審美歯科

診療案内

診療科目:
歯科・小児歯科
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休診日:
水曜・祝日
お電話:
011-669-8211
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札幌市西区西野5条3丁目7-1
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乳幼児のいるご家庭は乾燥に注意!

昨年12月の初めころのお話し。

生まれてまだ半年くらいの息子が、夜間に時折、寝ているときに苦しそうに息をしていることがありまして。いかにも「鼻がつまっている」という音も出していました。

最初は「鼻づまりの季節だしなあ」と思って、音が大きい時にはティッシュで鼻水を取ることもしていました。ただ、鼻水が固まり、鼻くそになっている。

赤ちゃんだけに頻繁に鼻をティッシュで拭ってもいけない。粘膜を傷付けてしまう、とのこと。

鼻くそもしかり、で、無理に取ろうとしてはいけない、と。

 

じゃあどうしたらいいだろう、と調べたところ、湿度にたどり着きました。

 

冬なので当然ですが、鼻水がでますね。

空気が乾燥すると鼻水が固まって、鼻くそになる。

ここまでは大人も同じ。

 

ただ、大人は鼻も大きいので、多少の難儀はあるものの、鼻くそがある状態でも鼻から息はできます。まあ、どうしても口で息をする口呼吸になりがちなんですが。

しかし赤ちゃんはまだ鼻がとっても小さいため、鼻水が固まって鼻くそになると鼻の通り道をふさいでしまい、大人よりも苦しくなりやすい。そして口から呼吸してしまう。

そのため、鼻水を鼻くそにさせないために、参考情報をもとに加湿器を購入し、60%を目途にして昼夜問わず湿度を高めに維持してみました。

すると鼻くそが溜まることもなく、夜間に苦しそうになることもなくなりました。

後は室温を保って鼻水もなるべく出さないようにしています。

 

 

・・・・・ここで思ったのですが、これは赤ちゃんだけのことではないかもしれない。

子ども(特に乳幼児)は大人に比べて鼻のサイズも小さいので、鼻くそが鼻の空気の通り道をふさぐ広さも大きくなる。

すると鼻で息をしづらくなって、口呼吸となってしまう。

 

冬の空気の乾燥も、お子さんが口呼吸を身につけてしまう原因なのかもしれません。

 

これは重大な問題です。

 

鼻くそによって鼻道がふさがって口呼吸になってしまうと、外の乾いた冷たい空気がダイレクトに体内に流れ込むことになってしまい、感染症にかかるリスクが高まります。
鼻から取り入れられた外の空気は、鼻を通るうちに温められ、殺菌されてから体内へと流れ込んでいくので、健康被害を最小限に抑えることができるのです。

また、感染症予防だけではなく、口呼吸は歯並びや顎から首にかけての発育にも影響してしまいます。つまり口から空気を取り入れやすくするように成長し、面長になり、顎から下の筋肉が垂れ下がって「ブルアゴ」になりやすくなります。

そして、上の歯が並ぶ上アゴの骨は、10才前後で成長を終えてしまうのです。

もし、鼻から息をしないで口呼吸が身についていると、当然ながら上あごの成長にも影響を与え、鼻の空気の通り道が狭くなってしまうかもしれないのです。

上あごが小さいと、歯並びにも影響してしまいます。

 

当院でも、幼稚園児のお母さんがお子さんについて「最近、鼻づまりで口で息をしている」とお話しされるのも珍しくありません。

「鼻の成長」を考えた場合、それは単に「鼻が詰まりやすい」「風邪かもしれない」では済まない影響が残ってしまうかもしれません。

 

鼻の成長、健全な歯並びの育成のためにも、乳幼児をお持ちのご家庭は適切な湿度を維持し、鼻くそによるお子さんの鼻詰まり防止にご留意ください。

 

 

 

年末年始の休診について

ご報告が遅れてしまいました。

 

かのう歯科は、12月28日から2023年1月四日まで、年末年始のお休みをいただいております。

 

来年は1月5日から、診療を開始いたします。

 

何卒、よろしくお願いいたします

コロナワクチン接種(5回目)による休診のお知らせ

いつもご利用いただき、ありがとうございます。

 

12月15日に加納は5回目のワクチン接種を受けました。

申し訳ございませんが、15日は診療時間を早めて終了し、12月16日を休診とさせていただきます。

 

なお、12月17日土曜日からは通常通りの診療となります。

 

 

 

ここ数年の当院の勉強について

数日前に加納の講習会出席について、お話ししました。

この機会にここ数年の履歴について、思い返してみました。

 

 

 

 

これは日本歯科医師会から送られてきた修了証です。

システムに詳しいわけではないのですが、生涯研修事業というのがあり、講習会に出席すると単位がもらえて、一定数に達すると修了証が授与されます。

修了証は、結構な回数に出席しないと授与されなかったような気が。

ただ、この生涯研修事業以外にも多くの講習会が開かれており、修了証の有無では「どのくらい参加しているのか」は判断できないと思います。

コロナ前までの数年ほど、道内・外問わず、多くの講習会に出席していました。

休診にしたり診療時間を短縮したりと、講習会、グループ学習を優先していました。

講習会以外にも様々な会合にも参加しておりました。

その結果、コロナ直前の2019年には、平日の3~4日は、診療終了後も会議や勉強会がある状態となり、毎週土曜日にも何かの講演会、懇親会に出席する状況となっておりました。

 

ここからは自分が感じたことですが、多くの講習会を雑多に受けると、一つ一つにじっくり取り組むことができず、やりきれなさが残るようになっておりまして。

「さわり」の部分だけ触れているかのような感覚になっておりました。

これは本当に勉強になっているのか。

「修了証」という、公式のような証明書があると「アイツは勉強している」と納得してもらいやすいのですが、本当に意味のあることなのか。

もちろん、数をこなして多くの知識を得る歯科医の方もおられます。そして臨床に生かしている。

人それぞれにスタイルがあると思いますが、自分は雑多にこなすことに疑問を感じるようになっておりました。

 

この時に思い出されたのが2017年ころのこと。

この時は、月に一度のペースで講習会に出席するために東京に出張に行っておりました。

せっかく東京まで行くのだから、と、その講習会のテーマについて事前に予習して臨むように努めました。この時は自分にとっても得るものが多くあり、これがきっかけとなって講習会への出席を増やしていました。

そして気が付くとお話ししたように、家庭の時間も少なくなり、週末も何かしら活動をするように。

この経験から、自分にとっての勉強の方針は、多くの講習会をこなすのではなく、テーマを絞って集中することにしました。

確かに講習会への出席は減りましたが、勉強をしていないわけではありません。昨日も出席しましたし。

 

また、数年前より医療機関のネットでの広告活動も厳しくなりました。その際も事前に弁護士の方をお招きした講習会に参加したのですが、「勉強会に出た」「これを勉強した」というのも、「グレーです」という見解だったので(人によって異なると思います)、ここではあまり書かないようにしていた次第です。

 

そのタイミングで、コロナの影響で数々の講習会が中止になるようになりました。この2年間では、実地に講習会に出席したのは一度だけですね。他はZOOMは、数えたら月に一度は参加していました。

 

以上が現段階での、加納の学習の状況です。家庭の時間を増やし、テーマを絞って勉強するようになりました。その結果、子どもが生まれた次第です(笑)