審美歯科

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本棚通信 サケ博士になろう!!

先日、道東を旅行してきましたが、その際、標津町にあるサーモン科学館に行ってまいりました。

 

いやあ、サケの水族館には圧倒されました!その際の様子は後日お話しするとして、今回はサーモン科学館で購入したサケに関する本をご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

こちら。

この中にサケに関する情報が満載されているのです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

鮭の解剖図をはじめ、

 

 

 

 

 

 

 

鮭の一生をわかりやすく描いた図、

 

 

 

 

 

 

サケがなぜ色を変化させるのか、説明されていたり、

 

 

 

 

 

 

 

「秋味」の美味しい献立が掲載されていたり、とお子様からお母さんまで、幅広い年齢層をカバー。

そこのお父さん、少し興味が湧いたでしょ?

 

 

 

 

 

 

そして鮭やマスの図鑑も!!

 

 

 

 

このように、この一冊でサケに関して、完璧な知識を得ることができるのです!!

 

 

夏休みに自由研究が終わっていないそこの小学生!

かのう歯科に行けば、「ヒント」があるかも!?

(一部不適切な表現がありました。お詫びして削除いたします。そういえばお盆にAMラジオを聞いていた時、「昔、父親に手伝ってもらった、というか、ほとんど親が作った工作が入賞して引くに引けなくなった、という打ち明け話が紹介されていました。しかも結構、同調者が多い!みんな、仲間だ!!)

本棚通信 好奇心を刺激しよう!!

まずはこの夏(2016年)、新たに本棚に納めた本の御紹介です。

夏休みに来てくれるお子さん、中学生、高校生を意識して選定してみました。

何かの好奇心をくすぐられたら幸い。

でも、意外と大人の好奇心も満たしてくれますよ。

 

 

1、ピタゴラ装置 DVDブック ①、②、③   小学館

NHK教育テレビで放送されている「ピタゴラスイッチ」に登場した「ピタゴラ装置」の総集編DVDです。

ピタゴラスイッチはお子さんに人気の番組ですが、その中でも注目なのが「ピタゴラ装置」と呼ばれる装置。

最初はささいなきっかけで「装置」のスイッチが入り、ビー玉が転がって次の装置を起動させ、その装置によってビー玉の向きが変わったり、大砲のように「発射」したりして、そしてビー玉は次の装置の「スイッチ」を押し・・・・・、という感じで、次々と装置が起動されていき、最終的にビー玉はゴールにたどり着く。

まるでドミノを見ているような爽快感なのですが、同時に「おお!すごい!!」と感心してしまいます。

ゴールした時の「スッキリ感」は、ピタゴラ装置の方が上だと思われます。

これらの装置は慶応大学の教授が考案している、とのことで、複雑な計算や考察の上で作られていることが想像されます。

しかし、一つ一つの装置に使用されている材料は、定規であったり、トンカチであったり、洗濯板やボビンであったりと、日常生活の中にあるありふれたものばかり。

そのため、「なんだか自分でも作れそう」と思ってしまう。

実際、この番組を見てから装置を作り始めた、という方も多いそうです。

そういえば、あるテレビ番組で、小さいころからピタゴラスイッチを見て影響を受け、幼年期からピタゴラ装置を作り始め、ついには本番組も真っ青な大掛かりな装置を作ってしまった少年が紹介されていました。彼は高専に進学した、とのこと。この番組を見て刺激を受け、針路も決めたのでしょうか?

 

そう考えると、このピタゴラ装置は、本当によくできていますね。恐らく作成には時間がかかっていると思われます。複雑なことを簡単に見せて、工学への入り口が近く感じます。

 

大人の小さな「スッキリ感」から、子どもの将来につながる好奇心まで、いろいろなことを刺激してくれる作品です。

 

 

 

 

2、ゴールデンカムイ  野田サトル   集英社

 

続いては2月に2016年マンガ大賞を受賞したマンガ作品の御紹介。

日露戦争の生き残り兵士とアイヌの少女が、莫大な黄金の謎を追う、冒険アクション。(というジャンルの表現でいいのでしょうか?)

