審美歯科

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☆2014夏の鉄道★日高本線の旅 その1 静内駅にて

今回は2014年夏に行った日高本線の旅をご紹介。

この鉄道旅を決行したのは2014年8月15日。お盆の真っ只中でした。

その後、2015年1月8日、高波による土砂の流出が発生。それ以来、今に至るまで鵡川ー様似間はふつう状態となっているのは、皆さんご存知の通り。

決して利益を上げる路線とはいえず、むしろJR北海道の赤字の原因となっている日高本線の再建工事はなかなか具体的にならず、先日、ようやく再建策が提示された、とのこと。

まだまだ動向が注目される日高本線ですが、沿線は鉄道ファンや「北海道らしい景色」を求める全国の方々にもおすすめできるものとなっております。広い牧場がすぐそばに広がり、競走馬を間近で見ることができます。

全国有数の馬の産地にふさわしい車窓が広がっております。

また、終点の様似には今年、世界ジオパークに認定されたアポイ岳もあり、地球の成り立ちまで知ることのできる魅力溢れる路線となりました。(徳川幕府と日高地方の関係なども知ると、より興味深いモノになります)

今回は、日高本線へのエールを込めて掲載いたします。

1日も早く、あののどかな車窓が復活することを願います。

 

 

 

 

 

 

もう12月の真冬が間近な季節になってしまいました。

本当は夏から初秋にかけてご紹介しようとしてできなかった(忘れていた)記事を、駆け込みで掲載しようという企画。

最後(?)は、「日高本線の旅」です。

 

この夏、院長は「汽車に乗って乗って乗りまくる」をテーマに、3度、鉄道旅行に出かけました。

その「トリ」を飾るのが、日高本線の旅です。

実は気軽に実行した日高本線の旅でしたが、思いもよらずアポイ岳のお話や日高地方の歴史などに触れることになり、壮大なものを計画していたところ、あまりにも壮大になり過ぎた上に、稲葉選手の引退、という個人的に非常に壮大な出来事が発生してしまったため、先送りになっていました。

で、いくら壮大でも年内に発表できなければ意味がない、と思い、今回、ご紹介させていただくことにしました。

 

これまで「道央一周旅行」「日高山脈突破」の2つの旅を実行してまいりましたが、どれも予定を立てることは比較的容易ではありました。

ところが日高本線はそうもいかず。なんせどこかにつながっているわけではない、いわゆる「盲腸線」のため、行って帰ってくる必要があるのですが、日高本線は全国的に有名な「超ローカル線」なため、本数も限られています。で、診療の事も考えるとどうしても厳しくなる。でも「終着駅」である様似駅には汽車で行きたい。どうしよう、と考えたとき、「途中の静内駅まで車で向かい、そこから汽車で様似に行く。帰りも静内で降りる」という妥協案を考案。社会人の事情、とご理解いただけたら幸い。

 

で、早速高速で日高方面に向かい、静内駅に到着しました。

 

 

 

 

P1010985

こちらが静内駅。かなり立派です。

日高地方も小さな町が多かったのですが、静内は群を抜いて栄えていました。日高地方の中心のようですね。

 

 

 

 

P1010986

駅前も結構立派。

 

 

 

P1010984

これが静内駅構内。線路が草に覆われていて、ローカル線の良い感じが出ていますね。

 

 

 

 

P1010924

こちらが終着駅の様似方面。果たしてどんな車窓風景が広がっているのでしょうか?

 

 

P1010923

今回の旅を案内してくれる車両です。カラーは他のJR北海道の普通車両と異なっていますね。

 

 

それでは次回から車窓風景をご紹介。

日高本線、最後の夏

この記事は2021年3月30日に書いております。

長らく続けてきた鉄道記事の企画ですが、今回のシリーズで本当に最後となります。

ラストは明日、3月31日をもって「廃線」となる日高本線。

苫小牧から日高地方の突端に近い様似駅まで続く、長大な路線です。

全国的にも、鉄道ファンに「北海道で連想するローカル線を3つ選ぶ」と出題された場合、「網本線、宗谷本線に並んで必ず出てくるのが日高本線。

非常に地味な存在なのですが、鉄道ファンの間では非常に知名度の高い路線でした。

熟年男性向けの趣味の雑誌にて、全国の鉄道旅特集が組まれるとき、高い頻度で「北海道代表」として取り上げられていました。

その日高本線ですが、沿線自治体の過疎化から、随分前から廃線が取りざたされてきました。そして2015年1月に発生した高波の被害により、今に至るまで不通となりバスによる代行運行がされていました。
日高本線は以前から災害の多い路線で、その都度、復旧のまで不通となることが多かったのは知られていました。2015年1月の不通も、しばらくすれば復旧するだろう、と思われていたのですが、この時の被害はこれまで以上に大きかったらしく、一部報道によると「新設レベル」の費用がかかると見積もりされたとのこと。

