審美歯科

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仮面ライダーBLACKに学ぶ夕張問題 その1

ここまで夕張支線の廃線についてお伝えしてきました。

ついでに、と言うと失礼ではありますが、当ブログに過去に掲載した夕張関連の記事を再度ご紹介いたします。
夕張は「幸せの黄色いハンカチ」以外にも様々な映画やドラマの舞台となっていて、「西部警察」の撮影も行われています。

そして、日本を代表する特撮モノである「仮面ライダー」のシリーズの一つでも、夕張が舞台となっていました。

その仮面ライダーの名前は、「仮面ライダーBLACK」!

仮面ライダーBLACKは、自分と同世代ならだれもが知っている仮面ライダー。1987年から1988年にかけて放送され、大人気となりました。
現在の「平成ライダーシリーズ」は、特殊効果などがふんだんに使用されて派手派手しいのに対し、この仮面ライダーBLACKは、仮面ライダーと怪人との格闘シーンにバリバリ気合が入っています。仮面ライダーBLACKは日本に留まらず海外でも放送され、外国でも大人気。リメイク版も製作されるほどです。

・・・・今回、この記事を再掲載するか随分と迷いました。3月の鉄道特集を構想していたタイミングで、BLACKの主人公を務めた方の報道がありまして。

でも、夕張に伝説の仮面ライダーがやってきていたことに変わりありません。

(2021年3月20日追記)

 

 

 

 

(唐突に記事が始ってしまいます。申し訳ありません。)

 

 

自分も幼少のころに見たことがあるのですが、長らく忘れていました。でも日本ハムの記事作成に際し、で久し振りにその主題歌を聞いて「そういえば仮面ライダーに夕張が出ていたような気が・・・」と思い調べてみました。

インターネットは便利ですな。すぐにわかります。

夕張が登場するのはテレビシリーズの第37話で、そのタイトルもズバリ「思い出は夕張の空」。ばっちり夕張が出ています。

さらに、なんと劇場版の舞台にも夕張が登場!こちらは「恐怖!悪魔峠の怪人館」というタイトルで、1988年7月に全国公開されています。

 

で、久し振りに見てしまいました(苦笑)。ネットは便利ですね。配信サービスが充実している!!

 

少しだけ内容に触れると、まずシリーズ第37話の「思い出は夕張の空」ですが、主人公の南光太郎の知り合い(細かい設定を忘れています)の女性が、夕張市の市役所の人と結婚することになり、夕張で行われた結婚式に、主人公とその関係者が出席するところから始まります。

結婚式の舞台は、あの「石炭の歴史村」!その中にあるレストランにて撮影された模様。番組開始直後から当時のまだ活気の残っていた夕張の街並みや夕張メロン城、石炭の歴史村が映し出されます。なお、この2つに「大ロボット館」を合わせた3つの施設は、後に夕張破綻の象徴とされるのですが、この頃は誰もそんなことは知らず・・・・・。

冒頭から結婚式の様子が始まるのですが、そこで当時の夕張市長である中田鉄治氏(故人)が登場。

「私たちの夕張は、かつての石炭の町から、夕張メロンと石炭の歴史村を擁した観光の街へと生まれ変わりました」

と、特撮モノにも関わらず「わが町」のアピールを開始!子ども相手に通じるかは不明。

なお、現在の平成仮面ライダーの主役にはイケメン俳優が抜擢され、お子さんと一緒にママさんのファンも獲得していますが、この仮面ライダーブラックの主役を演じる倉田てつを氏もかなりのイケメンで、お母さんのファンを獲得していました。今のアイドル化した仮面ライダー現象の発祥とも言えます。

 

で、一通りのスピーチが終わったあと中田市長は

「バリバリ夕張のバリバリカップルの前途を祝して乾杯!」

と発言!

この「バリバリ夕張」ですが、我々世代の道産子なら、誰もがわかるはず。

北海道以外の人に説明すると、1980年代、夕張は中田市長のスピーチの通り、観光都市への転換を目指して積極的にアピールしていて、道内のテレビでは、石炭の歴史村のCMがかなりの頻度で放送されていました。この世代のほぼ誰もが覚えているくらいなので、相当な力が入っていたはず。そのCMの最後に「バ~りバリ夕張!」というキャッチフレーズが流れていたのです。今ならyoutubeで見ることができると思います。しかもおニャン子クラブの余韻が残っていた当時、人気のあった渡辺満里菜さんまで起用。しっかり「バリバリ夕張」と言わせています。

そんな道内向けのキャッチコピーを、この時めがけて全国にアピール!

正直、久し振りに見たのにイタ恥ずかしかった!

 

この後、同じく結婚式に出席していた主人公の知り合い女性が、どうやら友人の結婚式を見てメランコリックな気分になってしまったらしく、夕張郊外の川の流れている公園で一人、歩く、という場面になります。その時、突然、ケラ怪人が現れ、彼女を襲います!あ~あ、良い場面が台無し!!お前、いくら怪人とはいえ最悪のタイミングだぞ!人間を襲うのが仕事だとしても、もっと空気を読めよ!

そこにタイミングよく表れた南光太郎はすぐに仮面ライダーブラックに変身!!救出すべく善戦しますが、ケラ星人は地中へと逃げ、知り合いもコウモリの怪人(?)によって連れ去られてしまいます。

コウモリ怪人が飛んで行った方向から「彼女は札幌方面に誘拐された」と推測したブラック。その鋭い洞察力に感嘆してしまいます。そして主人公は札幌へ。札幌に着いた南光太郎は真っ直ぐ(?)に札幌不二ホテルへと向かいます。そこで「知り合いは東京で発見された」との報告が!!

そして東京へと向かいます。

ここまで5分!タイトルとは裏腹に、わずかしか時間が割かれていません。

しかも夕張の観光名所案内と、札幌のホテル紹介。

これはよく「2時間サスペンスドラマ」で採り入れられる手法ですね。

 

これが仮面ライダーブラック第37話に登場した「夕張」の全て。

続いて劇場版をごしょうかい。