



審美歯科
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2017道東鉄道旅行⑨ 標津サーモン館
今回は、秋の味覚の定番のお魚についてのお話です。
道東地域はサケ、マスの故郷。毎年、お盆のころから多くの秋味が、道東の川に帰ってきます。
道東の各地にはサケ・マスの孵化場もあり、ずっと昔から資源保護に取り組んでいました。
札幌でも「カムバックサーモン」という運動がありましたよね。
サケ、マスは北海道を象徴する魚です。
その北海道の「顔」が、近年、激減しつつあります。
海水の温度上昇や近隣諸国の公海上での乱獲により、減り続けているのです。
「国民食」ともいえるサケ、マスが、日本人の食卓から消えてしまうかもしれない。
今回の記事は、観光地のご紹介であると同時に、サケマスの危機的状況の警鐘として、再度掲載させていただきます。
味覚の宝庫で会った北海道の海が、今、大きく変わりつつあります。
(2021年3月13日追記)
さて、野付半島を後にしたのですが、その付け根付近には標津の町があります。
標津は「しべつ」ですが、道内には「士別」という街もあるので要注意です。
道東で「しべつ」というと、標津町ですが、旭川以北で「しべつ」というと士別市になります。
さてその標津には、「サーモン館」なる建物があるとのこと。せっかくなので、行ってみました。
こちらが標津サーモン館。となりの塔がやたら高かった。
いきなり見えたのは巨大な水槽!ガラスがデカい!ウチのテレビよりも大きい!!
まあ、巨大な水槽なら、東京や大阪などの大都市の水族館や、有名な沖縄の水族館に「すんごく大きい」のがあるので、珍しくないのですが、こちらの水層は、中にいる魚たちが違います。
大都市の水族館では南国の熱帯魚とか、欧米の魚とか、めずらしい種類の魚が豊富に展示されているのですが、標津サーモン館の水層には、オホーツク海に生息する海の生き物が泳いでいる、らしいです。
鮭とかマスとか、「秋味」として有名な魚はもちろん、
チョウザメまでいる!!しかし鋭い目つきですね。獲物を狙っているのでしょうか?
なんか愛嬌のある魚ですね。
大きな水槽以外にも中~小規模の水層もあります
お!なんか赤いラインの入った魚がいる!
これは「ブリ」だそうです。美味しそう!と思ってしまうのは、自分の心が大人になって濁ってしまったからか・・・・?
こちらはおわかりですね。
チョウザメの飼育漕でした。
たくさんのチョウザメの赤ちゃんや子供達が泳いでいます。
おお、結構、多いですね。
いや、多過ぎだって!!!
日本産のチョウザメのキャビアはどんな味なのでしょうか?
え?やっぱり心が濁っている、って?
しかしチョウザメまで生息しているって、オホーツク海はすごいですな。
館内はお盆と言う事もあって、かなり混雑していました。
お子さん方の笑い声があちこちから聞こえていましたよ。
大人なのに楽しんでしまって、外に出てみると、
建物のすぐ横に、池のような川のようなところが。
よく見ると、なんだか動いている!!
なんと、サーモンがたくさんいる!!
少しだけ、じゃないです、たっくさん!!です!!
道東では「秋味」は、すでにお盆のころから川を上り始めます。
川を上って産卵し、赤ちゃんが生まれて育って、広い海に出ていく。そしてまた「故郷」の川に戻ってくる。その繰り返し。
なんだか人間に似ていますね。
自分は水族館が好きです。いろんな珍しい種類の魚を見ることができますし。
でも、札幌をはじめ、大都市の水族館は、どこか「展示品」の陳列に見えなくもない。カタログをめくっているような。
しかし標津サーモン館は違いました。
すぐそばの海に住んでいる魚たちを見れて、しかも飼育して育っている過程もみせてくれます。
そして実際に遡上してきたサーモンたちを見ることもできます。
つまり単なる「展示品」に留まらず、大きな「生態系」の一部を見ることができるのです。
お子さんたちに、海の「自然」を、流れの中で感じてもらえるのではないでしょうか?
ゴールデンウィークや夏休みにおすすめです!!!