自分もはや40代。大学生まではマンガを読んでいたのですが、30才を超えてから、全く読まなくなりまして。美容室に行ったときに「進撃の巨人」と「宇宙兄弟」を読んでみたらハマってしまった、というのはありますが、購入してまで読もう、という気は持たなくなっていました。

この作品も、最初は興味が無かったのですが、以前、本棚へのリクエストがあり、少しだけ気にかかっていたのですが、今回、夏休みだし、と思って購入。

で、読んでみたら、これがなかなか面白い!!

アイヌの知識が、自然な形で紹介されているし、財宝のミステリーも気になる!!そして食事のシーンがスンゴク美味しそう!!!腹減るじゃないか!!

しかしアイヌの知識に関しては、かなり調査したうえで紹介されている様子。

文化の考証とミステリーの展開に違和感を感じさせません。初めて知る知識に触れた感覚は、高校の時にマスターキートンを読んで以来のもの。自分はマスターキートンからモサドとか、スペツナズなどと言った、学校では確実に教わらないであろう(将来、役に立つ可能性も低い)知識を学びました。
今作品で登場するアイヌの知識は、道民なら、「スーツは砂漠を歩くのに適している」という知識より役立つと思います。アイヌのことを知る機会って、なかなかないと思うんですよね。こう考えていると、自分の住んでいる北海道のことをどこまで学んだのだろう、と思ってしまいます。アイヌのことは、長らく触れることが難しい問題という風潮がありましたので。

この作品ですが最初、3巻だけ購入しよう、と思っていたら、続きが気になって、現在刊行されている最新刊までそろえてしまいました。

こちらも色々な好奇心が刺激されること、請け合い。

 

ただ、小学生以下には表現がちょっと、過激かもしれません。

結構、グロい表現が頻繁に出てきます。

自分は「寄生獣」を初めて読んだ時の感覚に似てました。

 

なので、中学もしくは高校生以上にお勧めです。

本棚通信 宮中料理を覗いてみよう!

前回は「オーブン料理」「和食=家庭料理」「酒場放浪記」と、いわば「大衆料理」の本をご紹介してまいりました。

で、これまでご紹介してきた本の数々も、「大衆料理」ばかり。

ここで思い切って、その対極にある料理を見てみよう!!

 

「大衆料理」の対極にある言葉を考えたとき、「宮中料理」という言葉が浮かびました。

庶民とは住む世界が全く違う「宮廷」「王族」の料理、となると、華やかで芸術的、そして味がとても洗練されている、というイメージがあると思います。

もっと言えば、国中から選ばれた、その国のトップレベルの料理人が最も「レベルの高い」料理を、毎日のように供している、と。

ではここで、日本の「トップレベル」の料理が供されているであろう、皇室のレシピを見てみよう!と思い、以下の本を購入してみました。
1、天皇陛下料理番の和のレシピ   谷部金次郎   幻冬舎

著者である谷部金次郎氏は、1964年から昭和天皇の料理番として、日常の食事はもちろん、儀式、催事の調理を手掛けてこられたそうです。そして昭和天皇御崩御に際して退官された、とのこと。

さて、昭和天皇はどのようなものをお召しになられていたのか?と興味深々で覗いてみると、肉じゃが、豚ばら肉の角煮、豚肉の生姜焼きなど、庶民にも馴染みのものばかり載っているではありませんか!!

さらには焼きなすびたし、白菜の塩漬け、ロールキャベツなど、野菜料理が豊富!「キャベツとハムのバター炒め」に至っては、仕事から帰って腹が減ったから、と独身男が適当に作っても作れそう!(もちろん、味は雲泥の差でしょうけど) さらにさらに「ほうれん草の胡麻和え」なんて、「田舎のばあちゃん」が作っていそうな感じそのもの!

ぶっちゃけ、IT企業社長とか、「青年実業家」といった、ちょっとしたお金持ちの方の方が、よっぽど昭和天皇よりも豪華なものを毎日食べていそう!

おいおい、これはどういうことだ?御皇族のお料理ともなれば、毎日ステーキ、フォアグラ、キャビア、北京ダック、寿司を食べているんじゃないの?(思いつく限りの高級料理を上げました。これが自分の精一杯)

疑問に思い、冒頭のまえがきを読んでみたところ、「家庭では家計費の問題もあるでしょうし、時間も限られるでしょう。実は宮中も同じなのです」とのこと!

