら、順調に線路を繋げていく子供達。するとなんと、新幹線を見つけました。

子どもたちは新幹線と蒸気機関車を連結させ、新幹線を編成に加えます。こうして汽車は、一気にスピードアップ!!

すると今度は4台の貨物列車を発見!!これも繋げてしまいます。

しかし、ここでまたもや難題に直面!!

線路が急な坂道に至ってしまったのです!「のぼれないよー」と困ってしまう子供達。電線もないので電力で動かすこともできません。

でもよく見ると、なんとディーゼル機関車が停まっているではないですか!!

渡りに船、とばかりにディーゼル機関車を編成に加えた子供達。力強いディーゼル機関車のおかげで坂道を登りきることに成功!!

この後、ブルートレインも加え、車内泊も可能になった、子どもたちの車両。

ついに終点に差し掛かり、ターンテーブルを駆使して各車両を車両庫に格納して、一日が終わります。お疲れ様。

 

1では線路の延長がメインでしたが、こちらの作品では様々な車両が登場。しかし蒸気機関車と新幹線、ディーゼル機関車が同居する編成とは。
これもプラレールの楽しみの一つですよね。全く一緒になるはずがない車両同士を連結させて、自分だけのオリジナル編成を作り出す。

遊び方は無限ですね。

 

 

 

3、地下鉄のできるまで   作・加古里子  福音館書店

今回も鉄道関連ではありますが、1,2とは異なって、より具体的な内容となっております。とはいえ、幼児向けなんでマイルドではありますが。

タイトルにもあるように、1冊すべて、絵を駆使して地下鉄の建設方法が描かれているのです!

しかも「開削工法」「シールド工法」など、専門用語に属すると思われる単語も、絵とともに紹介されます。この「開削工法」と「シールド工法」の違いには、多くの紙面が割かれており、力が入っているのがわかります。

シールド工法の説明のところだけでも、「カッターディスク」「カッタービット」など、結構なレベルの専門用語が登場!

揚句には「沈埋工法」「凍結工法」なども登場し、様々な工法が学べます(苦笑)。

単語の紹介ももちろんですが、何よりもそれぞれの工法の工事現場の絵が、見ていてとても楽しい!絵本だけに、絵には力が入っていますね。

開削工法では、たくさんの人たちが参加している様子が分かりますし、シールド工法では掘削機での工事の方法がわかります。

 

皆さん、子どもの頃、特に男性なら、一度は「工事現場」に興味を持ちませんでしたか?

この作品も、工事現場への興味をそそられること間違いなし!かつての子供たちも、ぜひ、手に取って見てください。

 

 

 

 

4、Michi  作・junaida  福音館書店

先日、時間つぶしのために紀伊国屋書店に立ち寄ったところ、この作品の宣伝ディスプレイが目に留まりました。

「一目ぼれ」と言うのもおかしな表現ですが、見た瞬間に、その絵に魅了されてしまいまして。

滅多に衝動買いしないのですが、なんと絵本を衝動買いしてしまいました。

 

この作品は、どちらが「表紙」なのかわからない。どっちも「表」「スタート」のようです。そして両方の「表」にはそれぞれ男の子と女の子が描かれていて、ページをめくると、男の子も女の子も、長い道を歩き出すところから始まる。

この道をたどっていくと・・・・・・・。

 

道は、とても風変わりで、とても個性的な、様々な「街」と繋がっていました。

風車が印象的な街、巨大なSLでできた街、まるで本棚にできたかのような街、大きな樹に作られた街、電気スタンドばかりの街、楽器でできた街・・・・・・。

とにかくいろんな街が登場します。

この作品ですが、絵がとても特徴的。エッシャーのだまし絵のような感じ。街の中を通る道は複雑に枝分かれしており、その沿道には店や人々が立っていたりします。

この道を、指でたどってみると、なんだか町の中を探検しているかのような気持ちになります。

僕の世代だと、「シムシティー」という街づくりゲームにハマった人も多いと思います。この作品を見ると、なんだか「あの頃」の心の琴線に触れられるような気がしますよ。

また、今の子供たちの間では「マインクラフト」や「ドラゴンクエストビルダーズ」といった、ブロック状のものを置いて、並べて建物や道路を作ったりするゲームが流行っていますが、この作品の絵を見ていると、お子さんのそちらの創作意欲も掻き立てられますよ(と思う)。

 

とにかく、大人にも見てほしい絵本。もはや絵本の域を超え、絵画集とも言える作品です。奇妙ながらも興味を持たずにいられないので、ぜひ、手に取って見てください。

 

 

 

5、はたらく細胞   清水 茜   講談社

秋ころに本棚に納めたこの作品。夏ころからお子さんたちが、作品名を頻繁に口にしていたので購入してみたのですが・・・。

とても面白いじゃないか!!

もう、いわずもがなかもしれないけども、赤血球、白血球などと言った細胞たちを擬人化してしまったこの作品。

細菌が侵入した際に発動する免疫が、とても面白く書かれています。B細胞とかT細胞とか、教科書で単語を覚えるのは苦痛でも、この漫画なら楽しく苦も無く頭に入っていきます。

いやあ、今の子供たちはいいですねえ。こういう入口があって。

自分の学生時代まで、マンガって、子どもが読むもので、決して大人が読むものではない、という風潮がありました。

大人というものは、活字で埋まったブンガク作品を読まなくてはならない、という感じがありました(よね?)。

でもねえ、自分の知らない分野を知るのに、文字ばっかりの本を読む、って、結構、敷居が高くないですか?

大人の皆さん、生物学に興味を持っていても、実際に知ろうとすると、なんだか分厚い専門書を買ってこないといけない、と思ってしまいませんか?

そんな「未知の分野の壁」も、マンガと言うツールなら、あっさりと超えてしまうことができるから不思議。

もはやマンガは、子どもの読むもの、ではなく、他分野への重要な「入口」になっています。

シムシティーではないけども、僕の世代だと、三国志に詳しい人、原作の小説を読んだ人も多いと思いますが、その入り口はゲームだった、という方が多いのではないでしょうか?

最初の入り口、っていうのは、どれだけ楽しいか、面白いのか、が大切な気がします。まず関心を持たれなければ意味がありません。

 

マンガは、初心者に優しい「入口」ですね。

 

今、「ゴールデンカムイ」という作品があって、アイヌが注目を集めていますが、これまた僕らの世代の子供のころなら、アイヌに関してはどこか、触れてはいけないような雰囲気があったのも事実。うまく言えないけども。

それがゴールデンカムイというマンガによって、そんな大人が感じていた空気なんて気にせずに、若い人たちがアイヌについて興味を持ちはじめ、何のこだわりもなく親しんでいるのを見ると、やっぱり、まずは知ってもらうことが大事なんだなあ、と思います。

 

これからもマンガによって、どんどん「社会の空気」が、明るく壊されていくのかもしれませんね。

 

 

 

 

なんだか取り留めのない内容になってしまいましたが、上記の作品を本棚に納めます。冬休みにぜひ、見てみてください。