審美歯科

診療案内

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歯科・小児歯科
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011-669-8211
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札幌市西区西野5条3丁目7-1
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つまようじ歯磨き法の実習を受けました。

当院では昨年の夏から、つまようじ歯磨き法を導入してまいりました。

特に昨年の秋からは、職員全員で積極的に実践してまいりました。

つまようじ歯磨き法とは、特殊な歯ブラシを使って、歯と歯の間の歯ぐきをマッサージすることを重視した清掃法のこと。

つまようじ歯磨きで使用する「V7歯ブラシ」は、一般の歯ブラシと異なっており、毛の数は少なくなっております。また歯ブラシに植え込まれる毛の列も2列のみ。
一方で、一本の毛先が長めになっています。

そして何よりも特徴的なのが、毛先が先端に行くほど細くなっている。

 

イマイチ上手な説明ができないので、実物を見ていただきましょう。

 

 

 

手ブレがひどく、鮮明な画像ではないことをご了承ください。

ご覧のように、毛先が先端に向かって集まるように、細く三角形を成しています。

この形状のため、歯と歯の間の隙間に入りこみやすくなっているのです。

実際、この歯ブラシを使用したところ、歯と歯の間の清掃は、デンタルフロスや歯間ブラシよりもキレイに仕上がることが多い。

この歯ブラシをお勧めした患者さんのほぼすべての方から、「凄く汚れがとれるね」とご好評をいただいております。

また、歯ぐきの腫れと出血が収まる方が増えました。

 

つまようじ歯磨き法の最初の講習会を受けたのが、昨年の春のこと。

その後、加納は夏に東京で開催された講習会に出席しました。

その直後くらいに、NPO法人お口の健康ネットワーク様のご厚意で、指導員の歯科衛生士の先生による実習を受ける機会をいただきました。

それから、少しずつ、実際に患者さんにも導入させていただきました。

しかし加納が秋に東京で行われた、つまようじ歯磨き法の実践編を受講したところ、自分たちが実践している方法が、少し異なりつつあるかもしれない、と気づきました。

せっかく導入するのだから、正式の方法を習得したい、と考え、11月に再度、先生をお招きし、2度目の実習を受講しました。

このくらいから、当院の衛生士全員も本気になっていきました。

11月の実習では、我流になりつつあった部分を指摘していただき、より詳しい指導をしていただきました。

 

・・・・これで終わりにしようと思っておりません。

秋から本格的に導入したところ、明らかに患者さんから良い反応をいただくことが増え、実際に歯周炎の状況が改善していました。

何よりも、歯科衛生士が、自分たちが行ったことで口腔環境が改善されたことに手ごたえを感じ始めておりました。

そこで、11月の実習を踏まえて臨床に臨み、2024年2月に先生を3たびお招きして、熟練度を判定していただこうと考えました。

何よりも衛生士たちの取り組み方が違った。開業してからこれまで、加納は職員たちに課題を出すことも多かったのですが、積極的に取り組んだとはいえず。

ところが、つまようじ歯磨き法では、やりがいを感じているのがわかりました。

そして、3月11日に3度目の訪問実習を受けました。

当日は、指導を担当された衛生士さんと、職員との間で盛り上がっており、加納は蚊帳の外のような状態でした。

職員がここまで積極的に取り組んだのは、開業して初めてではないでしょうか?

かなり充実した時間をいただきました。

 

指導いただいた市原先生には、心からお礼申し上げます。

 

引き続き、秋くらいに4度目の実習もお願いしたのですが、残念ながら北海道を離れてしまうとのこと。

我流に陥っていないか、定期的に見ていただこうと考えていたのですが。

それでも先生のおかげで、この冬、職員全員、歯周病ケアで確かな手ごたえをつかむことができました。

ありがとうございました。

なお、秋にお招きして実習を受けること自体は、かなり真面目に考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 

 

年末年始のお休みのお知らせ

いつもご利用いただき、ありがとうございます。

 

12月28日から1月3日まで休診とさせていただきます。

 

 

来年も何卒、よろしくお願いいたします

今年はつまようじ歯磨き法を実践してまいりました。

今年、当院では職員全員で「つまようじ歯磨き法」を習得することに力を注いでまいりました。

 

最初につまようじ歯磨き法を知ったのは、2年ほど前にある施設の訪問診療をさせていただいた時になります。

前任の先生より、はじめて伺い、譲っていただいたDVDを元に行ってまいりました。

しかし何分、DVDや書籍を見ただけでしたので、正確なのか否かの不安がありました。

今年五月に、札幌でつまようじ歯ブラシの講演があるのを、会員雑誌で知り、参加させていただいたのが、初めて「実践」に触れたとき、でした。

それ以来、夏と秋に東京で開催された講習会に出席し、また当院に指導の歯科衛生士の先生に来ていただいて、実際に指導していただきました。

最初に先生に来ていただいたのは、NPO法人「お口の健康ネットワーク」の方のご厚意によって実現しました。その際、職員一人一人に丁寧に教えていただきました。

職員は全員、衛生士なので歯の清掃にはそれなりの自信はあったのですが、実際に自分の口で実践してもらったところ、出血が発生!