ああ、やはりどこもそうなのね。

でも、「日本トップレベルの和の料理人」の発想はここから変わってきます。

そういう限られた状況だからこそ、「私たち料理番には創意工夫が求められるのです」とのこと。

さらに「食材を無駄にしないことは大前提。切り方や味付けを変えるだけで、違った料理に変化します。食材の組み合わせを変えることも、料理の幅を広げることにつながります」。

ん~、なるほど、限られているからこそ、創意と工夫を凝らしてきたのですね。

案外、「和食」の真髄、とは、ここにあるのかもしれませんね。

日本はモンゴルの支配を免れたことで、世界の文化とは違った歩みを始めます。

欧州ではモンゴルの支配によってもたらされたコショウなどの香辛料が浸透し、西洋料理に欠かせない料理となり、モンゴル支配の終了後も東洋に香辛料を求め、それが「大航海時代」へとつながっていきました。

一方で日本では香辛料の食文化が移入されず、素材を生かした独自の食文化が発展します。貪欲に味覚を求めるのとは違う道をたどったのかもしれません。

そして「昭和天皇が普段召し上がっていた献立は、意外にも質素なものでした。それはごくごく一般的な、家庭の食卓に並ぶものと同じ料理です。」とのこと。

 

さて、本の中ではさまざまな「こぼれ話」も語られております。

いくつかご紹介すると、天皇陛下や皇族方に日常のお食事や、宮中行事の際に饗宴、茶会などの料理を作る部署を「宮内庁大膳課」というそうです。大膳課はさらに5つの係に分かれ、第一係が和食、第二係が洋食、第三係が和菓子、第四係がパンと洋菓子、第五係が東宮御所担当、となるそうです。

へえ、やっぱりそれぞれの一流の人たちが腕を振るっていたんですね!

お食事はいつも5~6人分、作るそうです。天皇・皇后両陛下の他、栄養をチェックする侍医の方の分、予備の分とおかわりの分、だそうです。気になる「御毒見役」は、いないそうです。そこは時代劇と違うんですね。

で、厨房のある大膳課は「宮殿」と言う建物にあるそうですが、天皇陛下は普段、「吹上御所」にお住まいのため、建物が別々なんだそうです。
そのため、大膳課の厨房では下ごしらえまでをして、主膳さんが岡持ちに入れて車で吹上御所まで運び、最後の仕上げは吹上御所の厨房で行ったそうです。完成した料理は、陛下がお食事をされる御食堂の隣にある供進所というところで女官さんの手で両陛下のもとに届けられるそうです。谷部氏はおかわりされるのに備えて供進所に控えていた、とのこと。

また、6日に一度、「宿直」もあったそうです。宿直の主な理由は朝食の準備のため、とのこと。また陛下が「およふかし(夜食)」をご要望されたときに備えるためもあったとか。でも「およふかし」はほとんどなかったそうです。

「(昭和天皇)陛下は規則正しく1日3食を守られ、間食は召しあがりませんでした。また陛下はお酒を口にすることもありませんでした。晩餐会などでの乾杯も口をおつけになる仕草だけで、おそらく生涯に一度もアルコールは口にされなかったのでは、と思います」とのこと。

庶民の方がよっぽど豪奢で自堕落な生活だなあ、と心苦しくなる一文。

 

さらに食器についても記述があるのですが、なんと普段の食器は一般に市販されているものが使用されている、とのこと!!ええ!意外!!てっきり人間国宝が作った器やお箸を使っていると思っていたのに!

おいおい、海原雄山の方がよっぽど贅沢しているよ!!あのおっさんのこだわりが異常だったことがわかりました。
また昭和天皇とのエピソードも紹介されています。

宮内庁の大膳課に勤めているといっても、普段、天皇陛下に直接お目にかかってお話しする機会などまずない、とのこと。
そんな谷部氏ですが、四半世紀あまりも大膳課に勤めて、たった一度だけ、昭和天皇から直接お言葉をかけてもらったことがあったそうです。

それは昭和45から46年ころに開かれた「菊栄親睦会」でのこと。菊栄親睦会とは、年に一度、皇族と旧皇族のみなさまがお集まりになる会とのこと。

その時の親睦会は立食パーティー形式で行われ、模擬店を設けて列席の方々に料理を直接お楽しみいただいたそうです。
当時、谷部さんは24,5歳で、初めて天ぷらの担当になった、とのこと。他の料理ならお皿に盛っておしまい、なのだそうですが、お寿司は時間が経つと乾いてしまうし、天ぷらも時間が経つと湿ってしまうため、その場ですぐに料理する必要があったそうです。