もともと赤字の路線であり、また一連のJR北海道の不祥事が頻発していた時期と言うこともあり、JR北海道は復旧せずにそのままバス運行を継続。2016年には日高本線を「維持困難路線」と発表します。

自分は、鉄道ファンとしては存続を願っていました。しかし現実には、あまりにも巨額な復旧費用や沿線自治体の人口減も考えると、そのまま廃線になるだろう、と薄々思っていました。いや、自分だけではなく、多くの道民の方々が感じていたと思われます。

そして昨年、鵡川ー様似間の廃線が正式に決定しました。

 

これまで掲載してきたように、加納は毎年夏に鉄道旅行を行っておりました。

そして2014年には「道央一周旅行」「日高山脈越え旅行」のほかに、もう一つ、鉄道旅行に出かけていました。

そう、日高本線の旅、です。

訪れたのは2014年8月のお盆。

1か月にも渡った鉄道企画の最後は、この時の日高本線の模様をご紹介いたします。

 

この半年後に、日高本線が被害を受けて不通になりました。

これからご紹介する画像は、奇しくも日高本線の最後の夏の風景となってしまいました。

 

今回の廃線は、すでに車両が走行していない以上、「お別れ」はできません。

せめて画像を通して、まだ日高本線が日高の風景の中に確かに存在していた時のことを、束の間でも思い出していただけたら幸い。

また、乗ったことがない、という鉄道ファンの方々には、「かつてこんな素晴らしい路線があった」と疑似体験していただけたら幸いです。

 

☆2019夏の鉄道旅★道北旅行⑯ サロベツ原野

2019年に行った道北旅行のご紹介も、今回が最後。

 

いつの間にか湿地や湿原に興味を持っていた加納ですが、最北の大湿原であるサロベツ原野も訪ねてまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはサロベツ湿原センターです。

利尻礼文サロベツ国立公園の名前のごとく、サロベツ原野も国立公園です。

湿原と言えば釧路湿原が有名ですね。

サロベツ原野は「原野」という名前がついているためか、湿地というよりは乾いた広い土地が続いているように思えてしまいます。

しかし、実際にはサロベツ原野も湿地であり、釧路湿原程ではありませんが、広大な湿原となっています。サロベツ原野は名前で誤解されている部分も大きいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの建物も綺麗でした。

 

 

 

 

 

 

展示品も豊富で、サロベツの湿原の成り立ちについて説明されていました。

 

 

 

 

 

 

 

サロベツ原野の中は、木道が整備されていました。

 

 

 

 

 

ここがサロベツ原野。

 

 

 

 

 

 

 

一見すると、原っぱのようにも見えますが、湿原です。地面には水があります。

 

 

 

 

 

 

 

面白いものがありました。

詳しいことはわかりませんが、開拓にあたり、この船を使って干拓したらしい。

 

 

 

 

 

なかなか鋭いドリル(?)。

 

 

 

 

 

それでは広大なサロベツ原野をトレイルしましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

見渡す限り、という言葉の通り、視界すべてが湿原です。

 

 

 

 

 

 

水辺もあります。

 

 

 

 

 

 

ここまでブログを見ていただいたかたなら、湿原、水辺とくれば「鳥」が連想されると思います。

そう、サロベツ原野も全国有数の鳥の飛来地です。

 

 

 

 

 

 

 

どこまでも続いていました。そして広い!でも、木道から降りると大変なことになってしまうので要注意!!

 

 

 

 

 

 

 

 

日本とは思えない風景ですね。全て湿地です。人を寄せ付けないので動物や魚たちの宝庫!

 

 

 

 

 

 

 

そしてこちら。

なにかわかりますか?

道北旅行で繰り返し、圧倒されてきた「アレ」です。

 

 

 

 

 

 

 

そう、利尻富士です。

実際には画像よりももっとハッキリクッキリ、そして巨大に見えました。

正に道北のシンボル!

