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日高本線、最後の夏
この記事は2021年3月30日に書いております。
長らく続けてきた鉄道記事の企画ですが、今回のシリーズで本当に最後となります。
ラストは明日、3月31日をもって「廃線」となる日高本線。
苫小牧から日高地方の突端に近い様似駅まで続く、長大な路線です。
全国的にも、鉄道ファンに「北海道で連想するローカル線を3つ選ぶ」と出題された場合、「網本線、宗谷本線に並んで必ず出てくるのが日高本線。
非常に地味な存在なのですが、鉄道ファンの間では非常に知名度の高い路線でした。
熟年男性向けの趣味の雑誌にて、全国の鉄道旅特集が組まれるとき、高い頻度で「北海道代表」として取り上げられていました。
その日高本線ですが、沿線自治体の過疎化から、随分前から廃線が取りざたされてきました。そして2015年1月に発生した高波の被害により、今に至るまで不通となりバスによる代行運行がされていました。
日高本線は以前から災害の多い路線で、その都度、復旧のまで不通となることが多かったのは知られていました。2015年1月の不通も、しばらくすれば復旧するだろう、と思われていたのですが、この時の被害はこれまで以上に大きかったらしく、一部報道によると「新設レベル」の費用がかかると見積もりされたとのこと。
もともと赤字の路線であり、また一連のJR北海道の不祥事が頻発していた時期と言うこともあり、JR北海道は復旧せずにそのままバス運行を継続。2016年には日高本線を「維持困難路線」と発表します。
自分は、鉄道ファンとしては存続を願っていました。しかし現実には、あまりにも巨額な復旧費用や沿線自治体の人口減も考えると、そのまま廃線になるだろう、と薄々思っていました。いや、自分だけではなく、多くの道民の方々が感じていたと思われます。
そして昨年、鵡川ー様似間の廃線が正式に決定しました。
これまで掲載してきたように、加納は毎年夏に鉄道旅行を行っておりました。
そして2014年には「道央一周旅行」「日高山脈越え旅行」のほかに、もう一つ、鉄道旅行に出かけていました。
そう、日高本線の旅、です。
訪れたのは2014年8月のお盆。
1か月にも渡った鉄道企画の最後は、この時の日高本線の模様をご紹介いたします。
この半年後に、日高本線が被害を受けて不通になりました。
これからご紹介する画像は、奇しくも日高本線の最後の夏の風景となってしまいました。
今回の廃線は、すでに車両が走行していない以上、「お別れ」はできません。
せめて画像を通して、まだ日高本線が日高の風景の中に確かに存在していた時のことを、束の間でも思い出していただけたら幸い。
また、乗ったことがない、という鉄道ファンの方々には、「かつてこんな素晴らしい路線があった」と疑似体験していただけたら幸いです。