出血したといっても、全員、歯茎が引き締まったピンク色で健康そのものだったのですけども。

講習の際に、「一見、健康に見えても、つまようじ歯磨き法を行うと出血があるのは珍しいことではない」と聞いていましたが、まさか本当に起こるとは。

それ以来、全員でつまようじ歯磨きを、積極的に行ってまいりました。

11月20日に、再度、衛生士の先生をお招きし、直接指導していただきました。

 

 

ここまで、つまようじ歯磨き法を実践しての感想ですが、まず最初に実感したのは、歯と歯の間の清掃に優れている、と言う点。

つまようじ歯磨き法では、この方法を実践するための特製歯ブラシ「つまようじ歯ブラシ

V7歯ブラシ)」を使用します。

つまようじ歯磨き法は、歯の表面の清掃もできますが、歯と歯の間の歯ぐきをマッサージするのが目的の歯磨き法です(間違っていたらごめんなさい)。

なので、歯ブラシも歯と歯の間に入り込みやすいように作られています。具体的には、毛の数が少なめで、一本の長さが長いため、狭い隙間に進入しやすくなっています。

そして、歯間に毛先を入れて抜き差し運動をすることで、歯ぐきが刺激されて、免疫が活性化する。

この歯間の抜き差し運動をしていると、歯と歯の間に溜まっていた汚れが、押し出されてくる!

これが結構な量でして。歯間ブラシやデンタルフロス以上の効果があるのではないか、と考えております。

デンタルフロスは歯と歯の間の清掃に効果のある道具ですが、上から下に押し下げるという使用方法から、歯と歯グキの間の溝に汚れを押し付けているのではないか、という指摘もありました。

また歯間ブラシは、ブラシ部分が比較的大きいため、小さなサイズを使用したとしても歯間にブラシ部分が入らなかったり、入っても返って歯を削ったり、歯グキを痛めてしまう可能性がありました。

上記のフロスや歯間ブラシの欠点は、歯磨きに熱心な方ほど、症状が強くなってしまうかもしれない。

しかし「つまようじ歯ブラシ」では、全部の毛を歯間に入れるのではなく、入るだけでよく、2,3本だけでもよい、とされているので(ですよね?)、歯や歯ぐきを痛めることも無く、無理なく清掃することができます。

つまようじ歯ブラシで歯と歯の間を清掃すると、まあ面白いように汚れが押し出されてきますよ。慣れてくるとこちらの方が歯間ブラシやフロスよりも清掃しやすくなりますし。

 

次に実感した、つまようじ歯磨き法の効果ですが、「とにかく歯ぐきが引き締まる!」です。

11月の院内研修を前に、職員各自、とにかく経験を積むべく、患者さんの同意のうえで、つまようじ歯磨きを実践しました。

とくに歯ぐきの腫れが強い方や、ブリッジなどの「被せもの」が多い方などに重点的に、行いました。

すると、重度の歯周病の方でも、3週間後には歯ぐきが引き締まってきた!

なかなか感動してしまいます。

しかも1週間経っても引き締まったままだったので、ある程度の期間は持続するらしい。

 

これはかなり良いニュース!訪問で清掃しても、期間が空くとまた腫れてしまうことが多かったのですが、つまようじ歯磨き法であれば、様々な条件を合わせる必要がありますが、歯ぐきの健康を保てるかもしれない。

 

つまようじ歯磨き法は、加納や当院職員に、様々なことを教えてくれました。

全員が習得できたことが、今年の大きな収穫です。

すでに来年2月に、3たび先生をお招きして院内実習を行うことになっています。

職員全員、先生に「合格」をいただくべく、毎日、つまようじ歯磨き法を実践しております。

 

来年以降も、皆様のお口の健康に貢献できるよう、勉強に励んでいきます。

10月29日(日)は休診とさせていただきます。

いつもご利用いただき、ありがとうございます。

 

誠に申し訳ございませんが、2023年10月29日は、講習会出席のため、休診とさせていただきます。

 

10月30日月曜日からは「通常通りの診療となります。

 

 

何卒、よろしくお願いいたします。