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2017年の石炭博物館
- Date / 3月 20th, 2021
- Category / 北海道の話題
ここまで石炭の歴史村など、廃墟と化した施設ばかり、お話ししてきました。
これだけなら夕張は、衰退に対して無抵抗のように思えてしまいます。
しかし、一方で、世間の旅行に対する見方も変わりつつあります。
それに呼応するかのように、室蘭や赤平、歌志内、夕張などの石炭に関する都市が「炭鉄港」としてのつながりから、新たに産炭地を見直す動きが出てきています。
また、石炭の歴史村にあった、採炭の実際の坑道が博物館となっている施設は世界的にも珍しいらしく、石炭博物館には再度の注目が集まっています。
それをリニューアルして広く公開しよう、としていた矢先の2019年4月19日、その石炭博物館の坑道内で火災が発生。その後、5月13日に鎮火したとのこと。
現在、坑道への立ち入りは行われていないものの、石炭博物館は営業しています。
坑道への立ち入りができないのは非常に残念。
実は加納は2017年に夕張を訪ねた際に、この模擬坑道にも立ち寄っております。
今回はその時の模擬坑道の画像をご紹介します。
繰り返しますが、画像は全て2017年当時のもの。現在は模擬坑道は公開されておりません。
まずは夕張が石炭の一大産地であった証拠の場所をご紹介。
石炭が露出している場所です。
この「壁」は、全て石炭なんです。
夕張の付近には、いまだにこれくらいな石炭が埋蔵されています。
それでは石炭博物館へ向かいましょう。
いきなり模擬坑道の内部の様子。
画像をから、内部の気温はヒンヤリしていると思われるかもしれません。
記憶違いだったら申し訳ないのですが、むしろ暖かかったような。
炭礦は深く掘っていくと地熱で熱くなるところもあるそうです。
トロッコ風の貨車が止まっていますね。
ホンモノの石炭が積んであるし!少しでも触ったら真っ黒になるのでご注意を!
内部にはいろんな配管がありました。それとベルトコンベアー。
使用されていた当時のまま、おかれているらしい。
なんか、「メカ」がありますね。
種類がよくわかりませんが、様々な機械がありました。
特にこれにご注目。
いや、掘っているし!掘ってるまんまだし!!
ここまで当時のまま、というのも凄いですね。
で、お察しの通り、内部は火気厳禁です。
でも、石炭の歴史村時代から、ずっと火災事故は起きませんでした。
2019年の火災のニュースの後だと、上記の画像はものすごく危険に見えるかもしれませんが、それまでの40年間、多くの観光客が訪れたにも関わらず、事故はありませんでした。2019年の火災も観光客が起こしたのではなく、営業開始に備えての内部の整備をしていた際に起こったとのこと。
こういう事故が起こった以上、ルールが厳しくなり、一般開放されるかも微妙ではありますが、それまでは観光客が間近に迫っても安全だったことも事実です。
石炭博物館の模擬坑道が、一刻も早く事故前のように見学できるようになることを願います。
以上が夕張の特集でした。