で、天ぷらコーナーも模擬店形式なので、相手と直接、対面することになったそうですが、いつも通りに黙々と仕事をこなしていたそうです。
そうして相手から注文を聞き、たんたんと揚げていたところ、ふと気が付くと、なんと昭和天皇が目の前にお立ちになっていた!続きは中身を見てのお楽しみ。

 

こちらの御本は、いつも書籍を御寄進いただいている方からいただきました。本当にありがとうございます。

 

 

 

 

2、天皇陛下が愛した洋のレシピ   窪田好直   河出書房新社

昨年放送され、大きな反響を呼んだドラマ「天皇の料理番」。ご覧になった方も多いかと思います。

2冊目に御紹介する本の著者は、若いころにドラマの主人公である秋山徳蔵に料理を仕込まれた、とのこと。

一冊目が「和」であったのに対し、こちらは「洋」。そして内容ですが、こちらは皆さんが憧れる「華やかな宮中料理」が盛りだくさん!!

「牛ロース肉蒸焼」「ソーセージと野菜のポトフ」「牛フィレ肉のステーキ」などなど、秋山徳蔵伝来の一級フランス料理の数々!!

一般の家庭料理と同じことに感心しつつも、やっぱりどこか「憧れ」を再現してほしい気持ちもあったのも確か。

このレシピ本は、そんな「宮中料理」の夢の世界を教えてくれます。

さらに後半には、気になっている人が多いであろう、「園遊会」で参加者に供される料理も紹介されている!!

これを見ると、なんだか宮廷で料理を食べている気分になります。

ぜひ、皆さんも妄想しながらご覧ください。その際、数日前に御紹介した、池田ワイン城の画像を思い出すと、なおさら良い!!!

 

 

 

 

 

日本の文化の中心では何が食べられているのか?一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

この本を読んで、宮中の生活を疑似体験してみましょう!!

 

 

 

また、天皇・皇后両陛下は、地方への巡幸も頻繁にされていますね。

その際、各地で問題になるのが、どのようなお食事を用意するか、だそうです。

それも広い意味では「宮中料理」ですよね。

北海道にも巡幸されているので、その際に供された各地の「宮中料理」を集めたレシピ本も見てみたい気がします。

 

 

 

 

 

本棚通信 おまたせ!料理本特集!!

今年一月、当院の本棚の本をご紹介してきた「本棚通信」の総集編を掲載いたしました。

あれから早や5か月!!(本当に早いよ!!)

本棚の事をわすれたのか?と思われる方もおられると思います(?)。

そこで今回は久しぶりに本棚に本を納めました。しかも人気の料理本ばっかり!!

早速ご紹介。

 

 

1、並べて、やけるの待つだけ ほったらかしオーブンレシピ   新田亜素美   大和書房

これまで多くの料理本を選んできましたが、料理のできない自分にとって、「表紙の料理のインパクト」は選定の際の大きな判断材料になります。診療を待つ間の緊張を忘れさせるほどの存在感。これを重視しております。

この本の表紙と中の料理の写真の数々は、皆さんの緊張を吹き飛ばすだけのインパクトをお約束いたします!!

どの写真も、「照り」「ジューシーさ」に溢れている!!野菜料理ですら、ボリュームを感じさせます。

でも、オーブンを使った料理、って、なんだかレベルが高そう、と思われるかもしれません(素人目線100%越え)。

著者の新田亜素美さんは冒頭で「食材を好きな調味料に絡めて、盛り付けに少し工夫するだけで、後はオーブンが料理してくれます」と断言しています。

なんと心強いお言葉!モーゼによって大海が開かれたかのような思いに(?)。

新田さんはさらに「4か条」を提示。

1、オーブンが焼いてくれる!
2、旨味が凝縮される!
3、とにかく見た目が豪華!
4、「すごいね!」って言われる!

この4文に、オーブン料理の極意が述べられています。

1の「オーブンが焼いてくれる」とは、「焼けるのを待つだけでいいんです」と言い切り!その後も「吹きこぼれとかはオーブンの神様が引き受けてくれる」「切って、並べて、後はオーブンの神様にお任せ」などの啓示が並びます!なんたる寛容な神様か!!思わず入信したくなる他力本願さ!