 

 

 

 

 

木道は続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてサロベツ原野にも野草が豊富に生息していました。

 

 

 

 

 

 

展望台がありました。登ってみましょう。展望台下の水を見ると、実は湿原にいることを思い出すことができます。

 

 

 

 

 

 

展望台からの風景。

 

 

 

 

 

 

湿原でも北海道の広さを実感。

 

ご覧のサロベツ原野も、道内の他の湿地・湿原と同様に、水位の低下、乾燥化が進んでいます。

湿地の範囲が狭まっています。

人の生活と湿原の保護。

矛盾するようなことではあります。

大都市での自然保護の議論では、自然保護と開発が対極的に連想されますが、これまでご紹介してきた湿原の地域では、まさに自然保護と開発が同時に存在しています。そこで行われているのは、議論や討論で一方を言い負かすことではなく、「共存」です。

いかに人の生活を守りつつ、自然を持続させるか。

「自然」対「文明」の対立の最前線が、湿原地帯にはあります。

自然保護や再生可能エネルギーの「答え」のヒントがあるかもしれませんので、道東や道北の湿原を「汽車で」見に行きましょう!

 

 

 

 

木道はこの後、森の中へと続いていました。なお、この森の地面も湿地です。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の道北旅行の最後の画像です。

湿原の緑や黄色、空の青に雲の白。

理屈抜きでも湿原には、色鮮やかな色彩が溢れています。

全て人工ではなく自然の色です。

 

 

ここまで、道東、道北、留萌や道央など、様々な地域の画像をご紹介してきました。

どこも札幌よりも田舎ですが、なぜか色彩豊かな風景ばかりでした。

北海道では、汽車に少し乗るだけで、絵具を塗ったような風景にすぐに出会うことができます。

もっと汽車に乗って、色々な絵本の風景を見に行きましょう!

☆2019夏の鉄道旅★道北旅行⑮ 最果ての駅

稚内まで戻ってきた加納。

しかしここまでお読みいただいて、気が付いた方もおられるかもしれない。

そう、「鉄道旅」と言っておきながら、鉄道と関係ないことばっかりじゃん!と!!!

ご安心ください。ここで鉄道関連の施設のご紹介になりますので。

稚内の鉄道スポットと言えば、やっぱりこちら!!!

 

 

 

 

 

 

そうです!日本最北の駅、稚内駅です!!

 

 

 

 

 

 

しかし立派な駅舎ですね!

この稚内駅には、JR駅はもちろん、フードコーナーや映画館まで併設されています。マンションもあったかな?

おそらく稚内で最もホットなスポットだと思います。

 

 

 

 

すみません、いきなり駅舎内の様子です。

 

 

 

 

 

 

「最北端の線路」の表示を発見!!

 

 

 

 

 

 

 

ではホームへ行ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

これが稚内駅のホームです!

一つのみ!!

 

 

 

 

 

 

 

駅表示も片方のみ!

ちなみに「南稚内」の駅で、ウルフルズか誰かのMVが撮影されていたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

そして全国の皆さんが気になる、あっちは?

 

 

 

 

 

 

ここですね!

そう、レールの終わる場所。

 

 

 

 

 

 

 

全国の皆さん、これが線路の「北の最果て」です!

今回の鉄道シリーズでは、増毛駅の留萌本線終端、根室駅での根室本線の終端などをご紹介してきました。

とくに根室駅が「日本で最も東の終端」でしたが、今回は「日本最北の駅」であり、「最北の終端」です。

皆さんの最寄りの駅にあるレールも、全てここにつながっています!!

 

 

 

 

 

 

 

そして日本最北を証明する表示。

 

 

 

 

 

 

 

そして日本「最南端」路線の終着駅として有名な枕崎駅と、姉妹関係にあるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

その枕崎駅まで3100キロ離れているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして正真正銘の「最南端駅」である西大山駅からは3068キロ離れている!

 

枕崎駅と西大山駅の関係ですが、根室本線の根室駅と東根室駅の関係と同じ。

根室駅が最終端だけど、一から言えば東根室が最も東、ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京からはこれだけはなれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この先に、東京、大阪、そして西大山駅があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

駅の外にも何やらありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

最北端線路の標識でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の最北端で、夏の一日を過ごしました。