



審美歯科
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☆2019夏の鉄道旅★道北旅行⑯ サロベツ原野
2019年に行った道北旅行のご紹介も、今回が最後。
いつの間にか湿地や湿原に興味を持っていた加納ですが、最北の大湿原であるサロベツ原野も訪ねてまいりました。
こちらはサロベツ湿原センターです。
利尻礼文サロベツ国立公園の名前のごとく、サロベツ原野も国立公園です。
湿原と言えば釧路湿原が有名ですね。
サロベツ原野は「原野」という名前がついているためか、湿地というよりは乾いた広い土地が続いているように思えてしまいます。
しかし、実際にはサロベツ原野も湿地であり、釧路湿原程ではありませんが、広大な湿原となっています。サロベツ原野は名前で誤解されている部分も大きいかもしれませんね。
こちらの建物も綺麗でした。
展示品も豊富で、サロベツの湿原の成り立ちについて説明されていました。
サロベツ原野の中は、木道が整備されていました。
ここがサロベツ原野。
一見すると、原っぱのようにも見えますが、湿原です。地面には水があります。
面白いものがありました。
詳しいことはわかりませんが、開拓にあたり、この船を使って干拓したらしい。
なかなか鋭いドリル(?)。
それでは広大なサロベツ原野をトレイルしましょう!!
見渡す限り、という言葉の通り、視界すべてが湿原です。
水辺もあります。
ここまでブログを見ていただいたかたなら、湿原、水辺とくれば「鳥」が連想されると思います。
そう、サロベツ原野も全国有数の鳥の飛来地です。
どこまでも続いていました。そして広い!でも、木道から降りると大変なことになってしまうので要注意!!
日本とは思えない風景ですね。全て湿地です。人を寄せ付けないので動物や魚たちの宝庫!
そしてこちら。
なにかわかりますか?
道北旅行で繰り返し、圧倒されてきた「アレ」です。
そう、利尻富士です。
実際には画像よりももっとハッキリクッキリ、そして巨大に見えました。
正に道北のシンボル!
木道は続く。
そしてサロベツ原野にも野草が豊富に生息していました。
展望台がありました。登ってみましょう。展望台下の水を見ると、実は湿原にいることを思い出すことができます。
展望台からの風景。
湿原でも北海道の広さを実感。
ご覧のサロベツ原野も、道内の他の湿地・湿原と同様に、水位の低下、乾燥化が進んでいます。
湿地の範囲が狭まっています。
人の生活と湿原の保護。
矛盾するようなことではあります。
大都市での自然保護の議論では、自然保護と開発が対極的に連想されますが、これまでご紹介してきた湿原の地域では、まさに自然保護と開発が同時に存在しています。そこで行われているのは、議論や討論で一方を言い負かすことではなく、「共存」です。
いかに人の生活を守りつつ、自然を持続させるか。
「自然」対「文明」の対立の最前線が、湿原地帯にはあります。
自然保護や再生可能エネルギーの「答え」のヒントがあるかもしれませんので、道東や道北の湿原を「汽車で」見に行きましょう!
木道はこの後、森の中へと続いていました。なお、この森の地面も湿地です。
今回の道北旅行の最後の画像です。
湿原の緑や黄色、空の青に雲の白。
理屈抜きでも湿原には、色鮮やかな色彩が溢れています。
全て人工ではなく自然の色です。
ここまで、道東、道北、留萌や道央など、様々な地域の画像をご紹介してきました。
どこも札幌よりも田舎ですが、なぜか色彩豊かな風景ばかりでした。
北海道では、汽車に少し乗るだけで、絵具を塗ったような風景にすぐに出会うことができます。
もっと汽車に乗って、色々な絵本の風景を見に行きましょう!