審美歯科

診療案内

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歯科・小児歯科
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水曜・祝日
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札幌市西区西野5条3丁目7-1
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むし歯の予防管理プログラムを学んできました。

いよいよ雪景色となった札幌。皆さんも年末に向けて慌ただしくなりつつあると思われます。

そんな中、ですが、実は加納は先日の11月19日に、またもや東京に行ってまいりました。

腸内細菌のシンポジウム出席のために東京に行った(いわゆる上京)ばかりなのに。
それは19日に歯科メーカーのヨシダ社主催による「CAMBRA」という、う蝕予防管理に関するセミナーへの出席のため。

 

「CAMBRA」とは、「Caries Management By Risk Assessment」の略称で、平たく言えば「リスク評価に基づくう蝕管理」とのこと。

歯科関係以外の大多数の方にとっては全く平たくなっていませんね。(苦笑)。「英語で言うと、なんかカッコイイ感じがする」「難しい漢字とか表現の方が、スゴそうに思ってしまう」典型。

CAMBRAは、予防歯科の発達するアメリカで生まれたう蝕予防法とのこと。

アメリカをはじめ、欧州では確かに「予防歯科」が発達しています。

それは、アメリカでは医療自体が高価であるためであったり、欧州では国によっては全く医療を受けることができなかったり、症状に関係なく受けることのできる治療の回数が決まっていたり、成人の歯科治療が非常に高価であるため、う蝕にならないためにスンゴイ努力がなされているためです。北欧のある国では、成人になるまでは歯科治療は、ほぼ100%保険で受けることができますが、成人になると保険では一切、治療を受けることができません。些細な治療でウン万円、という事態も珍しくありません。

なので、水道水にフッ素を入れるまでして、「予防歯科」に力を入れているのです。

 

一見、よさそうに見えますが、決して「ベストな制度」というわけでもなく、手術の順番待ちだったり、保険制度を理由にどんなに痛くても治療してもらえない、という事態も起こり、問題になっています。

日本の保険制度はまだ柔軟性があると思うのですが、保険制度に関しては、どの国を見ても「ベスト」はなく、一長一短の問題を抱えているといえます。

一番のベストは、予防も取り入れつつ現実の症状にも対処できる制度かと思われますが、日本の保険制度はどちらかと言うと、「病気が起こってから」が対象になっているため、「未病」の段階での対処ができない状況にあるそうです。(医科、薬科、介護の分野の知識はないので断言できず)。

これは数年前に歯科医師会で招請した、糖尿病医の西田亙先生が嘆いていたことですが、糖尿病は「糖尿病」という診断が着く前の「予備軍」での対処が最も大事なのに、日本の現行の制度では「糖尿病になってから」しか、医者は関わることができない、とのこと。

この「予防」の分野に力を入れることは、問題となる医療費増加の抑制にも貢献できると思われます。

 

おっと、脱線してしまいましたが、上記の理由で、ほぼ日本以外の国々では「予防歯科」が重視されているのです。

 

で、この「予防」について、明確なリスクの評価を行い(本当に引き算的に評価していた)、それに応じた方法を提案しよう、というのがCAMBRA。(この説明で良いんだろうか)

 

なんでも「全米の歯科大学65校中、40校が採用している世界基準のう蝕管理方法」とのこと。

そのアメリカの予防管理法の中心的存在の一人である、パシフィック大学歯学部教授のDouglas A.Young博士が、来日し、直接講演する、というのが先日のセミナー。

わざわざアメリカから中心人物の先生が来日する、ということで、いってみよう、と思った次第。

 

正直、すごく期待していた、というわけではなかったのですが、これが実に「濃い」内容でした。

有料のセミナーのため、全てをお話しすることはできませんが、これからの虫歯予防の考えにも重要になると思われる点をお話ししてみます。

 

 

・・・・長くなったので次回から。