2の「旨味が凝縮される」でも「オーブンは失敗しません」、とこれまたきっぱり。失敗を恐れる人間を叱咤激励しています。

3の「とにかく見た目が豪華!」では、「見た目に翻弄される人間」の心の弱いところをついています。実際、この本を購入してしまったのも表紙の「見た目」が理由ですし(苦笑)。

4の「「すごいね!」って言われる」では、「実は簡単なのに、すごいね、って言われる」とあります。確かにいかにも「手のかかってそう」なインパクトのある画像が並んでいます。これまた作り手の「虚栄心」を満足させる一文。

いかがですか?人間の心の弱いところを的確に突いてくる「4か条」。まさに「モーゼの10戒」ならぬ、「4戒」。しかも戒めてないし!!

迷える子羊よ、今、道は開かれた!!

幾度か当ブログで言及してきた、昔、テレビで放送されていた「世界の料理ショー」。あの番組でアメリカの豊かさに憧れを抱いた方も多いと思います。その番組の中で、日本との豊かさの「大きな差」を感じたのは、オーブンの存在。自分の幼少の頃、キッチン、いや台所にオーブンがある家なんて、ごく少数でした。オーブンに食材を入れ、取り出した瞬間、程よい焼き目のついた美味しそうな料理に変身!しかも山盛り!!
オーブンの存在感に「アメリカはすごいなあ」と感心したものです。

今や家庭用のオーブンも広く普及。あの頃の憧れの料理が可能となりました。この本を手に取って、あの頃、お母さん方が憧れていたアメリカ料理をお子さんに振舞ってみましょう!

 

 

 

 

2、和食のぱんのつくりかた  濱田家 濱田豊     サンマーク出版
「和食のパン」とはなんぞや?

タイトルからかなり魅かれてしまいました。

で、肝心の「和食」のパンとは?

それに関しては冒頭にて説明されております。

蒲鉾とか肉じゃがとか、余ったものを詰め込んだもの、とのこと。

え?そんな感じ?

「和食」というと、なんだか手の込んだ職人の世界を感じさせますが、この本で取り上げられているのは「和食」というよりは「家庭料理」という部類ばかり。

ひじきパン、きんぴらパンをはじめ、「鶏そぼろパン」では、鶏そぼろごはんをパンで包んでいるではありませんか!炭水化物をさらに炭水化物で包む。お好み焼きをおかずにご飯を食べる感覚!

「塩昆布と餅パン」に至っては、なんとパンに餅を入れる力技を披露!

料理はさらに白熱し、「焼豚のクロムクッシュ」では、食パンの上にチャーシューを乗せ、チーズをまぶす、という暴挙!見た目は完全にピザです。もう和食だか中華だかイタリアンだかわからない状態!

「黒糖きな粉のフレンチトースト」では、フレンチトーストにきな粉をまぶし、バターと蜂蜜をかけている!

洋食を、見事に和風にアレンジ!恐るべし!!和食パワー!

このような感じで、全て「冷蔵庫の中にありそうなもの」で造られています。

しかし「和食」はすごいですね。洋食でも、「無理矢理」にでも和食化しようとする。

本場の欧米の人は「そんなの絶対に間違っている!」ということ請け合い。

でもそれは「カリフォルニアロール」に違和感を感じるのと同じ。でもその「カリフォルニアロール」でさえ、回転ずしでは「和風カリフォルニアロール」が登場する始末!!
グローバル化が叫ばれて久しい昨今ですが、実は自宅のキッチン、いえ台所こそ、グローバルへの扉であることを思い知らされる一冊です。

 

 

 

3、吉田類の酒場放浪記 9杯目  TBSサービス

和食とはなんなのか?と、悩んでしまった皆さんにお勧めの一冊。

日本を代表する「飲んべ」、吉田類さんの番組「酒場放浪記」の文庫版の最新号です。

日本の大衆料理文化の本場の一つ、居酒屋を、吉田類さんが飲み歩いております。

紹介される料理も、新鮮そうなお刺身や、温かそうなおでん、焼き鳥、モツ煮など、これぞ正真正銘の「和食」というものばかり。

でも!それだけではありません。なんと「ロシア漬」なる料理まで登場!!ああ、また混乱する!

もういいや!と、今日も帰宅後に晩酌することを決めました。

皆さん、「和食文化」の魔窟、居酒屋へ行こう!!